リストカールの基本的な方法と正しいフォーム・効果を高めるやり方のコツ・安全と注意事項・応用編(他の方法・初心者・女性でもできる方法)について詳しく解説していきます。
またリストカールは、別名ダンベルリストカール(Dumbbell Wrist Curl)とも言われ、本記事では名前を統一して、「リストカール」で解説していきます。
SNSやブログ等で紹介してもらえるとうれしいです。
基本的な方法
タップしてフィットネス動画を見る
リストカールは、ダンベルを持ちながら内側へ向けて手首の屈筋群を収縮させて繰り返し動かすことにより、前腕筋群を鍛えるトレーニングです。
前腕は屈筋と伸筋合わせて20種類以上の筋肉で構成されており、リストカールはこれらの筋肉をまんべんなく鍛えることができます。
リストカールではダンベルの代わりにバーベルを使うことも可能です。
これにより、両腕を同時に鍛えられるだけでなく、負荷をアップさせて、筋肥大効果を一層高めることができます。
スタートポジション

スタートポジション
ダンベルを使ってトレーニングを行う場合、テーブルなど適切な高さの台に片腕を置き、バーベルを逆手で持ちます。
ただし、手首から先は台に接していない状態にしましょう。
もう片方の腕でバーベルを持っている腕の真ん中あたりを押さえて動かないように固定したら準備完了です。
バーベルを使う場合は、椅子に座って両膝の上にそれぞれ腕を逆手に構えた状態でバーベルを持ちます。この時、足を開きすぎると上腕筋が働いてしまい効果的なトレーニングがしにくくなるので、肩幅程度、もしくはそれよりもやや狭い範囲に調整しましょう。どちらのおもりを使う場合でも、ジムにいるのであればベンチプレスを行うための台を活用すると簡単です。
動作手順

動作手順
-
ダンベルを使用する場合、テーブルや台から手首より下の前腕部が離れないように注意しながら、ゆっくりと手首を内側に巻き込んでいきます。
-
これ以上曲がらないところまで引き付けたら、再びゆっくりと力を抜いてスタートポジションへ戻るようにしましょう。
バーベルを使っているときは、同じく膝や台から手首より下の前腕部が浮かないように気を付けながら、両腕の手首を同じペースで手前側に巻き込んでいきます。十分に引き付けることができたら、ゆっくり手首を外側に戻していきましょう。
呼吸

呼吸方法
ダンベルやバーベルを内側に引き付けて前腕部に負荷がかかるタイミングでゆっくりと息を吐いていきます。そこからスタートポジションへ戻っていくときにゆっくりと息を吸いましょう。
回数・セット数・重量
ダンベルを使ってリストカールをする場合、筋トレの初心者は1セット10回で3セットを目指すとよいでしょう。
すでに手首の筋トレをある程度やってきている人は1セット15回に増やしてみましょう。ただし、セット数は常に3セットが目安です。
バーベルを使用するなら、初心者は1セット5回もしくはそれ未満でも構いません。
筋トレに慣れている人は1セット10回を目標にできます。いずれの場合もセット数は3セットです。
慣れていない場合は無理をせず、軽めの重さで設定したり、回数を少なくしてください。
正しいフォームを意識して徐々に慣れていくことが大切です。
慣れてきたら、以下のように「総負荷量」で筋肥大を目指しましょう。
ちなみにですが、私の場合ですとリストカールは、以下のような総負荷量の回数でセットを組んでいます。
中級者以上の参考「総負荷量」 (回数・重量・セット数) |
|
1セット | 12RM |
2セット | 9RM |
3セット | 6RM |
4セット | 3RM |
5セット | 6RM |
6セット | 18RM |
※「RM」とはRepetition Maximum(最大反復回数)の略語。
ある一定の重さに対し、何回反復できるかにより、自分の限界となる運動強度を判断する方法。
セット間のインターバル休憩時間については、こちらの記事も参考にしてください。
筋トレの頻度は週2を目安に行うことで筋肥大効果が得られます。
リストカールの重量の目安
それぞれ、以下のレベルの人を対象して、重量の目安表を示します。
- 初心者:1ヶ月以上トレーニングした人
- 初級者:6ヶ月以上トレーニングした人
- 中級者:2年以上トレーニングした人
- 上級者:5年以上トレーニングした人
- エリート:アスリート
なお、こちらのデータは海外のサイト「STRENGTH LEVEL (強度レベル)」を参照しました。また、こちらの数値は正しいフォームで1回だけ挙げられる最大重量(1RM)を示しています。
自分の体重とウェイトトレーニングの経験から、リストカール重量の目安がわかります。
男性の体重別リストカール基準(kg)
ダンベルの重量は1つのダンベル用で、バーの重量を含みます。通常は2 kg /4.4lbです。
体 重 | 初心者 | 初級者 | 中級者 | 上級者 | エリート |
50 | 1 | 6 | 18 | 34 | 55 |
55 | 1 | 8 | 20 | 37 | 59 |
60 | 2 | 9 | 22 | 40 | 62 |
65 | 3 | 10 | 23 | 42 | 65 |
70 | 3 | 11 | 25 | 45 | 68 |
75 | 4 | 13 | 27 | 47 | 71 |
80 | 4 | 14 | 29 | 49 | 74 |
85 | 5 | 15 | 30 | 51 | 77 |
90 | 6 | 16 | 32 | 54 | 79 |
95 | 6 | 17 | 34 | 56 | 82 |
100 | 7 | 18 | 35 | 57 | 84 |
105 | 8 | 19 | 37 | 59 | 86 |
110 | 9 | 20 | 38 | 61 | 88 |
115 | 9 | 21 | 39 | 63 | 91 |
120 | 10 | 22 | 41 | 65 | 93 |
125 | 10 | 23 | 42 | 66 | 95 |
130 | 11 | 24 | 43 | 68 | 97 |
135 | 12 | 25 | 45 | 69 | 98 |
140 | 12 | 26 | 46 | 71 | 100 |
女性の体重別リストカール基準(kg)
ダンベルの重量は1つのダンベル用で、バーの重量を含みます。通常は2 kg /4.4lbです。
体 重 | 初心者 | 初級者 | 中級者 | 上級者 | エリート |
40 | 1 | 4 | 8 | 13 | 19 |
45 | 2 | 5 | 9 | 14 | 21 |
50 | 2 | 5 | 10 | 15 | 22 |
55 | 3 | 6 | 11 | 17 | 23 |
60 | 3 | 7 | 12 | 18 | 25 |
65 | 4 | 7 | 12 | 19 | 26 |
70 | 4 | 8 | 13 | 20 | 27 |
75 | 5 | 9 | 14 | 21 | 28 |
80 | 5 | 9 | 15 | 21 | 29 |
85 | 5 | 10 | 15 | 22 | 30 |
90 | 6 | 10 | 16 | 23 | 31 |
95 | 6 | 11 | 17 | 24 | 32 |
100 | 7 | 11 | 17 | 25 | 33 |
105 | 7 | 12 | 18 | 25 | 34 |
110 | 7 | 12 | 18 | 26 | 35 |
115 | 8 | 13 | 19 | 27 | 35 |
120 | 8 | 13 | 20 | 27 | 36 |
リストカールの効果を高めるコツ
リストカールの動きそのものは非常にシンプルです。とはいえ、ダンベルの選び方や姿勢などに注意することで、トレーニングの効果は格段にアップします。
リストカールはダンベルさえあれば、パーソナルトレーナーもなしで、自宅でも行えるトレーニングです。
しかし、きちんとコツを押さえておかないと、せっかくのトレーニングの効果が下がってしまうこともあります。
コツさえ覚えておけば、自分でも正しいフォームで鍛えられます。
コツ①手首だけに負荷がかかるようにする

手首への負荷を意識
リストカールは名称が示す通り、手首に負荷をかけて筋肥大を促すトレーニングです。
ですから、トレーニング中は前腕部が浮かないよう注意することに加えて、上腕二頭筋や上腕三頭筋の働きによってダンベルを引き付けてしまわないよう注意しておきましょう。
また、トレーニングをする際に椅子や台に深く腰かけて、姿勢を一定に保っておくという点も大切です。
そうすることで、肩や背中などの筋肉がサポートしてダンベルやバーベルを持ち上げてしまい、前腕にほとんど効かないという事態も避けることができます。
コツ②おもりはゆっくり動かす
ダンベルやバーベルはゆっくりと動かしましょう。
そうすることで、前腕の筋肉にしっかりと効かせることができます。
おもりを動かす速度があまりに早いと前腕が浮きやすくなるため、負荷が上腕へと流れてしまい、トレーニングの効果が薄れてしまいます。
加えて、動きが速いと手首にかかる負担が大きくなるため、怪我のリスクが高まるという点も覚えておきましょう。
コツ③おもりの重量はやや軽めを選ぶ
手首の周りは非常に繊細な作りになっており、瞬間的に強い負荷がかかると骨や筋を簡単に痛めてしまいます。
ですから、トレーニングに使用するおもりの重量はやや軽めのものをチョイスして、怪我のリスクコントロールをしましょう。
一度試しにダンベルやバーベルを持ってみて、重すぎると感じたら無理に続行せず、より軽いものへすぐに変更します。
負荷がそれほど大きくなくても、定期的にトレーニングを行っていくことで前腕の筋肉はしっかりと育っていくという点を銘記しておきましょう。
リバースリストカールとの違い

リバースリストカール
リバースリストカールとの大きな違いはスタートポジションにあります。
リバースリストカールではスタートの段階で、手首を下に向けた順手でダンベルもしくはバーベルをつかみます。
そのため、手首を内側に引き付けるタイミングではなく、外側へ反らせて持ち上げる際に筋肉が強く収縮するというのが大きな違いとなるわけです。
トレーニング中にゆっくりとおもりを動かすことや、あまり大きな重量のおもりを使わないという点は共通しています。
注意すべき点として、順手になっているということはトレーニング中握力が下がった瞬間にダンベルやバーベルが落下してしまう危険がより大きいというポイントが挙げられます。
ですから、足元や周囲の状況をよく確認しながらこのトレーニングを行いましょう。
効果と発達する筋肉部位
リストカールによって手のひら全体にある筋肉、および手首から前腕全体にかけて複数の筋肉を効率よく鍛えることができます。
肥大化部位前腕筋が発達する
手首を内側へ引き付ける動作によって、前腕屈曲筋群(長掌筋、浅指屈筋、尺側手根屈筋、橈側手根屈筋、円回内筋)にしっかりと刺激が入ります。
一方、手首を外側へ向けて動かす際には前腕伸筋群に負荷がかかりパンプアップするはずです。
一連の動作で前腕にあるほぼすべての筋肉に筋肥大を促すことができるため、前腕を育てたい人にとっては大変効率の良いトレーニングということができるでしょう。
長掌筋の機能について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考に読んでみてください。
効果①手首のグリップ力が向上する
リストカールによって手首の周りにある関節を支える筋肉が大きくなりますから、結果として手首のグリップ力が向上します。
関節が強化されることで、非常に負荷の大きいトレーニングをする際に怪我や事故が起きるリスクが大きく低下します。
デッドリフトやハイクリーン、ダンベルベンチプレスなどをしている時に、何かのはずみで手が滑っておもりなどが落下してしまうという危険が低下するのは非常に望ましいことといえるでしょう。
効果②握力がアップする
リストカールではダンベルやバーベルを手のひらでしっかりとつかむ必要があります。
握力は前腕の筋力に大きく依存しているため、このトレーニングで前腕筋群が育てば育つほど、握力もアップしていくという効果が期待できるのです。
効果③手元の見栄えが非常に良くなる
このトレーニングによって前腕が徐々に大きくなってくると、ひじから手先までの見栄えが非常に良くなります。
袖をまくった時や半袖になった時などに、引き締まった逞しい前腕筋群が現れると周囲の人からはとてもかっこよく見えるはずです。
また、腕周りが細いデザインの服を着た時にも、パンプアップした前腕のふくらみがはっきりと見えるので非常に印象的です。
応用編
リストカールを応用したやり方もご紹介します。
前腕筋群を違った角度で攻めたい方はぜひこちらのトレーニング種目も参考にしてみてください。
応用①リバースリストカール

リバースリストカール
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
|
応用②シーテッドニュートラルリストカール
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
|
応用③リバーススタンディングリストカール
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
|
応用④リストスピネーション
リストスピネーションは、前腕を回転させ、手首を左右に回す動きを行います。これにより、前腕の外転筋と内転筋が鍛えられます。
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
1セットで10〜15回のリピティションを行い、2〜3セットのセットを行うことが一般的です。 |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑤バーベルリバースリストカール
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
左右に10回×3セット (初心者向け) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑥ダンベルプロネーション
ダンベルを手に持ち、腕を伸ばした状態から手首をプロネーションさせ、ダンベルを上に向けます。これを制御された動きで行います。ウェイトを使って重さを調整できます。
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
1セットで10〜15回のリピティションを行い、2〜3セットのセットを行うことが一般的です。 |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
おすすめの器具
リストカールを行うにあたって以下の器具が必要です。
その中でも私が使ってよかったと実感している器具を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダンベル

固定式ダンベル
ダンベルは、重さが固定式のダンベルと可変式ダンベルがあります。
私が使用しているのは、可変式ダンベルです。
リストカールは、ダンベルベンチプレスより軽い重量で筋トレすることになります。
また部位や方法によって重さが変わり、複数の重さが必要になります。
「総負荷量」トレーニングにおいても重量負荷の増減は欠かせません。
そこで便利なのが可変式ダンベルです。

可変式ダンベル
可変式のダンベルは簡単に重さを調節でき、複数のダンベルを置く必要がないので省スペース・省コストです。
自宅ジムをする方にはおすすめのダンベル器具です。
可変式ダンベルのおすすめも下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
ベンチ台(インクラインベンチ)

インクラインベンチ(可変式)
ベンチ台もインクラインベンチ(可変式)が便利です。
ベンチ台の角度が調節できる方が汎用性があり、さまざまなトレーニングに活かすことができます。

可変式ベンチ台の調整
インクラインダンベルフライ ・デクラインベンチプレスのようなベンチに傾斜をつけて、大胸筋上部・下部をピンポイントに鍛えることができます。
自宅ジムをする方には下へ傾斜ができるインクラインベンチ(可変式ベンチ台)は、必須ですね。
インクラインベンチのおすすめも下記の記事で紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。
グリップグローブ

ダンベル使用の際はグリップグローブがおすすめ
器具を使う際に、グローブの着用を推奨しています。
グリップグローブは器具との滑りを防止してくれるため、安全に筋トレに励むことができます。
また、グリップ力が高いグローブをつけることで、余分な握力を使わず、狙った筋肉へトレーニングすることができます。
そして、何より手の平を守ってくれます。
グリップグローブを使わずに、筋トレや鉄棒などを行っていると、マメが出来たり、指や手の平の皮が硬くなってしまいます。

おすすめのグリップグローブ
安全性と機能性を考えてグリップグローブを使用した筋トレをおすすめします。
お手頃で丈夫なグリップグローブのおすすめも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
トレーニング後のケア
トレーニング後のストレッチケアも大切です。
疲労を残さないことが、長く続けられる秘訣です。
ケア方法として、マッサージとストレッチの順番もポイントです。
基本的にマッサージを行ってから、ストレッチをした方が筋肉はほぐれます。
急に筋トレで縮んだ筋肉を伸ばすより、一旦、手でマッサージをしたり、フォームローラーを利用してほぐしてから、ゆっくりストレッチで伸ばしていきましょう。
今回ご紹介したトレーニングは、主に【胸】の筋肉です。
リストカールをした後の前腕筋群をしっかりケアしておきましょう。
前腕のケア①ローラーで前腕の筋膜リリース
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_MVI_1079)
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
北野 優旗
セルフでほぐすのにはグリッドフォームローラーがおすすめです!
カラダの部位に合わせていろいろな使い方ができて、気持ちいいです!

背中をほぐす筋膜リリース
使い方、特徴、機能性など、もっと詳しく商品を知りたい方は、下のページで紹介していますので、参考に読んでみてください↓↓↓
前腕のケア②前腕の屈曲筋ストレッチ
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#75)
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
15秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
|
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
前腕のケア③手首・腕を柔らかくするストレッチ
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#40)
姿勢 |
|
方法 |
|
回数 |
30秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント | |
効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
安全と注意事項
リストカールは、すべてのレジスタンスエクササイズと同様に、効果と安全性のために正しいフォームとテクニックを必要とします。
次の安全と注意事項は、リストカールを正しく行い、怪我のリスクを減らすのに役立ちます。
- 姿勢を正しく保つこと:背筋を伸ばし、腹筋を締め、腕を自然な位置に下ろして立つようにします。
- 肘を固定すること:上腕部の肘を体の脇に固定し、腕の振り幅が大きくなりすぎないようにします。
- 重量を適切に選ぶこと:自分の能力に合った重さのダンベルを選びます。初めての場合は軽めの重さから始め、徐々に増やしていきましょう。
- 腕をゆっくりと上げ下げすること:腕を力強く上げるだけでなく、ゆっくりと下ろすことも重要です。筋肉を最大限に刺激するためには、上げ下げの動作をコントロールする必要があります。
- 上腕をしっかりと緊張させること:上腕二頭筋を意識し、カールの動作中にしっかりと緊張させるようにします。筋肉に意識を集中させることで、より効果的なトレーニングが可能になります。
- 前腕の動きに注意すること:リストカールの際、前腕が動いてしまわないように気をつけましょう。腕のみを使って動作することが重要です。
- 呼吸を意識すること:トレーニング中は正しい呼吸を意識しましょう。通常は、ダンベルを上げる際に吸い込み、下ろす際に吐き出すと良いでしょう。
- 無理をしないこと:筋肉を怪我することなく安全にトレーニングするために、無理な負荷や挙上を避けましょう。自分の体力や限界を理解し、無理のない範囲で行いましょう。
よくある質問
質問
ダンベルリストカールを行うために必要なダンベルの重さはどれくらいですか?
北野 優旗
ダンベルリストカールの適切な重さは、個人のフィットネスレベルや目標によって異なります。一般的には、初心者の場合は約0.9〜2.3キログラム程度の軽いダンベルから始めることが推奨されます。中級者や上級者の場合は、約2.3〜9.1キログラム程度の重さを選ぶことが一般的です。ただし、自分自身に適した重さを見つけるためには、トライアルアンドエラーが必要です。
質問
ダンベルリストカールを行うときのセット数と回数は何回すればいいですか?
北野 優旗
セット数と回数は、個人のフィットネスレベルや目標によって異なります。一般的な目安としては、初心者は2〜3セット、中級者は3〜4セット、上級者は4〜5セットを行うことが推奨されます。
1セットあたりのリップ数については、筋肉の疲労感を感じるまでの回数を行うことが一般的です。一般的な目安としては、8〜12回程度のリップを行います。ただし、重要なのはフォームを維持することですので、フォームが乱れてしまう場合は、負荷を調整する必要があります。
質問
ダンベルリストカールは他の筋肉群にも効果がありますか?
北野 優旗
ダンベルリストカールは、主に前腕筋群(特に腕橈骨筋や腕橈側頭筋)を鍛えるのに効果的ですが、同時に上腕二頭筋(ボディビルでよく知られる「ビギナーズカール」とも呼ばれる)や上腕筋群の一部も刺激します。上腕二頭筋は、ダンベルリストカールの動作中に安定化役割を果たし、負荷をサポートするために働きます。
ただし、ダンベルリストカールは前腕筋群により強く焦点を当てるため、上腕二頭筋への刺激は比較的限定的です。他の上腕二頭筋を重点的に鍛えたい場合は、より多様なエクササイズを組み合わせることがおすすめです。
質問
ダンベルリストカールの代替エクササイズはありますか?
北野 優旗
もしダンベルが使用できない場合やバリエーションを取りたい場合は、以下のような代替エクササイズがあります:
- バーベルリストカール:ダンベルの代わりにバーベルを使用します。手の幅を広めに取ることもできます。
- EZバーカール:曲がったバー(EZバー)を使用します。手首の負担を軽減することができます。
- ケーブルリストカール:ケーブルマシンを使用して、ロープアタッチメントやバーハンドルを持ってリストカールを行います。
- ハンマーカール:手のひらが内側を向くハンマーグリップを使用して、前腕筋を鍛えます。
これらのエクササイズは、ダンベルリストカールと同様の前腕筋群の刺激を与えることができます。トレーニングプログラムに組み込んでバラエティを持たせることで、より全面的な前腕の発達を促すことができます。
コメント