ダンベルキックバック
Dumbbell Kickback
【概要】 | |
別名 トライセップス・キックバック(triceps kickback) | |
ターゲット メイン:上腕三頭筋 | |
レベル 初級から中級 | |
必要器具
|
ダンベルキックバックの基本的な方法と正しいフォーム・効果を高めるやり方のコツ・安全と注意事項・応用編(他の方法・初心者・女性でもできる方法)について詳しく解説していきます。
またダンベルキックバックは、別名トライセップス・キックバック(triceps kickback)とも言われ、本記事では名前を統一して、「ダンベルキックバック」で解説していきます。
SNSやブログ等で紹介してもらえるとうれしいです。
目次
- 1 基本的な方法
- 2 ダンベルキックバックの効果を高めるコツ
- 3 トライセプスエクステンションとの違い
- 4 効果と発達する筋肉部位
- 5 応用編
- 5.1 応用①スタンディング ダンベルキックバック
- 5.2 応用②ダンベルトライセップエクステンション
- 5.3 応用③トライセップエクステンション
- 5.4 応用④ライイングトライセップエクステンション
- 5.5 応用⑤ライイングダンベルトライセップエクステンション
- 5.6 応用⑥シーテッドダンベルトライセップエクステンション
- 5.7 応用⑦トライセッププッシュダウン
- 5.8 応用⑧トライセップローププッシュダウン
- 5.9 応用⑨ケーブルオーバーヘッドトライセップエクステンション
- 5.10 応用⑩マシントライセップエクステンション
- 5.11 応用⑪リバースグリップトライセッププッシュダウン
- 5.12 応用⑫ディップス
- 5.13 応用⑬シーテッドディップマシン
- 6 おすすめの器具
- 7 トレーニング後のケア
- 8 安全と注意事項
- 9 よくある質問
基本的な方法
タップしてフィットネス動画を見る
ダンベルキックバックは、片手をベンチなどに置き、もう片方の手でダンベルを持ち上げる筋肉トレーニングです。
単関節運動に分類されるトレーニングで、ベンチプレスなどの多関節運動と異なり、複数の関節を動かすことはありません。
そのため、単関節運動は効果範囲がやや狭いものの、一方で動き自体は比較的シンプルです。
さらに、複数の部位に負荷が分散せず、軽めのダンベルでも十分に効果が期待できるため、筋肉トレーニング初心者に向いています。
自重トレーニングから、ダンベルなどの道具を使用するウェイトトレーニングへのステップアップを検討している場合、まず単関節運動のダンベルキックバックに挑戦してみるのも手です。
ダンベルキックバックは、ベンチとダンベルがあれば自宅でもできるトレーニングです。
気軽にできるのがメリットですが、一方で、ちょっとしたやり方の違いで効果がアップしたり、逆に意味のないものになってしまったりします。
フォームと動作の正しいやり方をチェックしてみましょう。
スタートポジション
どの筋肉トレーニングでもフォームは大事ですが、ダンベルキックバックはフォームによって筋肉への負荷に大きな差が生まれるので、特に気をつけたいところです。
必要なものはダンベルと、ある程度大きめなベンチで、右手でダンベルを持つ場合は、左手と左膝をベンチに、左手でダンベルを持つ場合は右手と右膝をベンチに乗せます。
体はベンチや床と完全に平行にするのではなく、20度から30度ほど角度をつけて、頭をやや上の位置に持ってくるのがポイントです。
ダンベルを持つ方の腕は、肘の角度を90度に、肘から先を地面の方に向けている状態にします。
その状態でダンベルを握れば準備は完了ですが、慣れないうちはフォームの間違いが起こりやすいので、鏡を活用するなり、誰かに見てもらうなりして、フォームの間違いがないかチェックしていくことが欠かせません。
動作手順
- スタートポジションの状態から、肘を固定して、ダンベルを後ろの方、体に近づけるように持ち上げていきます。
- しっかりと肘を伸ばしたら、そこから元の位置までダンベルを戻していけばOKで、フォームはやや難しいものの動き自体は極めてシンプルです。
呼吸
力を入れる動作に息を吐き、戻すときに吐くきます。
ダンベルを上げる時に息を吐き、下ろす時に吸うように意識します。
回数・セット数・重量
スタートポジションからダンベルを持ち上げ、元の位置に戻すまでを1回として、1セット15回のトレーニングを3セット行うのが基本です。
セット間のインターバルの理想は1分間ですが、慣れないうちはインターバルを1分30秒くらいにしても問題ありません。
1セット10回の3セットで限界が来るように、ダンベルを重くして、筋肉の発達をより促す方法もあります。
しかし、最初のうちは1セット15回、計3セットの基本の回数で筋肉を鍛えていくのが無難です。
慣れていない場合は無理をせず、軽めの重さで設定したり、回数を少なくしてください。
正しいフォームを意識して徐々に慣れていくことが大切です。
慣れてきたら、以下のように「総負荷量」で筋肥大を目指しましょう。
ちなみにですが、私の場合ですとダンベルキックバックは、以下のような総負荷量の回数でセットを組んでいます。
中級者以上の参考「総負荷量」 (回数・重量・セット数) | |
1セット | 12RM |
2セット | 9RM |
3セット | 6RM |
4セット | 3RM |
5セット | 6RM |
6セット | 18RM |
※「RM」とはRepetition Maximum(最大反復回数)の略語。
ある一定の重さに対し、何回反復できるかにより、自分の限界となる運動強度を判断する方法。
セット間のインターバル休憩時間については、こちらの記事も参考にしてください。
筋トレの頻度は週2を目安に行うことで筋肥大効果が得られます。
ダンベルキックバックの重量の目安
それぞれ、以下のレベルの人を対象して、重量の目安表を示します。
- 初心者:1ヶ月以上トレーニングした人
- 初級者:6ヶ月以上トレーニングした人
- 中級者:2年以上トレーニングした人
- 上級者:5年以上トレーニングした人
- エリート:アスリート
なお、こちらのデータは海外のサイト「STRENGTH LEVEL (強度レベル)」を参照しました。また、こちらの数値は正しいフォームで1回だけ挙げられる最大重量(1RM)を示しています。
自分の体重とウェイトトレーニングの経験から、ダンベルキックバック重量の目安がわかります。
男性の体重別ダンベルキックバック基準(kg)
ダンベルの重量は1つのダンベル用で、バーの重量を含みます。通常は2 kg /4.4lbです。
体 重 | 初心者 | 初級者 | 中級者 | 上級者 | エリート |
50 | 1 | 5 | 12 | 20 | 31 |
55 | 2 | 6 | 13 | 22 | 33 |
60 | 3 | 7 | 14 | 24 | 35 |
65 | 3 | 8 | 15 | 25 | 37 |
70 | 4 | 9 | 17 | 27 | 39 |
75 | 4 | 10 | 18 | 29 | 41 |
80 | 5 | 11 | 19 | 30 | 43 |
85 | 5 | 11 | 20 | 31 | 44 |
90 | 6 | 12 | 21 | 33 | 46 |
95 | 7 | 13 | 22 | 34 | 48 |
100 | 7 | 14 | 23 | 35 | 49 |
105 | 8 | 15 | 24 | 37 | 50 |
110 | 8 | 15 | 25 | 38 | 52 |
115 | 9 | 16 | 26 | 39 | 53 |
120 | 9 | 17 | 27 | 40 | 54 |
125 | 10 | 18 | 28 | 41 | 56 |
130 | 10 | 18 | 29 | 42 | 57 |
135 | 11 | 19 | 30 | 43 | 58 |
140 | 11 | 20 | 31 | 44 | 59 |
女性の体重別ダンベルキックバック基準(kg)
ダンベルの重量は1つのダンベル用で、バーの重量を含みます。通常は2 kg /4.4lbです。
体 重 | 初心者 | 初級者 | 中級者 | 上級者 | エリート |
40 | 1 | 4 | 7 | 11 | 17 |
45 | 2 | 4 | 8 | 12 | 18 |
50 | 2 | 5 | 9 | 14 | 19 |
55 | 3 | 6 | 10 | 15 | 20 |
60 | 3 | 6 | 10 | 16 | 22 |
65 | 4 | 7 | 11 | 16 | 23 |
70 | 4 | 7 | 12 | 17 | 24 |
75 | 4 | 8 | 12 | 18 | 25 |
80 | 5 | 8 | 13 | 19 | 26 |
85 | 5 | 9 | 14 | 20 | 26 |
90 | 6 | 9 | 14 | 20 | 27 |
95 | 6 | 10 | 15 | 21 | 28 |
100 | 6 | 10 | 16 | 22 | 29 |
105 | 7 | 11 | 16 | 23 | 30 |
110 | 7 | 11 | 17 | 23 | 30 |
115 | 7 | 12 | 17 | 24 | 31 |
120 | 8 | 12 | 18 | 24 | 32 |
ダンベルキックバックの効果を高めるコツ
先に書いたように、ダンベルキックバックはフォームの間違いが起こりやすいので、正しいフォームの癖をつけるのが、効率よく筋肉を発達させるためのコツです。
ダンベルキックバックは、ダンベルさえあれば、パーソナルトレーナーもなしで、自宅でも行えるトレーニングです。
しかし、きちんとコツを押さえておかないと、せっかくのトレーニングの効果が下がってしまうこともあります。
コツさえ覚えておけば、自分でも正しいフォームで鍛えられます。
コツ①肘が下がってはいけない
ダンベルの上げ下げを繰り返していくうちに、肘の位置が下がってくるというのが、定番の失敗例として挙げられます。
肘の位置を一定にするというのは最も重要なコツで、ここがうまくできていないと、筋肉に効率よく負荷をかけることはできません。
いくら意識しても肘が自然と下がってくる場合、ダンベルの重量が適正ではない可能性があります。
単関節運動はフォームさえしっかりしていれば、やや軽めのダンベルでも十分に効果があるので、無理に重たいダンベルを選ぶ必要はありません。
最後までしっかり肘を固定できる重さのダンベルを選ぶことが、効率のよいトレーニングにつながります。
コツ②力の維持を忘れずに
ダンベルを持ち上げることにのみ集中して、ダンベルを元の位置に戻す際に力を抜いてしまうのも典型的な失敗例です。
力を抜くと、重力の影響もあって自然とダンベルは元の位置に戻りますが、反動により肉体的なトラブルを招く恐れがあるので危険です。
また、筋肉に負荷をかけるチャンスを逃しているという意味でも、よい行動ではありません。
ダンベルを元の位置に戻す際、力を維持しながら、ゆっくりと元の位置に戻すことで、筋肉により負荷をかけられます。
コツ③トレーニング中は背中を丸めない
肉体的なトラブルを避けるため、背中を丸めないようにすることも非常に重要なポイントです。自重を利用した筋肉トレーニングでも背中を丸めるのは基本的にNGですが、ダンベルやバーベルを使用するウェイトトレーニングで背中を丸めてしまうと、背中や腰に大きな負荷がかかるため、肉体的なトラブルを招きかねません。ダンベルキックバックでも同様の恐れがあるので、背中を丸めることのないよう気をつける必要があります。
コツ④反動を利用しない
ウェイトトレーニングにおけるもう1つのNG項目がチーティングで、これは反動を使用してダンベルやバーベルを持ち上げることです。
チーティングを使用すると、重めのダンベルやバーベルを持ち上げられるようになります。
しかし、反動を使用すると、他の部位に負荷が分散するため、結局のところ劇的に効果が高まるわけではありません。
それでいて、背中を丸める場合と同様に、余計な負荷がかかりトラブルにつながるリスクが高まるので、反動を使用するのはNGです。
トライセプスエクステンションとの違い
ダンベルキックバックで鍛えられる筋肉は二の腕の上腕三頭筋ですが、トライセプスエクステンションも、同じく上腕三頭筋を鍛えられるウェイトトレーニングです。
ただ、やり方はだいぶ異なり、トライセプスエクステンションではベンチに仰向けになった状態からバーベル、もしくはダンベルを両手で上に持ち上げていきます。
後述するように、上腕三頭筋は長頭と短頭の2つに分けられますが、トライセプスエクステンションは長頭に負荷を与えやすいのがメリットです。
一方、ダンベルキックバックも長頭に負荷を与えることはできますが、どちらかと言えば短頭の方に負荷を与えやすいトレーニング方法です。
上腕三頭筋を鍛えられるという点は共通しているものの、効果が出やすい場所はそれぞれ違うので、目的にあわせて両者をうまく使い分けてください。
効果と発達する筋肉部位
先に書いたように、単関節運動は効果範囲がさほど広くはなく、ダンベルキックバックにより発達が期待できる部位は二の腕の上腕三頭筋のみです。
ダンベルキックバックは、狙う筋肉がピンポイントで定まっているので、目的意識がはっきりしやすいです。
その効果をチェックしてみましょう。
肥大化部位上腕三頭筋の長頭や短頭が発達する
上腕三頭筋は複数の筋肉の総称で、上腕三頭筋の筋肉は長頭と短頭の2つに大きく分けられます。長頭は肩付近から肘付近までを覆っている非常に大きな筋肉で、主な役割は肘の曲げ伸ばし、上腕部分を後ろに引く動きのサポートなどです。短頭は外側頭と内側頭の2つに大きく分けられ、いずれも肘の曲げ伸ばしに関わっています。
上腕三頭筋の機能について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考に読んでみてください。
効果①太く立派な上腕を作れる
長頭を鍛えることによるメリットとして挙げられるのが、上腕部分を太く見せられる点です。
上腕の筋肉と言えば、力こぶでおなじみの上腕二頭筋の方をイメージする人も多いでしょうが、実は上腕三頭筋の方が筋肉の量が多いため、上腕三頭筋にアプローチすれば効率よく筋肉量を増やすことができます。長頭は上腕三頭筋の中でも特に大きな筋肉のため、太く立派な上腕を作り上げたいのであれば、ダンベルで長頭部分に負荷をかけていくのが効果的です。
効果②二の腕の見栄えを改善
太い上腕を作り上げるためには、相当なトレーニングが必要ですが、引き締める程度であれば比較的ハードルは低めです。
二の腕部分は普段あまり使われることがなく、衰えやすい筋肉なので、たるんで見栄えが悪くなることも珍しくはありません。
引き締めて見栄えを改善させたいのであれば、長頭部分よりも人目に触れやすい短頭部分を鍛えたいところです。
ダンベルキックバックは短頭部分の方に負荷をかけやすいので、二の腕の見栄えの改善に向いています。
応用編
ダンベルキックバックを応用したやり方もご紹介します。
上腕三頭筋を違った角度で攻めたい方はぜひこちらのトレーニング種目も参考にしてみてください。
また、女性や初心者で筋力がない方でも行える鍛え方もあります。
応用①スタンディング ダンベルキックバック
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用②ダンベルトライセップエクステンション
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用③トライセップエクステンション
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用④ライイングトライセップエクステンション
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑤ライイングダンベルトライセップエクステンション
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑥シーテッドダンベルトライセップエクステンション
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑦トライセッププッシュダウン
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑧トライセップローププッシュダウン
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑨ケーブルオーバーヘッドトライセップエクステンション
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑩マシントライセップエクステンション
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑪リバースグリップトライセッププッシュダウン
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑫ディップス
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑬シーテッドディップマシン
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
おすすめの器具
ダンベルキックバックを行うにあたって以下の器具が必要です。
その中でも私が使ってよかったと実感している器具を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダンベル
ダンベルは、重さが固定式のダンベルと可変式ダンベルがあります。
私が使用しているのは、可変式ダンベルです。
ダンベルキックバックは、ダンベルベンチプレスより軽い重量で筋トレすることになります。
また部位や方法によって重さが変わり、複数の重さが必要になります。
「総負荷量」トレーニングにおいても重量負荷の増減は欠かせません。
そこで便利なのが可変式ダンベルです。
可変式のダンベルは簡単に重さを調節でき、複数のダンベルを置く必要がないので省スペース・省コストです。
自宅ジムをする方にはおすすめのダンベル器具です。
可変式ダンベルのおすすめも下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
ベンチ台(インクラインベンチ)
ベンチ台もインクラインベンチ(可変式)が便利です。
ベンチ台の角度が調節できる方が汎用性があり、さまざまなトレーニングに活かすことができます。
インクラインダンベルフライ ・デクラインベンチプレスのようなベンチに傾斜をつけて、大胸筋上部・下部をピンポイントに鍛えることができます。
自宅ジムをする方には下へ傾斜ができるインクラインベンチ(可変式ベンチ台)は、必須ですね。
インクラインベンチのおすすめも下記の記事で紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。
グリップグローブ
器具を使う際に、グローブの着用を推奨しています。
グリップグローブは器具との滑りを防止してくれるため、安全に筋トレに励むことができます。
また、グリップ力が高いグローブをつけることで、余分な握力を使わず、狙った筋肉へトレーニングすることができます。
そして、何より手の平を守ってくれます。
グリップグローブを使わずに、筋トレや鉄棒などを行っていると、マメが出来たり、指や手の平の皮が硬くなってしまいます。
安全性と機能性を考えてグリップグローブを使用した筋トレをおすすめします。
お手頃で丈夫なグリップグローブのおすすめも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
トレーニング後のケア
トレーニング後のストレッチケアも大切です。
疲労を残さないことが、長く続けられる秘訣です。
ケア方法として、マッサージとストレッチの順番もポイントです。
基本的にマッサージを行ってから、ストレッチをした方が筋肉はほぐれます。
急に筋トレで縮んだ筋肉を伸ばすより、一旦、手でマッサージをしたり、フォームローラーを利用してほぐしてから、ゆっくりストレッチで伸ばしていきましょう。
今回ご紹介したトレーニングは、主に腕の筋肉です。
ダンベルキックバックをした後の上腕三頭筋をしっかりケアしておきましょう。
腕のケア①ローラーで上腕三頭筋の筋膜リリース!
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_MVI_1076)
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
北野 優旗
セルフでほぐすのにはグリッドフォームローラーがおすすめです!
カラダの部位に合わせていろいろな使い方ができて、気持ちいいです!
背中をほぐす筋膜リリース
使い方、特徴、機能性など、もっと詳しく商品を知りたい方は、下のページで紹介していますので、参考に読んでみてください↓↓↓
腕のケア②二の腕引き締めストレッチ!
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#106)
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 15秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
腕のケア③壁を使って二の腕ストレッチ
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#84)
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 | 片側10秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
安全と注意事項
ダンベルキックバックは、すべてのレジスタンスエクササイズと同様に、効果と安全性のために正しいフォームとテクニックを必要とします。
次の安全と注意事項は、ダンベルキックバックを正しく行い、怪我のリスクを減らすのに役立ちます。
- ウェイト選びと進行
適切な重量を選び、自分のトレーニングレベルに合わせて進行します。重すぎるとフォームが崩れる可能性があります。
初めての場合は軽いウェイトから始め、徐々に負荷を増やしていきましょう。 - フォームの注意点
スタンスは、片足を前に出して軽く膝を曲げ、もう片方の足は後ろに引いて安定した姿勢を保ちます。
腰は軽く前に傾け、背中を平らに保ちます。背骨は中立の位置をキープしましょう。
上腕は体と平行に保ち、肘を90度に曲げます。肘を固定し、腕だけを動かすよう心掛けます。 - 動作の実施
腕を体の横に引きながら、肘を固定したまま手首を伸ばします。この際、上腕が体と平行になるように注意します。
手首を伸ばす際に、肘が動かないように意識しましょう。肘を動かすとトライセップの運動効果が減少します。 - 呼吸法
呼吸は正確かつ一貫したリズムで行います。通常は、重さを持ち上げる際に吸い込み、戻す際に吐きます。
呼吸をコントロールすることで、適切な安定感を維持しやすくなります。 - 負荷の調整
エクササイズ中に無理な力をかけず、無理なくコントロールできる範囲で行います。
疼痛や違和感がある場合は、トレーニングを中止し、適切なアプローチを検討します。 - ウォームアップとクールダウン
エクササイズを行う前にウォームアップをしっかり行い、関節と筋肉を準備します。
エクササイズ終了後には、トライセップと関連する筋肉のストレッチを行うことで、柔軟性を保ちます。 - トレーニングプログラム
ダンベルキックバックはトレーニングプログラムの一部として取り入れることをおすすめします。バリエーションを含めて継続的に行うことで、トライセップの強化が期待できます。
よくある質問
質問
「ダンベルキックバック」はどの部位を主に鍛えるエクササイズなんですか?
北野 優旗
「ダンベルキックバック」は主にトライセップ(上腕三頭筋)を重点的に鍛えるエクササイズです。トライセップは腕を伸ばす動作に関与する筋肉で、アームバル(上腕二頭筋)と並んでアームの外観や力強さに大きな影響を与えます。
質問
ダンベルキックバックを効果的に行うためのフォームのポイントは何ですか?
北野 優旗
正しいフォームが非常に重要です。足を前後に分けて安定したスタンスを取り、片足を前に出して軽く膝を曲げ、もう片方の足は後ろに引いて姿勢を保ちます。上腕を体と平行に保ちつつ、肘を90度に曲げます。肘を固定し、腕だけを動かすようにして、ダンベルを後ろにキックバックします。
質問
どのくらいの重さのダンベルを使うのが適切ですか?
北野 優旗
適切な重さは個人によって異なりますが、一般的なガイドラインとして、最初は軽めのダンベルから始めて徐々に重さを増やしていくことをおすすめします。十分な負荷を感じるような重さで、正しいフォームを保ちながら行うことが重要です。フォームが崩れるような重さは避けてください。
質問
ダンベルキックバックの代わりに使える他のトライセップエクササイズはありますか?
北野 優旗
もちろんです。他のトライセップエクササイズとしては、ダイアモンドプッシュアップ、トライセップディップス、クローズドグリップベンチプレスなどがあります。バラエティ豊かなエクササイズを取り入れることで、トライセップを幅広く鍛えることができます。
質問
女性でもダンベルキックバックを行ってトライセップを鍛えることはできますか?
北野 優旗
もちろんです!ダンベルキックバックは性別に関係なく、トライセップを鍛える効果的なエクササイズです。女性でもトライセップを引き締めるために取り入れることができます。適切な重さを選び、正しいフォームで行うことが大切です。
コメント