立甲(りっこう)の正しいやり方と肩甲骨が立つメリット

北野 優旗北野 優旗

#骨盤ダイエット #O脚 #ヒップアップ #産後に #大学共同研究 #プレゼントに

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みなさん突然ですが、立甲りっこうってできますか?
聞いたことはあるが、自分はできないという方が大半だと思います。

わたしの経営する「きたの均整院 」のお客様の中でも、立甲りっこうを紹介してその場ですぐにマスターできる人はほとんどいません。

特に運動経験がない方やカラダが硬い方は、すぐに立甲りっこうを完成させることは難しいと思います。
しかし、すぐに立甲りっこうができなくて諦める必要はありません。

この記事で立甲りっこうストレッチプログラム、やり方のコツを紹介しますので、コツコツ行っていくことで、誰でも立甲ができるようになります。

立甲りっこうができるようになることで、たくさんのメリットがあります。
後でしっかり説明しますが、肩こり解消だけでなく、スポーツに活かして競技力向上につなげることも可能です。私の場合、陸上競技のやり投げ種目で活かしていました。

\ こんな方におすすめ記事 /
  • 立甲ができるようになりたい
  • 立甲ができるようになって、どんなメリットがあるのか知りたい
  • 立甲のメカニズム(仕組み)が知りたい
  • どのくらいの期間で立甲ができるようになるか知りたい
  • 立甲をマスターしてスポーツや健康に活かしたい

このような方におすすめの記事となっております、ぜひ最後までお読みいただき、立甲りっこうをマスターし、生活やスポーツ等に活かしていただければ幸いです。

目次

立甲とは

立甲とは、四つん這い姿勢を取ったときに上腕骨と肩甲骨が一体化し、肩甲骨が立ち上がる状態を指します。
立ち上がった肩甲骨は背中の肋骨からはがれる状態から「自分で肩甲骨はがし」「天使の羽」と言います。

こちらが実際に私が立甲を行っている動画になります。
分かりやすく見せるために上半身は裸で失礼いたしますm(__)m

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#22)

肩甲骨が背中からはがれて、立っている様子がわかると思います。
これを立甲りっこうと言います。

大学の2年生の時に、陸上部の先輩から教わりできるようになりました。
もう、立甲りっこうができるようになって20年以上になります。一度立甲りっこうをマスターすると身体は忘れることはありません。その先ずっと立甲りっこうを持続することができます。

「もう私は年を取ってるから無理だぁ。」と諦めることもありません。
年齢や性別に関係なく立甲りっこうはできるようになりますのでご安心ください。強い負荷をかけたりしてトレーニングをする必要もありません。

立甲りっこうの仕組みを知りながら、コツをつかんでいけば誰でも簡単にできるようになるはずです。

立甲の仕組み

《立甲の仕組み》肩甲骨を立たせ、腕と一体化

《立甲の仕組み》肩甲骨を立たせ、腕と一体化

立甲の仕組みは、「腕と肩甲骨を一体化させた状態」のことです。言い換えれば、「肩甲骨までが腕」という感覚です。
上腕骨と肩甲骨が一つに一体化された時に、自然と肩甲骨が立ち上がるのです。

もっと分かりやすく説明すると身近な四足歩行の動物をイメージしてみてください。
例えば、猫や犬などの哺乳類には人間と同様に肩甲骨があり、肩甲骨は常に立っている立甲の状態です。

犬の骨格

犬の骨格

猫の骨格

猫の骨格

YouTubeでトラの肩甲骨の動きが分かりやすかったので、引用させていただきます。

前足の動きに合わせて、肩甲骨が連動してグニュグニュと肩甲骨が動くことが分かります。
ではどうして、四足歩行の動物は、立甲のように前足の上腕骨と肩甲骨の一体化しているのでしょうか?

それは、体重を筋肉で支えるのではなく、骨組みで支えることができるため、余計な筋肉エネルギーを使わないで生活することができるからです。
もし、肩甲骨が立てってない骨格構造だったとすると、胸や腕の筋肉だけで体重を支えることとなり、歩いたり、じっと四足で立てっているだけでも疲れてくることでしょう。

これは人間も同じです。
四足動物と同様に、四つん這い姿勢で長時間耐久テストをした場合、立甲ができない人は大胸筋上腕三頭筋で体重を支えることとなり、体力の消耗が早くなってしまいます。
しかし、立甲で四つん這い姿勢の場合は、骨組みで体重を支えることができるため胸(大胸筋)や腕(上腕三頭筋)などに疲労を感じることはありません。

筋肉の解剖学名称を用いて解説していきます。各筋肉の名前リンクをクリックすることで筋肉の詳細ページで確認することができます。

なぜ、人間は立甲ができないのか?

四足動物は簡単に肩甲骨を立てた立甲ができるのに、人間は誰でも簡単に立甲ができないのか。
それは、2足歩行の動物へと進化していったためと考えます。

1859年に刊行された『種の起源』でダーウィンは、人間は動物の種の一つであり、猿から進化したと言われています。参考:「進化論

『種の起源』でダーウィン人間の進化

『種の起源』でダーウィンの人間の進化論

一番左の類人猿の肩と腕に注目してみましょう。
4足歩行動物と同様に、肩甲骨が立ち腕と一体化して体重を支えていることが分かります。

しかし、2足歩行へと進化した右の人間の肩甲骨は、背中と一体化してしまいます。
肩甲骨の体重を支える役割がなくなってしまったために、腕と一体化する必要はなくなったのです。

左の類人猿と比較して、日常生活における肩甲骨の運動量は驚くほど減少してしまいました。
現代の肩こりで悩む人達が多い理由も2足歩行へ進化し、肩甲骨の可動が減少したことにつながると思います。

そして、肋骨の形状も大きく変わりました。

ハイハイする赤ちゃんは立甲が上手

ハイハイする赤ちゃんは立甲が上手

人間は2足歩行へと進化し、肩甲骨の役割が減ってしまいましたが、
実は、人間も一時は誰でも立甲りっこうができる期間がありました。

それは、赤ちゃんだった頃です。
生後6ヵ月~8ヵ月頃の成長過程で「ハイハイ」をして移動する時期があります。

四つん這い姿勢で移動して、かわいいですよね。
その赤ちゃんの背中を観察してみてください。

赤ちゃんの立甲ハイハイ

赤ちゃんの立甲ハイハイ

肩甲骨が立ち、腕と一体化して立甲しながらハイハイします。
まさに、四足歩行の動物のような立派な立甲です。

しかし、足で立つことを覚えて、体重を肩甲骨で支える役割がなくなると、立甲の肩甲骨の使い方を忘れてしまいます。
「肩甲骨を動かせ」という脳からの指令も下記の立甲で作用する筋肉群への神経回路がつながりにくくなり、肩甲骨周辺の筋肉を使う機会が減り、背中にくっついたままとなります。

肩甲骨周りの筋肉の伸び縮みが少なくなるため、血行が促進されず、肩がこる現象につながってしまうのです。

立甲で作用する筋肉群

立甲で作用する筋肉は、主に、三角筋(後面)、小胸筋棘上筋棘下筋小円筋大円筋上腕三頭筋を緊張させて肩甲骨と上腕骨を一体化しますが、緊張だけでは立甲りっこうはできません。

脱力する筋肉群が必要です。
どちらかというと、力を抜くというテクニックが重要で、肩甲骨周りの筋肉の緊張を弛緩(力を抜く)させる脳からの神経回路をつなげなければなりません。

弛緩させる筋肉群は、主に、大胸筋僧帽筋広背筋肩甲挙筋前鋸筋菱形筋、脊柱起立筋等の筋肉群を緩めます。
肩回りでは比較的大きな筋肉で、使い慣れている筋肉群を緩めて立甲りっこうを作ります。

使い慣れている大きな筋肉を緩めて、使い慣れていないインナーマッスルを緊張させて立甲を作ります。
大きな筋肉を使わない=消費エネルギーが少なく済みます。四足歩行の野生動物たちも極力エネルギーを消費させないための骨格構造として納得できます。

緊張させる筋肉群
弛緩させる筋肉群
大胸筋僧帽筋広背筋肩甲挙筋前鋸筋菱形筋 / 脊柱起立筋

肩甲骨がはがれないと立甲はできない

二人組肩甲骨はがし(またいで)

上記の筋肉群を緊張と弛緩で調整しようとしても難しい場合もあります。
それは背中や肩回りの筋肉が硬く凝り固まってしまっていると、すぐに立甲りっこうをマスターするのは難しいでしょう。

赤ちゃんのハイハイ時期から長年の2足歩行時間が肩甲骨周辺の筋肉を硬くしてしまっている状態です。
筋肉をしっかりとほぐしたり、ストレッチをしながら伸ばすことも大切です。
まずは、整体院や二人組などで肩甲骨はがしを行ってみましょう。

自分でほぐす方法は、下記の立甲りっこうストレッチプログラムを紹介していますので、ぜひ試してください。
なかなかほぐれない場合は、マッサージガンやローラーで筋肉や筋膜をリリースしてほぐすこともできます。

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また、温めて血行を良くすることでも筋肉はほぐれやすくなります。
お風呂につかったり、小豆ホットカイロなどの温熱療法器具を使うのも良いと思います。

立甲のメリット・効果とは

立甲-メリット北野デモンストレーション

立甲ができるようになったら、たくさんのメリット効果があります。

立甲のメリット・効果
  • 肩こりが改善する
  • 肩を使うスポーツだけでなく、あらゆるスポーツ競技力の向上
  • マスターすると立って日常的な動作でも応用できる
  • 肩回りのインナーマッスルまで神経回路がつながる
  • 肩の可動域が広がる
  • 肩周辺のケガ予防

立甲は身体の使い方の基本とも言えます。
本来持っている自分の身体能力を発揮することができるでしょう。

立甲ができるようになったら、さらに応用した活用をすることで驚きの効果を発揮します。
下記で実体験を元に立甲りっこうの応用活用を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

さぁ、お待たせいたしました。
立甲ができるまでのストレッチプログラムを用意いたしました。

最初から簡単にできるように、なることはありません。
日々コツコツを行うことで、出来なかったことができるようになります。

最短で立甲へ導くストレッチプログラムです。ぜひチャレンジしてみましょう。
肩に違和感やケガのある方は、無理をせずに行ってください。

立甲ストレッチプログラム

まずは、肩甲骨に関わる筋肉をストレッチ等でほぐしていきます。
この立甲ストレッチプログラムを一通り行って、立甲りっこうのポーズを作りましょう。

種目回数・秒セット数

肩ストレッチ①小円筋、大円筋、棘下筋、肩甲下筋を伸ばす 

左右30秒2セット

肩ストレッチ②僧帽筋、前鋸筋、肩甲挙筋、肩甲骨を伸ばす 

左右30秒2セット

肩ストレッチ③僧帽筋、頭板状筋、肩甲挙筋、中斜角筋を伸ばす 

左右15秒2セット

肩ストレッチ④肩甲骨はがしで肩甲骨周りを伸ばす 

左右10回2セット

肩ストレッチ⑤タオルを使って肩甲骨関節、菱形筋、小円筋、大円筋、僧帽筋、広背筋、三角筋を伸ばす 

10秒2セット

肩ストレッチ⑥タオルを使って棘下筋、菱形筋、広背筋、僧帽筋、三角筋のほぐす 

10回2セット

背中ストレッチ⑦肩甲骨関節、僧帽筋、広背筋、肩甲挙筋、起立筋を伸ばす 

30秒2セット

背中ストレッチ⑧起立筋、前鋸筋、肩甲挙筋、上腕三頭筋、小円筋、大円筋、背骨 

10秒2セット

背中の筋膜リリース⑨ローラーストレッチで脊柱起立筋をほぐす 

5往復2セット

デモンストレーション立甲の正しいやり方とコツ 

詳しいストレッチ方法は動画を参考にしながら行いましょう。
一つずつ丁寧に行うことで肩甲骨まわりがほぐれ、肩甲骨がはがれやすくなります。

肩ストレッチ①小円筋、大円筋、棘下筋、肩甲下筋を伸ばす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#88)

姿勢
  1. 直立姿勢でも座り姿勢でもOK
方法
  1. 片方の手の甲を腰の側面に当てる
  2. 反対の手で肘を持ち、引き寄せる
  3. 肩甲骨の周辺筋群が伸びる
回数左右30秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
ポイント
  • 引き寄せる力を加えると、より肩甲骨のインナーマッスル群まで伸びます。
  • 息を吐きながらゆっくりと伸ばしましょう。
効果
  • 肩甲骨のインナーマッスル筋群を伸ばすことができる
  • 肩甲骨はがし
  • 肩甲骨の可動域が広がる
  • 肩周辺の血行促進
  • 肩の疲労回復

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#小円筋 #大円筋 #棘下筋 #肩甲下筋

肩ストレッチ②僧帽筋、前鋸筋、肩甲挙筋、肩甲骨を伸ばす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#61)

姿勢
  1. 直立でも座位姿勢でも可能
    座位の場合は背もたれのない椅子を使うか、正座で行いましょう。
方法
  1. 左肩の肩甲下筋をほぐすこととして
    左腕を背中に回す
  2. 右手を左肩のコリを感じる部分に右手四指を当てる
  3. 首を横に倒し、前後に揺らす
回数

30秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
反対側も同様に行いましょう

ポイント
  • 気持ちいいと感じるくらいに首を横や前後に動かしましょう
効果
  • 肩甲骨の裏にある肩甲下筋を浮きだたせてほぐすことができる
    腕を背中に回すことで肩甲骨と肋骨がはがれるため可動域が広がる

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#僧帽筋 #肩甲挙筋 #棘上筋 #上後鋸筋

肩ストレッチ③僧帽筋、頭板状筋、肩甲挙筋、中斜角筋を伸ばす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#35)

姿勢
  1. 直立姿勢でも座位でもOK
方法
  1. 右肩に左手を当てる
  2. 右手で左お尻を掴んだまま
  3. 右手を左側頭部に当て、ゆっくりと頭を倒しながら首筋を伸ばす
  4. 必要に応じて反対も伸ばす
回数

左右15秒×2セットずつ(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 首を左右に倒して伸ばす際は、ゆっくりと行いましょう!
  • 息を吐きながら行うと、より効果的なストレッチが行えます。
効果
  • 肩甲骨周りの筋肉群と首回りの筋肉群をしっかり伸ばすことができる
  • 首肩周りの血行促進
  • デスクワークや勉強による目の疲れを解消
  • 縮まった首筋を伸ばして、首を長く調整ができる
  • 腕のだるさ解消

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#肩甲挙筋 #僧帽筋 #頭板状筋 #中斜角筋

肩ストレッチ④肩甲骨はがしで肩甲骨周りを伸ばす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_IMG_3989)

姿勢
  1. 直立でも座位姿勢でもOK
方法
  1. 腕を背中に回し、肩甲骨の内縁に手を入れる
  2. 肩甲骨をゆっくり大きく回す
  3. 肩甲骨に指が入ればなお良い
回数

左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 肩甲骨がはがれるように、大きくまわすことで徐々に可動域が広くなる
効果
  • 肩甲骨周辺の筋群がほぐれる
  • 肩甲骨の可動域が広がる
  • 肩周辺の血行が良くなる
  • 肩や背中の疲労回復

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#菱形筋 

肩ストレッチ⑤タオルを使って肩甲骨関節、菱形筋、小円筋、大円筋、僧帽筋、広背筋、三角筋を伸ばす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#26)

姿勢
  1. 立ったままでも、座ったままでもOK
  2. 背筋を伸ばす
  3. タオルの両端を持つ
方法
  1. タオルの両端を持ったまま、上下に腕を動かす
  2. タオルは後頭部を通るように動かす
回数

10秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 頭の後ろを通すことで、肩甲骨の可動域が広がる
  • 上下に可動域いっぱい動かすこと
効果
  • 肩甲骨周辺(小円筋大円筋)の小さな筋肉にもアプローチすることができるため、肩周辺の血行が促進
  • 肩甲骨の可動域が増え、肩を使うスポーツに役立つ(野球、テニス、やり投げなど)
  • 三角筋中部もストレッチされ、肩周辺の血行も促進

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#僧帽筋 #三角筋中部 #広背筋 #小円筋 #大円筋 #菱形筋

肩ストレッチ⑥タオルを使って棘下筋、菱形筋、広背筋、僧帽筋、三角筋のほぐす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#23)

姿勢
  1. タオルの両端を頭上で持つ
方法
  1. ゆっくりと後頭部側に両腕(タオル)を下ろす
    下がる範囲でOK
回数

10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 顔が前のめりにならないように姿勢を真っすぐ正しながら行うことで効果を発揮します。
効果
  • 肩甲骨が開いたり閉じたりしながら、肩の外旋運動を調整します。
    スムーズに行えるようになったら、肩のインナーマッスルである棘下筋含め、棘上筋小円筋大円筋肩甲下筋に対してストレッチすることになります。
  • 血行も促進されるのでガチガチに固まった肩周りや肩甲骨の可動域アップにつながります。
  • 野球やバレーボール、バドミントンなどのスポーツ選手のウォーミングアップやクールダウンにも使えるストレッチ体操です。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#棘上筋 #小円筋 #大円筋 #肩甲下筋

背中ストレッチ⑦肩甲骨関節、僧帽筋、広背筋、肩甲挙筋、起立筋を伸ばす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#38)

姿勢
  1. 直立姿勢でも座位でも、どちらでもOK
方法
  1. 両手を組み、前方へ上げる
    しっかりと肘を伸ばすこと
  2. 背中を丸めて背中の筋肉(主に広背筋菱形筋僧帽筋)を伸ばす
  3. 息を吐きながら、背中の伸びを感じましょう
回数

30秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 顔を前に倒すと背中も伸びやすくなります。
  • 手(腕を)前に出すイメージで行います。
効果
  • 肩甲骨周りの筋肉群を一斉にストレッチし、血行改善
  • 背中の血行促進
  • 背中の贅肉ダイエットに効果的
  • デスクワークの肩や首の疲れに最適
  • 筋トレやエクササイズ後のストレッチケア

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#僧帽筋、#広背筋 #菱形筋 #肩甲挙筋 #起立筋 #肩甲骨関節

背中ストレッチ⑧起立筋、前鋸筋、肩甲挙筋、上腕三頭筋、小円筋、大円筋、背骨を伸ばす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#59)

姿勢
  1. 床に四つんばい姿勢になる
方法
  1. 前方に両手を重ねて、四つんばい姿勢
  2. ゆっくり肩を下へ沈ませる
回数

10秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 肘は曲げず、伸ばしきると効率よく柔軟性を高めます
  • 顔は前方を見ることでより背中や腕が伸びます
効果
  • 背骨のS字湾曲を正し、猫背を改善します
  • 広背筋、肩甲骨周辺の筋群、体幹全面(腹筋)がストレッチされることにより全身の血行促進

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#起立筋 #前鋸筋 #大胸筋 #腹直筋 #小円筋 #大円筋 #外肋間筋 #内肋間筋 #内腹斜筋 #外腹斜筋 #腹横筋 #横隔膜

背中の筋膜リリース⑨ローラーストレッチで脊柱起立筋をほぐす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#Q_IMG_3570)

姿勢
  1. 背中にフォームローラーをはさみ仰向け姿勢
方法
  1. 両手を頭の後ろで手を組む
  2. 背中のフォームローラーを転がし凝りをほぐす
回数

5往復×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 極力チカラを抜き、息を吐きながら行うことでほぐれる効率が高まる
効果
  • 丸まった背中を正しい姿勢に改善
  • 背中の疲れ解消
  • 背骨の弾力を作る
  • 脊髄反射作用を高める

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#最長筋

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立甲の正しいやり方とコツ

立甲の正しいやり方は下の動画を見ながら行いましょう。

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#22)

デモンストレーション:北野優旗

姿勢
  1. 四つんばい姿勢
方法
  1. 背中の筋肉を緩め
  2. 背骨を下に沈ませる
  3. 肩甲骨と腕を一体にさせ、肩甲骨を立たせる
回数

10秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 肩甲骨周りの筋肉が凝っていたり、硬く張っているとなかなかはがれません。
  • 脱力するコツをつかむまで繰り返し行いましょう。
効果
  • 肩甲骨周りの筋肉に脱力する意識を植え付けることができる。
    無駄な力が入らないようにすることができる。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#小円筋 #大円筋 #菱形筋 #肩甲下筋 #棘上筋 #棘下筋

立甲の成功させる3つのコツ

立甲のコツ
  1. 肘をしっかり伸ばし切る
  2. 左右に体を振って肩甲骨の内縁がはがれる感覚をつかむ
  3. 背骨を沈ますイメージ

コツ①肘をしっかり伸ばし切る

立甲のコツ肘を伸ばし切る

肘を伸ばし切る

肘をしっかり伸ばし切ることで、体重の重みが肩甲骨にかかるようになります。
もし、肘が曲がってしまうと弛緩(緩む)しなければならない上腕三頭筋に力が入ってしまいます。

肩甲骨に体重がかかるためには、肘が曲がらないようにしっかり突っ張りましょう。

コツ②左右に体を振って肩甲骨の内縁がはがれる感覚をつかむ

立甲コツ揺らす左

左へ揺らす

立甲コツ揺らす右

右へ揺らす

肘を伸ばして、体重の重みが肩甲骨にかけることができたら、次は、体を左右に振って肩甲骨をはがします。
左右に揺らすことで、僧帽筋広背筋など大きいアウターマッスルの緊張がほぐれやすくなり、肩甲骨が「ぐにゅっ」とはがれてきます。

はがれるということは、肩甲骨が立ち始めてきたということです。
腕と一体化してきているということです。

力を抜きながら、適度に左右に揺らしてみましょう。

コツ③背骨を沈ますイメージ

立甲コツ背骨を沈ますイメージ①

背骨を沈ますイメージ①

立甲のコツ背骨を沈ますイメージ②

背骨を沈ますイメージ②

背中が丸まっていてはできません。猫背姿勢のまま行わないように気を付けてください。
背骨は肩甲骨の間で沈めていくイメージで行います。

肩甲骨が大きく立ち上がってきます。

立甲ができるようになるまでの期間

立甲ができるまでの期間に関しては、個人差はあります。
運動経験があったり、運動神経が良い人、太っていない人は比較的早く2週間ほどでマスターするでしょう。
1日で立甲ができた人もいます。

しかし、運動経験が無かったり、上記の立甲の仕組みを読んで骨格のイメージが湧かない人は、すこし時間はかかるでしょう。
おそらく3ヵ月~半年かかる場合もあります。

でも諦めることは、ありません。人間としての構造は誰も同じです。
ストレッチやほぐしをしっかり行い、立甲りっこうの感覚を少しずつでもつかんでいけば、必ずマスターすることができます。

立甲の応用活用

四つん這い姿勢で立甲りっこうができるようになったら、体を起こして立甲りっこうができるようになりましょう。
私が下の動画で行っているように、手を前に出すだけで、肩甲骨と腕を一体化させることもできます。

体を起こして立甲をする

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#9)

デモンストレーション:北野優旗

姿勢
  1. 両手を組んで前方へ伸ばす
    肘はしっかりと伸ばしたまま
方法
  1. 両腕を伸ばしたまま、上下に振る
  2. 腕と肩甲骨が一体となって連動して動く
回数

10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 腕の重みを肩甲骨で感じることができれば棘上筋のストレッチが可能です。
効果
  • 肩甲骨周りの筋肉がストレッチされ血行アップ
    血流が改善し肩周りの可動域改善
  • 肩甲骨周りの棘上筋小円筋大円筋などの小さなインナーマッスルにも脳からの神経回路がつながる。
    常に方に力が入りがちな方、スポーツにも役立つストレッチエクササイズです。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#小円筋 #大円筋 #菱形筋 #肩甲下筋 #棘上筋

腕を前に出すだけで、肩甲骨の連動が働きます。
ちょっとした日常生活の動作を軽減したり、効率の良い動きからスポーツの競技力向上にまで役に立つことができます。

日常生活で立甲を応用活用

日常生活で立甲を応用活用

立ちながら立甲ができるようになると、仕事や日常生活でも動作を軽減することができます。

例えば、ドアの開け閉め、荷物の持ち運び、手元作業やパソコン作業などあらゆる動作において腕は使います。
立甲りっこうで肩甲骨も一緒に連動する動きを身に付ければ、常に肩甲骨周辺の筋肉を使っていることとなります。

筋肉を使うということは、筋収縮・弛緩(緩む)を繰り返していることです。
収縮と弛緩を繰り返し行う状態は、筋肉の毛細血管に対してポンプ作用が働き、血流を促すことができるのです。

私の場合は、整体師としてマッサージ業務を行っていますので
お客様の身体を指や手で押す際に立甲りっこうを使っています。

小手先でマッサージすると腕がすぐに疲れてしまいますが、立甲の肩甲骨でぐいぐいと抑えても私は疲れませんし、お客様にも「じわー」とブレない心地よい刺激が伝わるのです。
一日7~8時間マッサージをしていますが、不思議と肩こりを感じたこともありません。

スポーツで立甲を応用活用

野球の肩のパフォーマンスを上げる

野球の肩のパフォーマンスを上げる

ほとんどのスポーツにおいて、肩って使いますよね?
野球・バレーボール・ゴルフ・ハンドボール・水泳・陸上競技など上げればきりがありません。

肩甲骨が柔軟にかつ肩甲骨周辺の細かなインナーマッスルを調整することができれば、競技パフォーマンスはあがります。
私は、学生時代中学から大学まで投擲競技を行ってきました。(プロフィール

大学からはやり投げ種目を専門とし65mからなかなか自己記録を塗り替えることができずに悩んでいました。
しかし、大学の先輩から立甲りっこうを教わり肩甲骨の動きを競技に取り入れてみました。

やり投げで国体に出場した北野優旗

やり投げで国体に出場した北野優旗

それは、まず立甲りっこうをマスターすること。そして次に「腕の半径の長さ」という認識を変えろということでした。
腕は肩関節までの長さという思い込みで投げていましたが、立甲のように肩甲骨内縁までを腕と意識することでした。

確かに、腕という半径が長くなれば、物理学的にも遠くに物を飛ばすことができます。
例えば、長さの違う定規(ものさし)を用意して、消しゴムを飛ばす実験を行ったら、同じ力でどちらが遠くに飛ぶかというと、やはり長い定規の方が遠くへ消しゴムを飛ばすことができます。

そして私は次の大会で5mも記録を伸ばし、70m程投げる記録を残すことができました。
これは立甲りっこうを習得し、競技に活かすことができたという実体験があります。

ゴルフで正確に、遠くに飛ばしたいと思う人であれば、立甲のように肩甲骨を意識します。これも腕の半径を長くイメージするだけで飛距離は伸びてくると思います。
野球も、バレーも同じですね。

あらゆるスポーツに肩甲骨の立甲は精通すると思います。
立甲ができてマイナスな要因は見当たりません。むしろ肩や背中などのケガの予防にもなるでしょう。

立甲の注意事項

立甲の注意事項

立甲は正しいやり方を行えば、危険な動きではありません。
肩は楽になりますし、スポーツ場面においては、動きの協調性を高めてパワーを発揮することができます。

しかし、以下の点においては立甲を行うときに注意しましょう。

立甲の注意事項
  • 肩の痛みや違和感がある時には、立甲は中止しましょう。
  • 肩だけでなく、手をついたときに手首や肘に故障を抱えている場合も中止しましょう。
  • 背中に痛みがある時は中止をしましょう。
  • 無理に反動をつけて大きく激しく体を振らないようにしましょう。
  • 正しい姿勢でゆっくり息を吐きながら行いましょう。
  • 初心者ですぐにできる人はいません。焦らず立甲のストレッチプログラムを行いながら立甲のポーズをしましょう。

まとめ

  • 立甲とは、四つん這い姿勢を取ったときに上腕骨と肩甲骨が一体化し、肩甲骨が立ち上がる状態を指します。
    立ち上がった肩甲骨は背中の肋骨からはがれる状態から「自分で肩甲骨はがし」とも言えるでしょう。
  • 立甲の仕組み
    「腕と肩甲骨を一体化させた状態」のことです。言い換えれば、「肩甲骨までが腕」という感覚です。
    上腕骨と肩甲骨が一つに一体化された時に、自然と肩甲骨が立ち上がるのです。
  • 立甲ができない人がいる理由
    2足歩行へと進化した右の人間の肩甲骨は、背中と一体化してしまいます。
    肩甲骨の体重を支える役割がなくなってしまったために、腕と一体化する必要はなくなったのです。
  • 立甲で作用する筋肉群
    緊張させる筋肉群主に、三角筋(後面)、小胸筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋、上腕三頭筋を緊張させて肩甲骨と上腕骨を一体化しますが、緊張だけでは立甲はできません。
    弛緩させる筋肉群は、主に、大胸筋、僧帽筋、広背筋、肩甲挙筋、前鋸筋、菱形筋、脊柱起立筋等の筋肉群を緩めます。
    肩回りでは比較的大きな筋肉で、使い慣れている筋肉群を緩めて立甲を作ります。
  • 立甲のメリット
    ・肩こりが改善する
    ・肩を使うスポーツだけでなく、あらゆるスポーツ競技力の向上
    ・マスターすると立って日常的な動作でも応用できる
    ・肩回りのインナーマッスルまで神経回路がつながる
    ・肩の可動域が広がる
    ・肩周辺のケガ予防

ぜひ、あなたも立甲りっこうをマスターし、生活や仕事、趣味のスポーツに立甲りっこうを取り入れてみましょう。
もちろんアスリートにもお勧めしています。

筋膜リリースに最適なマッサージガン

トレーニングやエクササイズの疲れを翌日に残すのは嫌ですよね。
リカバリーケアに最適なマッサージガンを紹介した記事です。
マッサージガンの使い方、選び方も合わせて解説していますので、興味のある方は参考にしてみてください。

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北野 優旗

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北野 優旗

『QITANOカラダづくりラボ』運営 / 著書。1982年1月生。順天堂大学にてスポーツ健康学を学び、保健体育教員資格取得。中学・高校・大学では陸上競技で全国2位の実績。身体均整法を取得し、整体の実技、セルフケアトレーナーを取得。2007年 三豊市にきたの均整院を開業。2015年 美脚・骨盤エクササイズグッズ「スタイルアップレグール」を開発販売。当サイトはトレーナー、整体師としての経験を基にコンテンツ情報を配信しています。
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