スラスターの効果的なやり方|全身を鍛えるトレーニング

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スラスターの効果的なやり方|全身を鍛えるトレーニング

スラスター
Thruster

【概要】
別名

スラスタースクワット(Thruster Squat)

ターゲット

メイン:全身、三角筋、上腕三頭筋、大腿四頭筋、大殿筋
サブ:体幹、ハムストリングス

レベル

中級から上級

必要器具
  • バーベル(プレート)

スラスターの基本的な方法と正しいフォーム・効果を高めるやり方のコツ・安全と注意事項・応用編(他の方法・初心者・女性でもできる方法)について詳しく解説していきます。

またスラスターは、別名スラスタースクワット(Thruster Squat)とも言われ、本記事では名前を統一して、「スラスター」で解説していきます。
SNSやブログ等で紹介してもらえるとうれしいです。

スラスターの基本的なやり方

基本的な方法

 タップしてフィットネス動画を見る

スラスターは、スクワットをベースに、より腕を上に持ち上げていく筋トレです。
スクワットと同様に、大腿四頭筋や三角筋、そして上腕三頭筋などを鍛えることができます。

スラスターがスクワットと異なるのは、上腕三頭筋などの腕を強力に鍛え上げていくという点です。
腕に高い負荷を掛ける筋肉トレーニングになるので、通常のスクワットよりもより筋肉への力が強く掛かることから、効果的なトレーニングと言えます。

スラスターは、バーベル(プレート)があれば自宅でもできるトレーニングです。

気軽にできるのがメリットですが、一方で、ちょっとしたやり方の違いで効果がアップしたり、逆に意味のないものになってしまったりします。

フォームと動作の正しいやり方をチェックしてみましょう。

スタートポジション

スラスターのスタートポジション

スタートポジション

腰をかがんでバーベルを持ちます。
このとき、膝がバーベルの車輪軌道からはみ出ないように注意します。

過度に足を広げてしまうと、足腰を痛めてしまう恐れがあります。

バーベルを持ち上げ、ハイクリーンの要領でバーベルを胸の高さに持ち上げ、両手でしっかりと握ります。手の幅は肩幅程度にします。

バーベルを持ち上げたら、足を肩幅程度に開きます。
背中をまっすぐにし、腰を少し曲げておきます。この姿勢を保つことで、腰への負担を軽減し、安定した姿勢を保ちます。

動作手順

スラスターの動作手順

動作手順

  1. 息を吐きながら、膝を曲げてスクワットを行います。
    腰を下げていく際、バーベルを体に近づけるようにします。
  2. 膝が90度に曲がったら、息を吸いながら力を入れて立ち上がります。
    バーベルを持ち上げる際、バーベルを体から遠ざけるようにします。
  3. バーベルを下げるときには、急にバーを下げるようなことはせずに、慎重に下ろしていかねばなりません。

    これは、急にバーベルを下ろすと思わぬケガをするリスクを秘めているからです。筋肉トレーニングにおいて急ぐ必要は全くなく、自らの継続できるテンポで動作を続けていくのがベストな方法です。

呼吸

スラスターの呼吸方法

バーベルを持ち上げるときに息を吸い込み、バーベルを下ろすときにゆっくりと息を吐いていきます。

呼吸をするときは必ず心の中でリズムを唱えながら行うと良いでしょう。
やみくもに呼吸のスピードを上下させることは、必ずしも良い結果を生むものではありません。

持久力を維持していく観点からも、呼吸をする際には一定のリズム感覚を持って行うことが必要です。

回数・セット数・重量

スラスターの回数・セット数・重量

10回を4セットほど行います。

とはいえ、上記の回数とセット数にこだわることなく、体力の続く限りトレーニングを継続してみることをおすすめします。
筋肉は破壊と回復を繰り返すことで、徐々に強靭化されていきます。

そのため、テンポよくバーベルを上げ下げしていくことで、肩や腕に少ない負荷で、より効果のある筋肉トレーニングをすることができます。

初心者の方は、上げ下げを10回を1セットとし、これを3セット行います。

慣れていない場合は無理をせず、軽めの重さで設定したり、回数を少なくしてください。
正しいフォームを意識して徐々に慣れていくことが大切です。
慣れてきたら、以下のように「総負荷量」で筋肥大を目指しましょう。

ちなみにですが、私の場合ですとスラスターは、以下のような総負荷量の回数でセットを組んでいます。

中級者以上の参考「総負荷量」
(回数・重量・セット数)
1セット 12RM
2セット 9RM
3セット 6RM
4セット 3RM
5セット 6RM
6セット 18RM

※「RM」とはRepetition Maximum(最大反復回数)の略語。
ある一定の重さに対し、何回反復できるかにより、自分の限界となる運動強度を判断する方法。

セット間のインターバル休憩時間については、こちらの記事も参考にしてください。

筋トレの頻度は週2を目安に行うことで筋肥大効果が得られます。

スラスターの重量の目安

スラスターの男女別重量の目安

それぞれ、以下のレベルの人を対象して、重量の目安表を示します。

  • 初心者:1ヶ月以上トレーニングした人
  • 初級者:6ヶ月以上トレーニングした人
  • 中級者:2年以上トレーニングした人
  • 上級者:5年以上トレーニングした人
  • エリート:アスリート

なお、こちらのデータは海外のサイト「STRENGTH LEVELストレングス レベル (強度レベル)」を参照しました。また、こちらの数値は正しいフォームで1回だけ挙げられる最大重量(1RM)を示しています。
自分の体重とウェイトトレーニングの経験から、スラスター重量の目安がわかります。

男性の体重別スラスター基準(kg)

男性の体重別スラスター基準(kg)

バーベルの重量にはバーの重量が含まれており、通常は 20 kg / 44 ポンドです。

体 重 初心者 初級者 中級者 上級者 エリート
50 15 30 50 75 104
55 18 33 55 81 111
60 21 37 59 87 118
65 23 41 64 92 124
70 26 44 68 98 130
75 29 47 72 103 136
80 31 51 76 107 142
85 34 54 80 112 147
90 36 57 84 116 152
95 38 60 88 120 157
100 41 63 91 125 161
105 43 66 94 128 166
110 45 68 98 132 170
115 47 71 101 136 174
120 50 74 104 140 178
125 52 76 107 143 182
130 54 79 110 146 186
135 56 81 113 150 190
140 58 83 116 153 194
女性の体重別スラスター基準(kg)

女性の体重別スラスター基準(kg)

バーベルの重量にはバーの重量が含まれており、通常は 20 kg / 44 ポンドです。

体 重 初心者 初級者 中級者 上級者 エリート
40 15 24 37 52 69
45 16 26 39 54 71
50 17 27 40 56 74
55 18 29 42 58 76
60 19 30 44 60 78
65 20 31 45 62 80
70 21 32 47 64 82
75 22 34 48 65 84
80 23 35 49 67 86
85 24 36 51 68 87
90 25 37 52 69 89
95 25 38 53 71 90
100 26 38 54 72 92
105 27 39 55 73 93
110 27 40 56 74 94
115 28 41 57 75 95
120 29 42 58 76 97

スラスターの効果を高めるコツ

スラスターの効果を高めるコツ

スラスターの効果を高めるコツは、バーベルを一番高いところに持ち上げたときに、その体勢を少し維持するという点です。
バーベルを持ち上げた姿勢を維持している間は、腕の筋肉に強い力が掛かりますので、筋肉のトレーニングとしては最も意味のある体勢になります。

スラスターはバーベルとプレートさえあれば、パーソナルトレーナーもなしで、自宅でも行えるトレーニングです。

しかし、きちんとコツを押さえておかないと、せっかくのトレーニングの効果が下がってしまうこともあります。

コツさえ覚えておけば、自分でも正しいフォームで鍛えられます。

コツ①速いリズムで行う

筋肉を鍛える上で全般的に言えることですが、だらだらとトレーニングしていては、引き締まるはずの筋肉も引き締まりません。
リズムを整えて、速いテンポを維持して行うのが最善の方法です。

リズムを整えるのに、メトロノームなどのインターバルを活用しても良いでしょう。
とにもかくにも、最初は速いペースでやったり、後半は遅いペースでやったりと、山あり谷ありのトレーニングの仕方では、効果が高まることはないので注意が必要です。

コツ②目標でモチベーションをアップさせる

このトレーニングはスミスマシンを使わないので、どうしても単調な筋肉トレーニングになりがちです。そこで、「何キログラムまでは持ち上げよう」などの目標を最初に決めておくことをおすすめします。

重ければ重いほど良いというわけでもないので、継続できるような重さにチャレンジするのがおすすめです。

高い目標を掲げてモチベーションをアップさせることで、頑張って続けていくことができます。
「継続は力なり」という格言の実行につながります。

そして、高い目標を達成できた暁にはさらに高い目標へと邁進をしていくことで、とどまることのないトレーニングの至高を体感することができます。

スラスターとクリーンの違い

ハイクリーンの効果的なやり方

クリーン

スラスターとクリーンは、それぞれ異なる動作と効果を持ちます。

スラスターは、スクワットの要素を含んだ動作であり、下半身の筋力と筋持久力を主に向上させます。スクワットによって大殿筋や太もも、腿の内側などの下半身の筋肉を強化すると同時に、バーベルを肩から押し上げる動作によって上半身の筋力も刺激します。このトレーニングは全身の安定性も向上させ、日常生活やスポーツに役立つ姿勢や動作パターンを養います。

一方、クリーンは、爆発力と反応速度を重視したトレーニングです。地面からバーベルを引き上げる動作によって下半身の筋力だけでなく、上半身の筋力やコアの安定性も高めます。この動作は非常に素早く力強い動きを必要とするため、筋力と共に動作の素早さや正確さも向上させます。クリーンはスポーツのパフォーマンス向上や競技能力の向上に特に効果的であり、動的なスポーツにおける動作能力を高めるのに役立ちます。

つまり、スラスターは全身の筋力と安定性をトレーニングし、クリーンは爆発力と反応速度を向上させます。どちらも重要なトレーニング方法であり、目標やニーズに応じて組み合わせて取り入れることで、総合的なフィットネスやスポーツパフォーマンスの向上に貢献します。

効果と発達する筋肉部位

スラスターの効果と発達する筋肉部位

スラスターは上半身の大腿四頭筋や三角筋さんかくきん、そして上腕三頭筋じょうわんさんとうきんなどを鍛えることができ、総合的な筋肉トレーニング効果を得られる、バリエーションに富んだトレーニングです。

スラスターは、狙う筋肉がピンポイントで定まっているので、目的意識がはっきりしやすいです。

その効果をチェックしてみましょう。

肥大化部位大腿四頭筋やハムストリングス大殿筋が発達する

大腿四頭筋

大腿四頭筋

効果①筋トレ効率のアップ

スラスターの効果:筋トレ効率のアップ

このトレーニングを行うことにより、腕の筋肉を強靭化するので、総合的に筋肉トレーニングの効率をアップさせることができます。
なぜなら、筋肉トレーニングにおいては、腕を用いてバーベルを持ち上げるという動作が一番大事であるためです。
この動作をテキパキと効率よく行うには、腕の筋肉がなければお話になりません。

このトレーニングでは上半身の大腿四頭筋や三角筋そして上腕三頭筋などの筋肉を鍛えることができ、バリエーションに富んだ、筋肉トレーニングのバイキングのようなとてもお得感のあるトレーニングであると言えます。
普段マシンを使ったトレーニングを行う時間があまり取れない人でも、このトレーニングを行えばお手軽に筋肉を鍛えることができるので、おすすめです。

さらに、野球やテニス、卓球といった腕が重要な役割を果たすスポーツに関しても、パフォーマンス能力を大幅に向上させることができます。
スポーツを行う上で基礎体力が極めて重要なのは言うまでもないことですが、このトレーニングを行うことにより、そうした腕の一番肝心な部分の筋肉を力強いものにすることができるのです。

効果②ダイエット効果にもおすすめ

スラスターの効果:ダイエット効果

ダイエットと聞くと、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動をイメージされる方が大半かもしれませんが、必ずしもそうではありません。
このトレーニングのように、筋肉を鍛え上げることもダイエット効果にはとても重要なのです。

なぜなら、脂肪燃焼に必要なのは新陳代謝で、これらは筋肉の影響をつぶさに受けているからです。
筋肉をつけている人で太っている人はいないのは、筋肉をつけていく段階で脂肪が燃焼されて、筋肉に置き換えられていったためです。

ですから、ダイエットをしたいという人にこそ、この筋肉をフル活用するトレーニングをしてみることをおすすめします。
そして、筋肉トレーニングで強靭化された筋肉を十分にランニングやウォーキングなどの有酸素運動で力を発揮させれば、より痩せやすい身体を目指すことができるのです。

また、このトレーニングは、他の筋肉を鍛えるデッドリフトやスミスマシンを使ったトレーニングとは異なり、どこでも誰でもできるスーパー簡単なトレーニングなのも特徴です。
筋肉トレーニングにはまだ自信がないといった人にこそ、試していただきたいトレーニングになっています。

応用編

スラスターを応用したやり方もご紹介します。
全身を違った角度で鍛えたい方はぜひこちらのトレーニング種目も参考にしてみてください。

また、女性や初心者で筋力がない方でも行える鍛え方もあります。

応用①ハイクリーン

ハイクリーンの動作手順

動作手順

姿勢
  1. スタンスをとる: 足を肩幅程度に開き、つま先を外側に少し向けます。バーベルはつま先の直前に置きます。
  2. グリップをとる: バーベルを掴む手は、肩幅よりも広めに握ります。指はバーベルの上に乗せ、親指は反対側に回します。
  3. スタートポジションに移動: 背中はまっすぐに保ち、胸を張ります。膝をやや曲げ、ヒップを下げておくことで、強い力を発揮できる姿勢になります。
方法
  1. 引き上げる: 膝を伸ばし、同時にヒップを押し上げてバーベルを引き上げます。バーベルが太ももの真上まで到達するまで力強く引き上げることを目指します。
  2. バーベルを受け止める: バーベルが太ももの真上に来たら、腕を素早く曲げてバーベルを受け止めます。肘を高く上げ、バーベルを肩の前部に乗せます。
  3. スタンディングポジションへ移行: 引き上げた後、膝をやや曲げた状態から立ち上がります。胸を張り、腰を伸ばしてバーベルを支えます。
  4. バーベルを下ろす: バーベルをコントロールしながら、スタートポジションに戻します。膝を曲げ、ヒップを下げてゆっくりとバーベルを下ろします。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 正しいフォームを維持する: ハイクリーンは力強い動作ですが、正しいフォームを保つことが重要です。背中をまっすぐにし、胸を張り、膝をやや曲げた姿勢を維持しましょう。
  • 足の位置とグリップ: スタンスは肩幅程度に開き、つま先は外側に少し向けます。グリップは広めに握り、指はバーベルの上に乗せ、親指は反対側に回します。
  • 強力な引き上げ: バーベルを引き上げる際は、力強く足を蹴り出し、ヒップを押し上げてバーベルを引き上げます。膝とヒップの同時伸展によって力を発揮しましょう。
  • バーベルの受け止め: バーベルが太ももの真上まで到達したら、腕を素早く曲げてバーベルを受け止めます。肘を高く上げ、バーベルを肩の前部に乗せます。
  • バーベルのコントロール: バーベルをコントロールしながら、スタンディングポジションに移行します。胸を張り、腰を伸ばしてバーベルを支えます。
  • 安全な下ろし方: バーベルをゆっくりと下ろし、スタートポジションに戻します。膝を曲げ、ヒップを下げながらバーベルを下ろしましょう。
  • 呼吸法の使い方: ハイクリーンの動作中は、重要なポイントである呼吸法を忘れずに行いましょう。引き上げる際には息を吸い、バーベルを受け止める際には息を吐くというリズムを保つことが重要です。
効果
  • パワーと爆発力の向上: ハイクリーンはバーベルを地面から力強く引き上げる動作であり、大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋、広背筋などの主要な筋群を効果的に刺激します。これにより、筋力と爆発力が向上し、スポーツや日常生活のパフォーマンスにおいて優れた動作能力を発揮できるようになります。
  • 下半身の筋力強化: ハイクリーンは下半身の筋群に特に効果的です。大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋などの脚の筋肉を強化することで、ジャンプ力やスプリントの速さ、蹴り技などの動作において優れたパフォーマンスを発揮することができます。
  • 上半身の筋力バランスの改善: ハイクリーンは上半身の筋群も使用するため、肩、上腕二頭筋、広背筋などの筋肉をトレーニングします。これにより、上半身の筋力バランスが改善され、姿勢や体幹の安定性が向上します。
  • カロリー消費と代謝の向上: ハイクリーンは全身を使った高強度なエクササイズです。高いエネルギーを消費するため、脂肪燃焼効果が期待できます。また、筋肉量の増加により基礎代謝が向上し、トレーニング後もカロリーを効率的に消費することができます。
  • スポーツパフォーマンス向上: ハイクリーンは多くのスポーツにおいて必要な動作パターンに類似しています。そのため、ハイクリーンのトレーニングにより、スポーツパフォーマンスの向上が期待できます。例えば、サッカーやバスケットボールなどの競技において、ジャンプ力やスプリントの加速力、ボールを投げる動作などに直接的な効果をもたらします。
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大腿四頭筋 #大殿筋 #ハムストリングス #体幹筋群 #三角筋 #上腕・前腕筋群
詳細記事

応用②マッスルスナッチ

スナッチsnatch-1000x1000

姿勢
  1. スタンスをとる: バーを足の前に置き、足を肩幅よりも広めに開きます。つま先は外側を向けて少し外側に開いておくと安定します。
  2. 初期姿勢をとる: 背中をまっすぐに保ち、膝を軽く曲げた姿勢でバーを掴みます。ハンドグリップはオーバーハンド(手のひらが自分に向かっている)で行います。
方法
  1. 初期引き上げ: 膝と腰を同時に伸ばし、背筋を伸ばしてバーを膝の高さまで引き上げます。背中はまっすぐに保ち、バーが体に密着するようにします。
  2. エクスプロージブプライ: 一気に膝と腰を曲げ、バーを力強く上に引き上げます。同時に、腕を伸ばし、バーを頭上に浮かせます。
  3. ロックアウト: バーを頭上で安定させ、腕を伸ばし、全身の筋肉を使ってバーを支えます。肩と背中の筋肉を意識し、バーをコントロールします。
  4. バーを下ろす: バーを制御しながら、膝と腰を曲げてバーを下ろします。初期姿勢の位置までバーを下げ、次のリップに備えます。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 正しいフォームを維持する: スナッチはテクニカルな動作であり、正しいフォームを守ることが重要です。背筋をまっすぐに保ち、腰を丸めたり背中を反らしたりしないように注意しましょう。
  • バーの軌道に注意する: バーの軌道は直線的であることが理想です。バーを体から離す際に、バーが体に密着している状態を保つことが重要です。バーが離れすぎるとバランスを崩しやすくなります。
  • 手の位置とグリップに注意する: ハンドグリップは広めにとることが一般的です。手の位置は自分にとって快適な位置を見つけましょう。バーを掴む際には、手のひらをバーにしっかりと巻きつけることを意識しましょう。
  • 重量と進行速度に注意する: 初めて行う場合や技術が未熟な場合は、軽めの重量から始めましょう。また、スナッチは迅速な動作ですが、安全な範囲で進行速度を調整しましょう。技術を向上させるためにも、正確なフォームを優先しましょう。
  • 安全なトレーニング環境を確保する: スナッチを行う際は、広いスペースや安定した床面を確保しましょう。周囲に他の人や障害物がないことを確認し、安全な環境でトレーニングを行います。
効果
  • 全身の筋力とパワーの向上: スナッチは複数の筋肉群を同時に使う全身運動です。特に下半身の筋肉(太もも、ヒップ、ふくらはぎ)や背中、肩、腕、核(コア)など、広範囲の筋群を鍛えることができます。
  • 爆発力とパワーの向上: スナッチはバーを素早く引き上げる爆発的な動作を含みます。この動作を繰り返すことで、筋肉の爆発力やパワーを向上させる効果があります。
  • 柔軟性と身体の可動域の向上: スナッチは高い柔軟性を要求する動作です。体の各部位の柔軟性や可動域を高めることで、パフォーマンス向上や怪我のリスク低減につながります。
  • 姿勢の改善と安定性の向上: スナッチは正しいフォームと姿勢を維持する必要があります。これにより、姿勢の改善や身体の安定性の向上に寄与します。
  • シナジー効果の獲得: スナッチは複合的な運動ですので、複数の筋肉群が協力して動作を行います。このようなシナジー効果により、身体全体の統合的な動作能力を向上させることができます。
  • カロリー消費と代謝促進: スナッチは高強度のトレーニングであり、エネルギー消費が大きい運動です。これにより、脂肪燃焼や代謝促進に効果があります。
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大腿四頭筋 #大殿筋 #ハムストリングス #体幹筋群 #三角筋 #上腕・前腕筋群 #広背筋 #僧帽筋
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応用③クリーン&プレス

クリーン&プレスclean-and-press-1000x1000 (1)

姿勢
  1. スタンスをとる: バーの前に立ち、足を肩幅よりも広めに開きます。つま先は外側を向けて少し外側に開いておくと安定します。
  2. バーベルを掴む: バーベルをクローグリップ(両手の指がバーの上にあり、親指が下になるように掴む)で掴みます。手の幅は肩幅よりも広めにします。
  3. 初期姿勢をとる: 背中をまっすぐに保ち、腰をやや曲げた姿勢でバーをヒップ(骨盤の上部)に乗せます。膝は軽く曲げた状態です。
方法
  1. クリーン: 脚力を使ってバーを一気に引き上げます。膝と腰を同時に伸ばし、背筋を伸ばしてバーを肩の前まで引き上げます。
  2. フロントスクワット: クリーンの動作の最後で、腕はバーを肩の前で支え、肘は高く上げます。そのまま膝を曲げ、フロントスクワットの姿勢に移行します。
  3. プレス: フロントスクワットの状態から、バーを頭上に押し上げます。肩と上腕の力を使い、バーを伸ばして直立した姿勢に戻します。
  4. 完了と戻し: バーが頭上に安定したら、姿勢を立て直し、バーを肩の前に戻します。最後に、バーを地面に下ろして初期姿勢に戻ります。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 初期姿勢とバーベルの位置: 初期姿勢では、背中をまっすぐに保ち、腰をやや曲げた状態にします。バーベルはヒップ(骨盤の上部)に乗せます。
  • クリーン: クリーンの際には、脚力を最大限に活用してバーを引き上げます。膝と腰を同時に伸ばし、背筋を伸ばしてバーを肩の前まで引き上げます。
  • フロントスクワット: クリーンの最後の段階で、バーを肩の前で支え、フロントスクワットの姿勢に移行します。肘は高く上げ、背筋を保ちます。
  • プレス: フロントスクワットの状態から、バーを頭上に押し上げます。肩と上腕の力を使い、バーを伸ばして直立した姿勢に戻します。
  • 姿勢と安定性: プレスの際には、背筋をまっすぐに保ち、腹筋と背筋を緊張させます。バーを頭上に押し上げる際に、身体のバランスを保つことに注意しましょう。
  • 安全な重量とフォーム: クリーン&プレスでは、正しいフォームと適切な重量を使用することが重要です。フォームを崩さず、自分の限界を超えないようにしましょう。
  • 呼吸: 重要なポイントとして、クリーン&プレスの動作中に正しい呼吸を行うことが挙げられます。力強い息を吸って、バーを引き上げる際に力を発揮し、バーを押し上げる際には息を吐き出すことが効果的です。
効果
  • 全身の筋力強化: クリーン&プレスは、下半身の脚力をはじめとする全身の筋肉を効果的に刺激します。特に大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋、広背筋、肩などが主に働きます。
  • 体幹の安定性向上: クリーン&プレスは、バーベルを頭上に押し上げる際に核体幹の筋肉を強く使います。腹筋、背筋、腰部、骨盤底筋群などの筋群が安定性を提供し、バランスを保ちながら動作を行います。
  • 高い爆発力とパワーの向上: クリーン&プレスは、バーベルを一気に引き上げて頭上に押し上げる動作です。この爆発的なパワーを発揮することにより、筋力の向上とパワフルな動きを実現します。
  • 姿勢と身体の連携性の向上: クリーン&プレスは、正しい姿勢と身体の連携性が求められる動作です。背筋をまっすぐに保ち、身体全体の筋肉を連動させることで、姿勢の改善や身体のバランスの調整にも効果的です。
  • 代謝促進と脂肪燃焼: クリーン&プレスは高強度のトレーニングであり、筋肉量の増加と基礎代謝の向上を促します。これにより、脂肪燃焼効果やカロリー消費を高める効果が期待できます。
  • 機能的な動作パターンの向上: クリーン&プレスは、実生活やスポーツにおける機能的な動作パターンに近い動きです。バーベルを持ち上げ、頭上に押し上げる動作は、日常生活やスポーツで必要な力強さや安定性を向上させます。
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大腿四頭筋 #大殿筋 #ハムストリングス #体幹筋群 #三角筋 #上腕・前腕筋群 #広背筋 #僧帽筋
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応用④クリーン&ジャーク

クリーン&ジャークclean-and-jerk-1000x1000

姿勢
  1. スタンスをとる: バーの前に立ち、足を肩幅よりも広めに開きます。つま先は外側を向けて少し外側に開いておくと安定します。
  2. バーベルを掴む: バーベルをクローグリップ(両手の指がバーの上にあり、親指が下になるように掴む)で掴みます。手の幅は肩幅よりも広めにします。
  3. 初期姿勢をとる: 背中をまっすぐに保ち、腰をやや曲げた姿勢でバーをヒップ(骨盤の上部)に乗せます。膝は軽く曲げた状態です。
方法
  1. クリーン: 脚力を使ってバーを一気に引き上げます。膝と腰を同時に伸ばし、背筋を伸ばしてバーを肩の前まで引き上げます。
  2. フロントスクワット: クリーンの動作の最後で、腕はバーを肩の前で支え、肘は高く上げます。そのまま膝を曲げ、フロントスクワットの姿勢に移行します。
  3. ジャーク: フロントスクワットの状態から、脚力と上半身の力を使ってバーを頭上に押し上げます。同時に、足を分離し、バーを支えるために腕を伸ばします。
  4. 完了と戻し: バーが頭上に安定したら、姿勢を立て直し、バーを肩の前に戻します。最後に、バーを地面に下ろして初期姿勢に戻ります。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • バーベルの位置とグリップ: クリーンの初期姿勢でバーをヒップに乗せる際、グリップはクローグリップ(親指が下になる)で掴みます。手の幅は肩幅よりも広めに設定しましょう。
  • 姿勢と背筋: 姿勢をまっすぐに保ち、背筋を伸ばします。特に、クリーンの動作中に背中を丸めないように注意しましょう。
  • 脚力の活用: クリーンの際には、脚力を最大限に活用してバーを引き上げます。膝と腰を同時に伸ばし、力強く推進しましょう。
  • バーの受け止め: クリーンの最後の段階で、バーを肩の前に受け止めます。肘を高く上げ、バーをしっかりと支えるようにします。
  • ジャークの動作: フロントスクワットの状態から、脚力と上半身の力を使ってバーを頭上に押し上げます。同時に、足を分離し、バーを支えるために腕を伸ばします。
  • 安定性とバランス: バーを頭上に押し上げた後は、安定した姿勢を保つことが重要です。腹筋や背筋を緊張させ、バーを安定させましょう。
効果
  • 全身の筋力強化: クリーン&ジャークは、下半身の脚力をはじめとする全身の筋肉を効果的に刺激します。特に大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋、広背筋、肩などが主に働きます。
  • 発力とパワーの向上: クリーン&ジャークは、バーベルを一気に引き上げて頭上に押し上げる動作です。この爆発的なパワーを発揮することにより、筋力の向上とパワフルな動きを実現します。
  • スポーツパフォーマンスの向上: クリーン&ジャークは、パワーと柔軟性を組み合わせた動作であり、スポーツにおけるジャンプ、スプリント、投擲などのパフォーマンス向上に寄与します。
  • 身体の機能改善: クリーン&ジャークは、全身の筋肉を連動させるトータルボディの動作です。そのため、姿勢の改善や身体のバランスの調整、動作の連携性などの身体の機能改善にも効果的です。
  • 代謝促進と脂肪燃焼: クリーン&ジャークは高強度のトレーニングであり、筋肉量の増加と基礎代謝の向上を促します。これにより、脂肪燃焼効果やカロリー消費を高める効果が期待できます。
  • 身体の柔軟性と安定性の向上: クリーン&ジャークは、身体の柔軟性や関節の可動域を広げる効果もあります。また、バランスと安定性を必要とする動作のため、これらの要素も向上させます。
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大腿四頭筋 #大殿筋 #ハムストリングス #体幹筋群 #三角筋 #上腕・前腕筋群 #広背筋 #僧帽筋

応用⑤ハングクリーン

ハングハイクリーンhang-power-clean-1000x1000

姿勢
  1. バーベルをクローグリップで掴みます。手の幅はショルダーワイド以上にします。
  2. 膝を軽く曲げたまま、バーベルをハング(太ももと地面の間)の位置で持ち上げます。
    背中はまっすぐに保ちます。
方法
  1. 膝と腰を同時に伸ばし、バーベルを胸の前で受け止めます。腕は肘を高く上げ、バーを受け止めます。
  2. バーベルを受け止めたまま、膝と腰を再び曲げ、バーベルをハングの位置に戻します。この動作を繰り返します。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • バーベルを掴む位置:クローグリップでバーベルを掴みます。手の幅はショルダーワイド以上にしましょう。
  • 膝の角度:バーベルをハングの位置で持ち上げるために、膝を軽く曲げた状態(ハング)でスタートします。
  • 背中の姿勢:背中をまっすぐに保ち、腰を丸めないように注意しましょう。姿勢を崩さずに動作を行います。
  • 膝と腰の同時伸展:バーベルを胸の前で受け止める際に、膝と腰を同時に伸ばしましょう。このとき、腕は肘を高く上げ、バーベルを受け止めます。
  • ハングへの戻し:バーベルを受け止めた後、膝と腰を再び曲げてバーベルをハングの位置に戻します。この動作を繰り返し行います。
  • 動作のスムーズさ:動作をスムーズかつ連続的に行うことで、効果的なトレーニング効果を得ることができます。無駄な余裕を持たず、パワフルな動作を目指しましょう。
効果
  • 下半身の筋力強化: ハングパワークリーンは、膝と腰の同時伸展を行うことで、大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋などの下半身の筋肉を効果的に刺激します。
  • 爆発力の向上: ハングパワークリーンは、バーを一気に引き上げる動作が求められます。この動作により、下半身の筋肉の爆発力を高めることができます。
  • 体幹の鍛錬: ハングパワークリーンでは、バーベルを受け止めた状態で体を安定させる必要があります。そのため、腹筋や背筋といった体幹力が鍛えられます。
  • フルボディのトレーニング: ハングパワークリーンは、下半身だけでなく上半身の筋肉も連動して使います。特に肩、上腕、背中の筋肉がトレーニングされます。
  • 骨密度の向上: ハングパワークリーンは高負荷のトレーニングであり、重力に対して抵抗する力が必要です。この負荷により、骨密度の向上に寄与することが期待できます。
  • カロリー消費と代謝促進: ハングパワークリーンは高強度のトレーニングであり、筋肉量を増やすことによって基礎代謝が向上し、カロリー消費を促進します。
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大腿四頭筋 #大殿筋 #ハムストリングス #体幹筋群 #三角筋 #上腕・前腕筋群

応用⑥ダンベルハングクリーン

ダンベルハングクリーンdumbbell-hang-clean-1000x1000

姿勢
  1. スタンスをとる: ダンベルを両手に持ち、足を肩幅よりも広めに開きます。つま先は外側を向けて少し外側に開いておくと安定します。
  2. 初期姿勢をとる: 背中をまっすぐに保ち、膝を軽く曲げた姿勢でダンベルをヒップ(骨盤の上部)に乗せます。
方法
  1. ダンベルを引き上げる: 膝と腰を同時に伸ばし、背筋を伸ばしてダンベルを太ももの中央付近まで引き上げます。
  2. エクスプロージブプライ: 一気に膝と腰を曲げ、ダンベルを力強く上に引き上げます。膝が伸びると同時に、肩を引き上げてダンベルを頭上に浮かせます。
  3. 安定させる: ダンベルを頭上で安定させ、両手でしっかりと握ります。腕はまっすぐに伸ばし、肩と背中の筋肉を使ってバランスを保ちます。
  4. ダウン: ダンベルを制御しながら、膝と腰を曲げて元の位置に戻します。ダンベルをヒップに戻し、次のリップに備えます。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 正しいフォームを維持する: ダンベルハングクリーンはテクニカルな動作ですので、正しいフォームを保つことが重要です。背筋をまっすぐに保ち、腰を丸めたり背中を反らしたりしないように注意しましょう。
  • 腕の振り過ぎに注意する: ダンベルを引き上げる際に、腕を過度に振り上げると肩や腕に負担がかかります。適切な範囲で腕を振るようにし、力は脚と臀部から発揮するよう意識しましょう。
  • 適切な重量を選ぶ: ダンベルの重量は自分の能力とフォームに合わせて選ぶ必要があります。初めて行う場合やフォームが崩れるようなら軽めの重量から始め、徐々に増やしていきましょう。
  • 足の着地に注意する: ダンベルハングクリーンの最後の段階でダウンする際、足の着地に注意が必要です。膝や足首を過度に負担しないよう、柔軟性と安定性を保つために適切な着地姿勢を意識しましょう。
  • 安全なトレーニング環境を確保する: ダンベルハングクリーンを行う場合は、広いスペースや安定した床面を確保しましょう。周囲に他の人や障害物がないことを確認し、安全な環境でトレーニングを行います。
効果
  • 全身の筋力強化: ダンベルハングクリーンは、下半身の脚力から上半身の筋肉までを統合的に鍛えます。特に大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋、広背筋、上腕二頭筋、三頭筋などが主に働きます。
  • 爆発力の向上: ダンベルハングクリーンは、一気にダンベルを引き上げるエクスプロージブな動作です。このパワフルな動きによって、爆発力や素早い筋肉反応を向上させる効果があります。
  • 体幹の安定性強化: ダンベルハングクリーンは、バランスと安定性を維持するために体幹の筋肉を活性化させます。腹筋、背筋、腰部、骨盤底筋群などが安定性を提供し、適切なフォームを維持します。
  • カロリー消費と代謝促進: ダンベルハングクリーンは高強度のエクササイズであり、多くの筋肉を同時に使うため、カロリー消費や基礎代謝の向上に効果的です。脂肪燃焼を促進し、体脂肪を減らす助けになります。
  • 機能的な動作パターンの向上: ダンベルハングクリーンは、日常生活やスポーツで必要な機能的な動作パターンに近い動きです。物を持ち上げたり投げたりする際のパワーや柔軟性を向上させます。
  • 握力の向上: ダンベルをしっかりと握りながら行うため、ダンベルハングクリーンは握力を強化する効果があります。
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大腿四頭筋 #大殿筋 #ハムストリングス #体幹筋群 #三角筋 #上腕・前腕筋群 #広背筋 #僧帽筋

応用⑦オーバーヘッドスクワット

オーバーヘッドスクワットの効果的なやり方

姿勢
  1. バーベルのセットアップ
    ラックからバーベルを取り出し、適切な重さをセットします。初めて行う場合や、慣れていない場合は、軽めの重さから始めましょう。
  2. 立ち姿勢
    肩幅よりもやや広めに足を開き、つま先は前を向けます。背中はまっすぐに伸ばし、腹部を引き締めます。
  3. バーベルの持ち方
    バーベルを両手で握り、手の幅は肩幅よりも広めにします。バーベルは胸の前に持ってきて、手のひらを前に向けます。
  4. オーバーヘッドへのリフト
    バーベルを肩の高さまで引き上げます。手首を固定し、肘をしっかり伸ばしてバーベルを頭の上で保持します。バーベルが頭の直上にくるようにしましょう。
方法
  1. スクワットの開始
    膝を曲げ、お尻を後ろに突き出してスクワットを始めます。背中をまっすぐに保ち、バーベルをしっかりと頭上に保持します。
  2. 深いスクワット
    スクワットの深さは、個々の柔軟性と体力により異なります。可能な限り深くスクワットし、腰を下げます。膝が90度よりも深く曲がるように心がけましょう。
  3. 上昇
    スクワットの最下点から、足を使って力強く立ち上がります。同時に、バーベルを頭の上で保持し続けます。
  4. セットとリピート
    必要なセットとリピートを行います。各セットの間に十分な休息を取り、フォームを崩さないように心がけましょう。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • ウォームアップ
    オーバーヘッドスクワットを始める前に、十分なウォームアップを行い、関節や筋肉を十分に準備しましょう。ウォームアップは les けがの予防やトレーニングの効果を高める役割があります。
  • バーベルの選定
    適切な重さのバーベルを選びましょう。初めて行う場合や不安がある場合は、軽めの負荷から始め、徐々に重さを増していくことが良いでしょう。
  • フォームの維持
    スクワット中にバーベルを頭上でしっかりと保持するために、フォームを崩さないように注意しましょう。背中をまっすぐに保ち、バーベルが安定していることを確認します。
  • 頭部の位置
    バーベルを頭上で保持する際に、首を大きく後ろに倒すことは避けましょう。頭部は中立の位置を保ち、首への負担を軽減します。
  • 膝の方向
    スクワット中に膝がつま先を追い越さないように注意しましょう。膝が内側に崩れないように、正確なフォームを保つことが大切です。
  • 深いスクワット
    スクワットの深さは個人差がありますが、できるだけ深いスクワットを心がけましょう。ただし、無理な深さでフォームが崩れることは避けるようにします。
  • 安定した足のポジション
    足のポジションは安定しているか確認し、バーベルを安全に保持できるようにします。足の幅やつま先の向きを調整することが必要です。
  • 途中での休憩
    トレーニング中に疲れや不安を感じた場合は、無理をせずに休憩を取りましょう。フォームを維持することが優先されます。
効果
  • 下半身の筋力向上
    オーバーヘッドスクワットはスクワットのバリエーションであり、大腿四頭筋、ハムストリング、臀部などの下半身の主要な筋群を効果的に強化します。バーベルを頭上で保持することで、上半身と下半身の連動性が増し、バランスの取れた筋力の発展が期待できます。
  • 体幹の強化
    バーベルを頭上に保持する際、体幹(腹部や背中周りの筋群)が強く作用します。これにより、安定性が向上し、姿勢の改善に寄与します。
  • 全身の安定性向上
    バーベルを頭上で保持することで、全身の安定性が向上します。特に上半身と下半身のバランスを取る必要があり、安定感を養います。
  • 機能的な動作の向上
    オーバーヘッドスクワットは、日常生活において必要な座りから立ち上がる動作に近い動作を模倣します。このため、機能的な動作の向上が期待されます。
  • 柔軟性の向上
    深いスクワットの要素が含まれているため、バーベルを使用したオーバーヘッドスクワットは、膝や股関節の柔軟性を向上させる効果があります。
  • 心肺機能の向上
    バーベルを使ったオーバーヘッドスクワットは、エネルギーの消費が増え、心肺機能の向上に寄与します。トータルボディのエクササイズであり、持久力を向上させる可能性があります。
  • 姿勢の改善
    正確なフォームでオーバーヘッドスクワットを行うことで、姿勢が改善される可能性があります。特に背中の筋肉が強化され、前傾姿勢の改善に寄与します。
  • カロリー消費
    大きな筋肉群を使ったトレーニングは、カロリーの消費が増えるため、体脂肪の減少に寄与する可能性があります。

当ストレッチ効果のある筋肉各種

応用⑧パワースナッチ

パワースナッチのスタートポジション

スタートポジション

姿勢
  1. スタンスの取り方
    足をヒップ幅に開き、つま先は外向きにします。
    バーは足首の上に位置します。
  2. グリップ
    グリップは広めにとります。一般的には、バーを握る手の平が外側を向くようにします。
  3. スタートポジション
    膝を軽く曲げ、背中は真っすぐに保ちます。
    腰は下げず、背中を前傾させます。
方法
  1. 1stプル
    腰を使ってバーを身体に引き寄せます。このとき、肩は前に移動し、背中は真っすぐに保ちます。
  2. 2ndプル
    大腿部から腰を伸ばし、背中を真っすぐに保ちながらバーを上に引きます。膝が伸びると同時に、背中は垂直に近い状態を保ちます。
  3. スナッチポジション
    バーが腰の上に位置したら、迅速にスナッチポジションに移行します。
    肘を高く上げ、手首はバーの下に位置させます。
  4. オーバーヘッドスクワット
    体を軽くしゃがませ、同時にバーを頭上に押し上げます。
    足は肩幅より広めに開き、つま先は外向きに向けます。
  5. ロックアウト
    バーを頭上で完全にロックアウトし、安定させます。
  6. 下降
    バーを制御して下降し、スタートポジションに戻ります。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • ウォームアップ
    十分なウォームアップを行い、関節や筋肉を十分に動かしてから始めることが重要です。
  • フォームの重視
    正しいフォームを重視し、特に背中の形状を保ちながら動作を行うようにします。
  • 軽い重量から始める
    初心者は軽い重量から始め、徐々に重量を増やしていくようにしましょう。
  • トレーナーまたはコーチの指導
    パーソナルトレーナーや経験豊富なコーチの指導を受けることで、正しいテクニックを身につけやすくなります。
  • 安全な環境
    トレーニングを行う環境が安全であることを確認し、十分なスペースが確保されているかを確認します。
  • 疲労に注意
    疲労しているときや怪我をしている場合は、無理にトレーニングを行わないようにしましょう。
  • 適切な休息
    セットやリピションの間に十分な休息をとり、疲労が蓄積しないようにします。
  • 柔軟性の向上
    適切な柔軟性を保つために、トレーニング前後にストレッチやモビリティのエクササイズを取り入れると良いです。
  • 体の信号を聴く
    痛みや不快な感覚があれば、トレーニングを中断し、問題が解決するまで安静にしましょう。
  • 進化と調整
    体力や技術が向上した場合は、トレーニングの進化や調整を行い、新しい目標を設定します。
効果
  • 全身の筋力向上
    パワースナッチは複数の筋肉グループを同時に活用するため、全身の筋力を均等に向上させます。
  • 爆発力とパワーの向上
    スナッチの動きは迅速かつ力強いものであるため、爆発力とパワーを向上させる効果があります。
  • コアの強化
    スナッチを行う際には、コア(腹部や背中の中心部)が安定している必要があります。これにより、コアの強化が期待されます。
  • 柔軟性の向上
    パワースナッチの動きには大きな可動域が必要なため、関節や筋肉の柔軟性が向上します。
  • 姿勢の改善
    正確なフォームが求められるため、パワースナッチの練習は良い姿勢を保つ能力を向上させます。
  • カロリー消費と脂肪燃焼
    ハイインテンシティなトレーニングにより、カロリーの消費が増え、脂肪燃焼が促進される可能性があります。
  • スポーツパフォーマンス向上
    パワースナッチのトレーニングはアスリートにとってスポーツパフォーマンスの向上に寄与します。特にジャンプ系のスポーツにおいて有益です。
  • 神経系の調整
    高度な協調と制御が求められるため、神経系の調整と連携が向上します。
  • 筋肉のバランス
    パワースナッチは異なる方向からの力をコントロールするため、筋肉のバランスを改善します。
  • 心肺機能の向上
    ハイインテンシティな性質から、心肺機能が向上する可能性があります。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
全身

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応用⑨プッシュプレス

プッシュプレス(Push Press)は、肩から全身を使ってバーベルを頭上へ持ち上げる動作によって、肩や腕だけでなく下半身や体幹など全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。

プッシュプレスの効果的なやり方

姿勢
  1. スタンスのセットアップ
    足を肩幅程度に広げ、つま先は少し外側に向けます。
    バーベルをラックから取り出し、肩の高さに設置します。ダンベルを持つ場合は、片手に1つずつ持ちます。
  2. グリップのセットアップ
    バーベルを持つ場合は、両手でバーベルを握ります。指は前方を向き、肩幅の外側に手を置きます。手の位置は少し肩よりも広めが良いでしょう。
    ダンベルを持つ場合は、両手でダンベルの柄を握ります。
方法
  1. アップライトポジションへの移動
    肘を上に向け、バーベルまたはダンベルを肩に乗せます。肘は外側に向けて広がります。このポジションをアップライトポジションと呼びます。
  2. プッシュプレスの実行
    膝をわずかに曲げ、ヒップを少し後ろに引きます。この状態から腰をまっすぐ立て、背筋を伸ばします。
    あごを引き、視線は前方に向けます。
    膝を曲げ、腰を前に突き出してバーベルまたはダンベルを頭上に押し上げます。この際、腕だけでなく、脚や腰の力も使って力強く押し上げます。
    アームの伸ばし切る位置で、バーベルまたはダンベルを頭上に保持します。
  3. ロックアウトとリターン
    バーベルまたはダンベルを頭上でロックアウトし、数秒間キープします。このとき、腕は伸び切り、肩は耳の近くにあります。
    ゆっくりとバーベルまたはダンベルを元の位置に戻します。肩に置く際、腰を曲げずに注意深く下ろします。
  4. セットのリピート
    必要な回数を実行し、セットを完了します。セットの間に休憩をとり、必要に応じて重量を調整します。
回数

1セットで10〜15回のリピティションを行い、2〜3セットのセットを行うことが一般的です。

ポイント
  • 正しい姿勢:
    スタンスは肩幅程度に広げ、つま先を少し外側に向けます。
    腰は直立し、背中はまっすぐであることを保ちます。
    あごを引いて、視線は前方に向けます。
  • ハンドルの握り方:
    バーベルを持つ場合、手は少し肩幅よりも広めに握ります。指は前方を向けます。
    ダンベルを持つ場合、両手でダンベルの柄をしっかりと握ります。
  • アップライトポジション:
    バーベルまたはダンベルを肩の高さに設置します。これをアップライトポジションと呼びます。
    肘を外側に向け、バーベルまたはダンベルを肩にしっかりと乗せます。
  • 脚の使い方:
    プッシュプレスは脚力を活用するエクササイズです。膝をわずかに曲げ、ヒップを少し後ろに引いて脚力を貯めます。
    膝を曲げたら、力強く立ち上がります。このとき、脚と腰の力を使ってバーベルまたはダンベルを頭上に押し上げます。
  • ロックアウトとキープ:
    バーベルまたはダンベルを頭上に押し上げたら、アームを伸ばし切り、肩を耳の近くにキープします。これをロックアウトと呼びます。
    ロックアウトの状態を数秒間キープし、筋肉にしっかりと刺激を与えます。
  • コントロールしたリターン:
    バーベルまたはダンベルをゆっくりと元の位置に戻します。急いで下ろさず、コントロールして降ろすことが重要です。
    肩に置く際に腰を曲げず、背中をまっすぐに保ちます。
  • 呼吸:
    バーベルまたはダンベルを押し上げるときに吸い込み、ロックアウトのポジションで吐きます。正しい呼吸パターンを維持しましょう。
  • セットとレップス:
    必要なセットとレップスを実行し、トレーニングプログラムに合わせて重量を調整します。
効果
  • ショルダーの筋力向上:
    プッシュプレスは、デルトイド筋群(肩の筋肉)を強化するのに非常に効果的です。特に前部、中部、後部のデルトイドが鍛えられます。
  • トライセップの発達:
    プッシュプレスは三頭筋(トライセップ)にも刺激を与え、腕の力を向上させます。
  • 上半身全体の強化:
    アップライトポジションからバーベルを頭上に押し上げる際、背中、胸、腹筋、腰筋などの上半身の筋肉を協調して使います。これにより、全体的な上半身の筋力が向上します。
  • 下半身の筋力開発:
    プッシュプレスの起動は脚力に依存しており、脚の力を使ってバーベルを押し上げるため、脚筋(太もも、ハムストリングス、臀部)も鍛えられます。
  • バランスと体幹の安定性:
    プッシュプレスは、バーベルを安定させるために体幹(腹部)の筋肉を活用する必要があり、バランスと安定性を向上させます。
  • 機能的な力の向上:
    プッシュプレスは、日常生活で必要とされる上体を使った動作に役立つ機能的な力を高めます。物を持ち上げたり、押し上げたりする能力が向上します。
  • カロリー消費:
    プッシュプレスは、多くの筋肉グループを同時に活用するため、高いエネルギー消費をもたらします。これにより、脂肪燃焼を促進し、体脂肪を減少させるのに役立ちます。
  • シンプルで効果的:
    プッシュプレスは、バーベルやダンベルを使用する単純なエクササイズであり、トレーニングプログラムに簡単に取り入れることができます。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#三角筋 #上腕三頭筋 #全身

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応用⑩ダンベルスナッチ

ダンベルスナッチdumbbell-snatch-1000x1000

姿勢
  1. 足をヒップ幅程度に開きます。
  2. ダンベルは片手に持ちます。
  3. 背中を真っすぐに保ち、肩を後ろに引いておきます。
  4. 体重はつま先とかかとの均等に分散させます。
方法
  1. 引く動作
    膝を軽く曲げますが、膝を過度に曲げないように注意します。
    腰は下げず、背中を直立させたままでダンベルを床から持ち上げます。
    ダンベルを体に密着させるようにプルし、腕は伸ばしたままにします。
  2. ハイポジション
    膝がほぼ伸びた状態で、ダンベルを膝の高さまで持ち上げます。
    この段階で肘を高く上げるように意識しましょう。
  3. ダンベルキャッチ
    ダンベルを膝の高さで持ち上げたら、腕を伸ばしてダンベルをオーバーヘッドで受け止めます。
    腕だけでダンベルを受け止めるのではなく、肩や背中の筋肉を使って安定させます。
    ダンベルをオーバーヘッドで持ち上げたら、腕をしっかりと伸ばします。
    背中を直立させたまま、体をしっかりと支えるようにします。
回数

15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • スターティングポジションは背中を真っすぐに保ち、肩を後ろに引くことで姿勢を安定させます。
  • ダンベルを床からプルする際に、膝を軽く曲げてバーを持ち上げ、背中は直立させたままでプルします。
  • ダンベルを体に密着させるようにプルすることで、動きをコントロールします。
  • ダンベルを膝の高さまで持ち上げたら、腕を伸ばしてダンベルをオーバーヘッドで受け止めます。
  • 受け止める際には、腕だけでなく、肩や背中の筋肉を使って安定させることが重要です。
  • ダンベルをオーバーヘッドで受け止めたら、腕をしっかりと伸ばしてロックアウトします。
  • ダンベルを頭上に持ち上げたら、必要に応じてスクワットを行い、バーをしっかりと支えます。
  • 別の腕に切り替えて連続して行う場合は、流れを妨げないように滑らかな動きを心掛けます。
  • 正確なフォームとタイミングを意識し、安全な環境で練習することが大切です。
  • 初めて行う場合や疑問がある場合は、専門のコーチやトレーナーから指導を受けることをおすすめします。
効果
  • 全身の筋力トレーニング: ダンベルスナッチは多くの筋肉を使う全身運動であり、背中、肩、脚、お尻、腹筋など、幅広い筋群を鍛えることができます。
  • クロスフィットトレーニング: ダンベルスナッチはクロスフィットトレーニングによく組み込まれるエクササイズであり、パワー、スピード、柔軟性を向上させるのに効果的です。
  • 姿勢とバランスの改善: ダンベルスナッチを正確に行うためには、正しい姿勢とバランスが必要です。練習によって姿勢やバランスを改善することができます。
  • 有酸素と筋力の組み合わせ: ダンベルスナッチは高いインテンシティで行うことができるため、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることができます。
  • 体幹強化: ダンベルスナッチは体の中心部であるコアを強化するのに役立ちます。バーの持ち上げと受け止めの際にコアを安定させる必要があります。
  • カロリー消費: 高いエネルギーを必要とするダンベルスナッチは、カロリー消費を促進し、脂肪燃焼にも効果的です。
  • 柔軟性と身体の可動域: ダンベルスナッチは複合的な動きを要するため、身体の可動域と柔軟性を向上させるのに役立ちます。
  • スポーツパフォーマンスの向上: パワーや敏捷性の向上により、さまざまなスポーツのパフォーマンス向上に寄与します。
  • コーディネーションと反応力: ダンベルスナッチはテクニカルな動作であり、正確な動作を行うためにはコーディネーションと反応力が必要です。

ダンベルスナッチは、フィットネスやスポーツのトレーニングにおいて、様々な効果をもたらす多彩なエクササイズです。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#全身の瞬発トレーニング

応用⑪バーピージャンプ

バーピーの効果的なやり方

姿勢
  1. スタートポジション
    立位で足は肩幅程度に開きます。膝をわずかに曲げ、腰をくびれさせ、背中をまっすぐに保ちます。
方法
  1. スクワットポジション
    両手を地面につけ、膝を曲げて体を前に倒し、手を床につけます。この時、背中はまっすぐで腹筋を締めましょう。
  2. プランクポジション
    足を後ろに蹴り出してプランク(腕立て伏せのポジション)に移行します。体は一直線に保ち、背中や腰を丸めないようにします。
  3. スクワットジャンプ
    足を手に戻し、素早く蹴り返して立ち上がり、ジャンプします。このとき、手を天井に伸ばします。
  4. ランディングと再スタート
    地面に着地し、再びスクワットポジションに戻り、次のバーピージャンプに移行します。
  5. 繰り返し
    上記の動作を連続して行います。リズミカルに繰り返すことで心肺機能向上や全身の筋力トレーニングが期待できます。
回数

10回×3セット (セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • ウォームアップ
    バーピーは全身を使う激しいエクササイズですので、事前に十分なウォームアップを行いましょう。関節や筋肉を十分に動かして体温を上げ、怪我を予防します。
  • 正しいフォーム
    バーピーは正確なフォームが重要です。地面に手をついたときや蹴り上げるとき、体をまっすぐ保ち、背中を丸めないようにしましょう。
  • 手首と肘のケア
    地面に手をつく部分で手首や肘への負担がかかります。手首を保護するために、手首を直線状に保ち、軽いストレッチを行うことが役立ちます。
  • 軽い始動から
    初めての人やバーピーが苦手な人は、軽い始動から始めましょう。手を地面につく代わりに、手を肩の高さで動かすなど、段階的に難易度を上げることができます。
  • 呼吸のコントロール
    バーピーを行う際に正しい呼吸を意識しましょう。特に蹴り上げるときには息を吐き、地面に手をつけるときには息を吸うようにすると、効果的なエネルギーの使い方ができます。
  • 柔軟性の確保
    バーピーにはジャンプが含まれているため、足や腰の柔軟性が求められます。適切なストレッチを行い、柔軟性を確保してからトレーニングを始めましょう。
  • 無理なくスケールダウン
    バーピーは非常にハードなエクササイズです。初めての場合や、体力が限られている場合は、スケールダウンしたり、別のエクササイズに変更することも考えましょう。
  • 十分な休息
    バーピーは高強度なエクササイズですので、適切な休息を取りながら行うことが重要です。無理なく続けるためには、十分な休息が必要です。
効果
  • 有酸素運動と脂肪燃焼
    バーピージャンプは有酸素運動に分類され、心肺機能を向上させ、脂肪を燃焼しやすくします。これにより、体脂肪の削減や体重管理が期待されます。
  • 筋力トレーニング
    スクワット、プランク、ジャンプといった要素を含むため、複数の筋肉群が同時に鍛えられます。特に下半身の筋肉(腿やヒップ)、上半身の筋肉(背中や腕)、腹筋が強化されます。
  • 代謝の向上
    高強度なトレーニングにより、運動後も基礎代謝が一時的に上がります。これにより、エネルギーの消費が増加し、効率的なカロリー消費が期待できます。
  • 心肺機能向上
    バーピージャンプは連続した動きが求められるため、心臓と肺の機能が向上し、持久力が向上します。
  • 柔軟性の向上
    バーピージャンプは様々な動作を組み合わせたエクササイズであり、これにより関節の柔軟性が向上します。
  • 全身のトーンアップ
    全身の筋肉を総合的に鍛えるため、トータルでの体力と筋力の向上が期待されます。
  • 時間の節約
    バーピージャンプは効果的な全身運動でありながら、比較的短時間で高い効果が得られるため、時間効率が良いトレーニングと言えます。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
全身の有酸素運動

詳細記事

おすすめの器具

スラスターを行うにあたって以下の器具が必要です。
その中でも私が使ってよかったと実感している器具を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

スラスターで必要な器具

バーベルとプレート

グリップグローブ

ダンベル使用の際はグリップグローブがおすすめ

ダンベル使用の際はグリップグローブがおすすめ

器具を使う際に、グローブの着用を推奨しています。
グリップグローブは器具との滑りを防止してくれるため、安全に筋トレに励むことができます。

また、グリップ力が高いグローブをつけることで、余分な握力を使わず、狙った筋肉へトレーニングすることができます。

そして、何より手の平を守ってくれます。
グリップグローブを使わずに、筋トレや鉄棒などを行っていると、マメが出来たり、指や手の平の皮が硬くなってしまいます。

グリップグローブ

おすすめのグリップグローブ

安全性と機能性を考えてグリップグローブを使用した筋トレをおすすめします。
お手頃で丈夫なグリップグローブのおすすめも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

トレーニング後のケア

トレーニング後のケア

トレーニング後のストレッチケアも大切です。
疲労を残さないことが、長く続けられる秘訣です。

ケア方法として、マッサージとストレッチの順番もポイントです。
基本的にマッサージを行ってから、ストレッチをした方が筋肉はほぐれます。

急に筋トレで縮んだ筋肉を伸ばすより、一旦、手でマッサージをしたりフォームローラーを利用してほぐしてから、ゆっくりストレッチで伸ばしていきましょう。

今回ご紹介したトレーニングは、主に【全身】の筋肉です。
スラスターをした後の下半身を中心に全身をしっかりケアしておきましょう。

太もも前のケア①ローラーで大腿四頭筋の筋膜リリース

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_MVI_1065)

姿勢
  1. 四つん這い姿勢
  2. ローラーを片方の太ももで挟む
方法
  1. ローラーを太ももで前後に動かしながら筋膜リリース
  2. 股関節から膝までしっかりとローラーでほぐす
回数

片脚10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 脚を内旋させて、外側広筋をほぐす
  • 脚を外旋させて、内側広筋をほぐす
効果
  • 太もも前をほぐす
  • 脚の血行を促進し代謝アップ
  • 脚の疲労改善
  • 太ももを細くする

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#大腿四頭筋

お尻のケア②大殿筋の筋膜リリース

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_MVI_1073)

姿勢
  1. フォームローラーを準備
  2. 肘をついて横向きに寝る
方法
  1. お尻にフォームローラーを当て、脚でバランスをとる
  2. 転がしながらお尻の大殿筋と中殿筋の筋膜リリースでほぐす
回数

左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • お尻の筋肉は大きな筋肉のため、体重をかけてしっかりとほぐす。
  • 態勢が崩れないように、バランスを取りながら行う。
効果
  • お尻(大殿筋・中殿筋)をほぐす
  • お尻痩せ
  • お尻に溜まった老廃物を流す
  • 骨盤をほぐす

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#大殿筋 #中殿筋 

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北野 優旗

セルフでほぐすのにはグリッドフォームローラーがおすすめです!
カラダの部位に合わせていろいろな使い方ができて、気持ちいいです!

背中の筋膜リリース!ローラーストレッチで背骨の弾力性を高める

背中をほぐす筋膜リリース

グリッドフォームローラー本体・付属品

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使い方、特徴、機能性など、もっと詳しく商品を知りたい方は、下のページで紹介していますので、参考に読んでみてください↓↓↓

太もも前のケア③大腿四頭筋ストレッチ

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#92)

姿勢
  1. 壁際に直立
    バランスをとるため壁や椅子につかまって行う
方法
  1. まずは、左脚のもも前の筋肉(大腿四頭筋や縫工筋)を伸ばす場合
    左膝を曲げながら足首を掴んでもも前を伸ばす
  2. 上体を前に倒すことで、より一層ストレッチ負荷を強めることができる
回数 左右5回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
ポイント
  • このストレッチができない場合は、太ももや膝関節が硬いということが言える。
    時間をかけてゆっくりと伸ばしていくことが大切。
  • 片脚で立つため、必ず壁か椅子などに手を置き支えながら行おう。
効果
  • 腿前の大腿四頭筋や縫工筋が柔らかくなることで膝関節や股関節の負担が軽減される
  • 股関節の屈曲動作、膝関節の屈曲、伸展動作が楽になる
  • 歩いていて躓きにくくなる
  • 歩いたり立てっていることで脚が疲れたときに伸ばすと疲労回復
  • スポーツ前後のケアに最適

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#大腿四頭筋、縫工筋

太もも裏のケア④ハムストリングスストレッチ

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#87)

姿勢
  1. 肩幅に足を広げて直立する。
方法
  1. 膝をやや曲げながら、前屈する(前に倒す)
  2. ゆっくり、息を吐きながら伸ばす
回数 30秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
ポイント
  • わざと膝を曲げて前屈することでハムストリングスをピンポイントに伸ばすことができる。
    膝が伸び切ったまま行うと腓腹筋ヒラメ筋などの膝下ふくらはぎにも張力が加わり、ハムストリングスをピンポイントに伸ばすことができない。
効果
  • もも裏のハムストリングス群をダイレクトに伸ばすことができ腰の柔軟性が高まる
  • ハムストリングスをピンポイントに柔軟性を高める
  • 下半身の疲れがとれて軽くなる
  • 下半身の血流がよくなることで代謝がアップする
  • スポーツ前のウォーミングアップやクールダウンに適したストレッチ

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#ハムストリングス(#大腿二頭筋 #半腱様筋 #半膜様筋)

安全と注意事項

スラスターの安全と注意事項

スラスターは、すべてのレジスタンスエクササイズと同様に、効果と安全性のために正しいフォームとテクニックを必要とします。

次の安全と注意事項は、スラスターを正しく行い、怪我のリスクを減らすのに役立ちます。

  • フォームを正確に保つ
    スラスターを行う際には、正しいフォームを維持することが重要です。背中をまっすぐにし、膝を軽く曲げた状態で動作します。腰を丸めないように注意しましょう。
  • 膝の安全性を確保する
    スラスターを行う際、膝が過度に内側に崩れることを防ぐために、膝を外側に向けるよう意識しましょう。膝が安定していることを確認し、怪我を予防します。
  • バーベルの位置を確認する
    バーベルを肩に乗せる際、肩の位置に均等に負荷がかかるようにします。片側に偏った負荷はバランスを崩す原因となります。
  • 安定性を確保する
    バーベルを持ち上げる際には、足の幅を肩幅よりも広めに取り、安定した姿勢を保ちます。バランスを崩すことなく力を加えることが重要です。
  • 適切なウェイトを選択する
    初心者は軽めのウェイトから始め、フォームを維持しながら徐々に重量を増やしていきます。過度な負荷は怪我のリスクを高めますので、無理をしないようにしましょう。
  • 呼吸を調整する
    バーベルを持ち上げる際には息を吐き、下ろす際には息を吸います。呼吸を意識することでフォームを維持しやすくなります。

よくある質問

スラスターのよくある質問

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質問

バーベルを使ったスラスターはどのような部位を鍛えるのですか?

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北野 優旗

バーベルを使ったスラスターは、主に下半身の大殿筋(お尻の筋肉)、太ももの前側(四頭筋)、太ももの後側(ハムストリングス)、腿の内側(内転筋)などを鍛えます。


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質問

バーベルを使ったスラスターは、他の下半身エクササイズと比べてどのような利点がありますか?

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北野 優旗

バーベルを使ったスラスターの利点は、バーベルを使うことで一定の重量をかけやすく、下半身の筋肉を効果的に強化できることです。また、バーベルを使うことで身体全体を安定させる必要があるため、コアや安定性も同時に鍛えることができます。


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質問

バーベルを使ったスラスターを行う際のフォームについて教えてください。

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北野 優旗

バーベルを使ったスラスターでは、バーベルを肩に乗せて肩幅よりも広めに足を開き、背中をまっすぐに保ちます。膝を軽く曲げた状態から、腰を下げてスクワットを行い、力を入れて立ち上がります。


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質問

バーベルを使ったスラスターは、どのように重量を選べば良いですか?

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北野 優旗

初心者は軽めの重量から始め、フォームを正確に保ちながら徐々に重量を増やしていくことをお勧めします。十分な負荷を感じる重量を選ぶことで、効果的なトレーニングができます。


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質問

バーベルを使ったスラスターは、初心者に適していますか?

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北野 優旗

バーベルを使ったスラスターは、初心者にも適していますが、適切なフォームと重量の選択が重要です。初めての方はトレーナーや指導者の指導を受けながら行うことをお勧めします。


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質問

バーベルを使ったスラスターは、女性にも効果的ですか?

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北野 優旗

はい、バーベルを使ったスラスターは女性にも効果的です。下半身の筋肉を効果的に鍛え、筋力や筋持久力を向上させるのに役立ちます。


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質問

バーベルを使ったスラスターのセット数や回数はどのようにすれば良いですか?

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北野 優旗

セット数や回数は個々の目標やフィットネスレベルによって異なりますが、一般的には2〜4セット、8〜12回程度のレップを行うことが一般的です。適切な負荷をかけながら、フォームを維持してトレーニングすることが大切です。


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質問

バーベルを使ったスラスターは、他のトレーニングと組み合わせることができますか?

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北野 優旗

はい、バーベルを使ったスラスターは他のトレーニングと組み合わせることができます。例えば、スクワットやデッドリフトなどの下半身のエクササイズと組み合わせることで、より効果的なトレーニングを行うことができます。

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北野 優旗

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北野 優旗

『QITANOカラダづくりラボ』運営 / 著書。1982年1月生。順天堂大学にてスポーツ健康学を学び、保健体育教員資格取得。中学・高校・大学では陸上競技で全国2位の実績。身体均整法を取得し、整体の実技、セルフケアトレーナーを取得。2007年 三豊市にきたの均整院を開業。2015年 美脚・骨盤エクササイズグッズ「スタイルアップレグール」を開発販売。当サイトはトレーナー、整体師としての経験を基にコンテンツ情報を配信しています。
執筆・運営者「北野 優旗」のプロフィールへ

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