長内転筋(ちょうないてんきん)ストレッチ方法・起始停止・作用

北野 優旗北野 優旗

#骨盤ダイエット #O脚 #ヒップアップ #産後に #大学共同研究 #プレゼントに

QITANO STORE|レグール公式

avatar

北野 優旗

こんにちは、身体均整師&パーソナルトレーナーの北野です。
今回は 筋肉名称大全集長内転筋についてご紹介します。

長内転筋(ちょうないてんきん)機能解剖学図・起始停止・働き

長内転筋(ちょうないてんきん)機能解剖学図・起始停止・働き

【名称】長内転筋
【よみ】ちょうないてんきん
【英語名称】adductor longus muscle

《長内転筋のストレッチ法と効果》内ももの内転筋ほぐしで股関節の開脚を広げる

さっそくストレッチを始める

長内転筋は、股関節の屈曲と内転に作用する筋肉で、内転筋群に属しています。
内転筋群はこの筋肉以外にも、大内転筋短内転筋、また薄筋恥骨筋などがあり、それぞれの相互作用によって股関節の動きをサポートします。

その中には、内転という動きのみをサポートする筋肉もありますが、長内転筋は股関節の内転だけではなく屈曲の動作の際にも作用するのが特徴です。
屈曲の動作に関与していることから、屈曲筋群の一つにも分類されます。

長内転筋とは

長内転筋とは、内転筋群に属する筋肉の一つで、大腿の内側にあります
内転筋群に属する筋肉は、それぞれ異なる特徴がありますが、長内転筋は大腿の内転だけではなくて外旋に関しても若干の役割がある他、屈曲動作の際にも使われるという特徴があります。

例えば、足を前後に振り上げたり内転するという動作は、誰でも日常生活の中で行うことがあるでしょう。
しかし、意識して足の内側をストレッチしているという人はそれほど多くはありません。

長内転筋の解剖図を動画で簡単解説

【消音】タップして動画を見る(#88)

そのため、ライフスタイルによっては筋力が低下しやすい部位と言えます。筋力が低下してしまうと、O脚になりやすいので注意しましょう。
また、筋力低下によって血行が悪くなると、太りやすくなったりセルライトが付きやすくてなり、見た目の印象が悪くなってしまいます。

長内転筋の位置(起始停止)

この筋肉は、恥骨結節の下方にある恥骨上肢から始まって、大腿骨粗線内側唇まで伸びています。
恥骨筋の下側を通るインナーマッスルで、大内転筋のすぐ全部に位置しています。

他の内転筋と比べると筋肉の大きさは大きく、内転力もあります。
支配している神経は閉鎖神経群で、長内転筋以外にも大内転筋や薄筋、そして短内転筋などが閉鎖神経群を支配しています。

起始

恥骨前面で恥骨稜のすぐ下

停止

大腿骨中央後面

神経

股関節の内転、股関節の屈曲の補助

作用

閉鎖神経
参考書籍筋の起始停止・作用・神経・動脈・モーターポイントを参考にした「図説 筋の機能解剖

長内転筋の作用

この筋肉は、主に大腿の内転運動に関与しています。他の内転筋群と比べると、この筋肉は起始部が骨盤の前面についているのが特徴です。
それによって、股関節を屈曲する際にも作用しますし、外旋作用の際にも若干ですが作用するという特徴があります。

長内転筋の股関節の内転動作を動画で簡単解説

【消音】タップして股関節の内転動作を見る(#D48)

股関節の内転動作では、長内転筋の他に、恥骨筋大内転筋短内転筋薄筋なども連動して股関節の内転動作を行います。

長内転筋の股関節の屈曲動作を動画で簡単解説

【消音】タップして股関節の屈曲動作を見る (#D43)

股関節の屈曲動作では、長内転筋の他に、大腰筋腸骨筋中殿筋小殿筋大腿筋膜張筋大腿直筋縫工筋短内転筋恥骨筋大内転筋、腸脛靭帯なども連動して股関節の屈曲動作を行います。
※参考:Muscle Premium – Visible Body

この筋肉はまた、骨盤を横方向に安定させる働きがあります。筋力が低下すると、骨盤の安定が崩れてバランスが悪くなってしまいます。

その結果、ふらつきやすくなったり、躓きやすくなったり、また転びやすくなるなどのトラブルが起こりやすくなるので注意しましょう。
こうしたトラブルを未然に防ぐためには、普段から長内転筋を意識したストレッチを行うのがおすすめです。

おすすめ書籍私がおすすめする参考書籍です。ぜひ興味のある方はご覧ください。

avatar

北野 優旗

では、さっそく長内転筋のストレッチを行ってみましょう!

長内転筋のストレッチのやり方

 動画で分かりやすくストレッチ方法を解説

足パカ体操で内もも伸ばし

【消音】タップしてフィットネス動画を見る (#96)

姿勢
  1. 脚が直立になるように、壁際で仰臥位。
  2. 壁にお尻とかかとを付ける。
方法
  1. ゆっくり脚を開きながら内転筋群を伸ばす。
  2. 息を吐きながら、股関節、脚の力を抜いて左右の脚をゆっくり広げる足パカ運動
回数約10秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
ポイント
  • お尻は壁に付けたまま行うことで、効率的に股関節や内転筋群がストレッチされる。
  • 壁を使うことで安定し、余分な力を入れずにストレッチすることができる。
効果
  • 股関節の開脚柔軟性
  • 脚のむくみ・たるみ改善
  • 脚の内もも痩せ効果
  • スポーツや筋トレ前後のストレッチケア

当ストレッチ効果のある筋肉各種
ハムストリングス、大内転筋、短内転筋、長内転筋、薄筋

片脚ずつじっくりと内転筋群ストレッチ

【消音】タップしてフィットネス動画を見る (#109)

姿勢
  1. 四つんばい姿勢
方法
  1. 左脚をそのまま真横へ伸ばす(膝を伸ばす)
  2. 伸ばした足の踵だけ床に付ける
  3. お尻をゆっくり後方へしゃがむことで、内転筋群や薄筋の張力がかかり伸びる
回数左右15回×2セットずつ(セットの間隔は1分程あけましょう)
ポイント
  • 横に伸ばした膝が曲がらないように、しっかりと伸ばしきって行うこと
    かかとだけ床に付けるようにするポーズが内転筋群のストレッチ効果を高める
  • しっかりと腰を落とすことで内転筋に張力がかかります。
  • 息を吐きながらゆっくりと伸ばしましょう。
効果
  • 太もものたるみ、むくみ解消
  • 内ももの緊張をほぐす
  • 開脚ストレッチがしやすくなる
  • 走ったり跳んだり脚を使うスポーツや筋トレ前後のストレッチケアに最適
  • 脚の歪み(O脚など)が改善する

当ストレッチ効果のある筋肉各種
大内転筋、短内転筋、長内転筋、恥骨筋、薄筋

ダイレクトに内転筋群を伸ばす方法

【消音】タップしてフィットネス動画を見る (#53)

姿勢
  1. 四つんばい姿勢
方法
  1. 両膝をできる限り左右に広げる。
  2. 両肘を床に付く。
  3. 腰を前後にゆっくり動かし、内転筋ストレッチ
回数

10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 左右に広げる脚は真横へ出し、膝の曲げる角度は90度を作る
  • 前後に動かす範囲は、可動域いっぱい行うようにしよう
  • 痛みを感じる場合は無理をせず、できる範囲で行うようにしよう
効果
  • 内ももの筋肉の代謝を高めて、痩せやすい体質を作る
  • 脚の血行促進
  • 股関節の可動域が広がり、開脚がしやすくなる
  • スポーツや筋トレの前後のストレッチケアに最適

当ストレッチ効果のある筋肉各種
大内転筋、短内転筋、長内転筋、薄筋

開脚ストレッチで内転筋とハムストリングスを伸ばして股関節を広げる!

【消音】タップしてストレッチ動画を見る (#Q_IMG_3119)

姿勢
  1. 床に座位姿勢
方法
  1. 左右に可動域いっぱいに脚を広げる
  2. 上体を前に倒し、内転筋やハムストリングスを伸ばす
回数前20秒左右20秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
ポイント
  • ゆっくり息を吐くこと

  • 可能な範囲で倒す

効果
  • 🔥内転筋とハムストリングスがほぐれる
  • 🔥腰がほぐれる
  • 🔥股関節の柔軟性アップ
  • 🔥脚のむくみ改善
  • 当ストレッチ効果のある筋肉各種
    #大内転筋 #長内転筋 #短内転筋 #ハムストリングス 

 股関節を前後に開脚して内ももストレッチでほぐす

【消音】タップしてストレッチ動画を見る (#Q_IMG_2084)

姿勢
  1. 壁の近くで片膝立ち
方法
  1. 壁に手を置き、体の安定したバランスを取る
  2. ゆっくりと重心を前に乗せる
  3. 次は後ろへ戻すを繰り返す
回数左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
ポイント
  • 前に重心を乗せることで少しずつ前後の可動域が広がる

効果
  • 🔥前後の開脚でも内ももの内転筋はストレッチされてほぐれる
  • 🔥股関節可動域アップ
  • 🔥大腿四頭筋ストレッチ
  • 🔥内もものたるみ改善
  • 当ストレッチ効果のある筋肉各種
    #大内転筋 #長内転筋 #短内転筋 #ハムストリングス 

長内転筋の筋膜リリース!太ももの内側をローラーストレッチ

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_MVI_1071)

姿勢
  1. フォームローラーを準備
  2. うつ伏せ姿勢
方法
  1. 膝を横に出し、内ももにフォームローラーを当てる
  2. フォームローラーを転がしながら内転筋の筋膜リリースを行う
回数

左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 股の付け根から膝の内側まで、ほぐす。
  • 硬くなった筋肉には、時間をかけてほぐしても良い。
効果
  • 内もも(内転筋)をほぐす
  • 内もも痩せ
  • 太ももに溜まった老廃物を流す
  • 脚の血行が良くなる

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#大内転筋

avatar

北野 優旗

セルフでほぐすのにはグリッドフォームローラーがおすすめです!
カラダの部位に合わせていろいろな使い方ができて、気持ちいいです!

背中の筋膜リリース!ローラーストレッチで背骨の弾力性を高める

背中をほぐす筋膜リリース

グリッドフォームローラー本体・付属品

グリッドフォームローラー

使い方、特徴、機能性など、もっと詳しく商品を知りたい方は、下のページで紹介していますので、参考に読んでみてください↓↓↓

長内転筋のストレッチ効果

長内転筋をストレッチすると、股関節の可動域が広くなり、足を動かす動作がこれまでよりもスムーズになります。
また、可動域が広がることによって、これまでと同じ動作をしていても動きが大きくなり、血行や代謝が良くなることで痩せやすい体質づくりができます。

また、年齢によって筋力低下しやすい部分の長内転筋をストレッチすると、太腿の内側を引き締める効果があり、下半身の見た目をスッキリすることも可能です。

股関節がほぐれ開脚可動域が広がる

この筋肉は深層筋なので、一つの筋肉だけを単体でストレッチすることはできません。
この筋肉を意識したストレッチをすると、股関節の動きに関与するたくさんの筋肉のコリをほぐし、柔軟性を高める効果が期待できます。

開脚ができるようになるそれによって股関節の可動域が広がり、開脚をすればこれまでよりも足を開きやすくなるでしょう。

その他には、可動域が広がることによって骨や靭帯を正常な位置に維持しやすくなり、骨盤周辺の安定感が高まります。
その結果、体がブレにくくなり、躓いたり転んだりすることが少なくなります。

内ももの血行促進で太ももがスッキリする

太腿の筋肉は、長内転筋だけではなく普段の生活においてはそれほど頻繁に使う部位ではありません。
そのため、ライフスタイルによっては筋力低下して硬くなってしまうことがあります。

内もも痩せたいこの筋肉を含めた大腿部の筋肉をストレッチすると、筋肉のコリがほぐれて血行が良くなります。
血行が良くなることによって代謝も良くなり、セルライトなどの老廃物や水分を作りにくい体質へと近づけます。

また、筋肉をストレッチすることによって引き締め効果があるので、たるみがちな太腿をスッキリ見せることもできるでしょう。

長内転筋ストレッチのまとめ

長内転筋は、股関節の内転に大きな関係があるインナーマッスルの一つですが、前部についているため、足の屈曲や外旋動作においても、役割りを持っています。
普段の生活でしっかりストレッチできる人は少ないので、できるだけ意識したストレッチをする事で、脚痩せ効果や可動域アップなどの効果を実感できます。

また、内転筋を引き締めて内ももを痩せたいと思う方にお勧めの記事です。
足パカエクササイズをやって、なかなか痩せないと思う人は、足パカのやり方が間違っているのかもしれません。
正しい足パカを知って、6種目の足パカプログラムを取り入れることをお勧めします。

関連記事

また、内転筋の鍛え方や内ももを細くしたいと思う方は、こちらの記事も参考に読んでみてください。

関連記事

筋膜リリースに最適なマッサージガン

トレーニングやエクササイズの疲れを翌日に残すのは嫌ですよね。
リカバリーケアに最適なマッサージガンを紹介した記事です。
マッサージガンの使い方、選び方も合わせて解説していますので、興味のある方は参考にしてみてください。

avatar

北野 優旗

今回のブログ記事はいかがだったでしょうか?ご意見ご感想を頂ければ幸いです。今後の情報発信における励みになります!心よりお待ちしております。
※お名前はニックネームで大丈夫です。お気軽にお寄せください。

\ 記事の文章、画像、動画の引用フリーです /

北野 優旗

『QITANOカラダづくりラボ』運営 / 著書。1982年1月生。順天堂大学にてスポーツ健康学を学び、保健体育教員資格取得。中学・高校・大学では陸上競技で全国2位の実績。身体均整法を取得し、整体の実技、セルフケアトレーナーを取得。2007年 三豊市にきたの均整院を開業。2015年 美脚・骨盤エクササイズグッズ「スタイルアップレグール」を開発販売。当サイトはトレーナー、整体師としての経験を基にコンテンツ情報を配信しています。
執筆・運営者「北野 優旗」のプロフィールへ

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

Google Yahoo!QITANOキタノ」で検索 /

QITANO 検索

  

QITANO STORE|レグール公式

ブログを読む

最近の記事 おすすめ記事
  1. スラスターの効果的なやり方|全身を鍛えるトレーニング

  2. バックレイズの効果的なやり方|脊柱起立筋、大殿筋を鍛えるトレーニング

  3. フロントクランチの効果的なやり方|腹直筋を鍛えるトレーニング

  1. スタイルアップ レグール|LEGOOL®使い方、効果を開発者の北野が解説

  2. 肩の力を抜く3つの方法と脱力するコツでリラックス効果

  3. 女性の体脂肪率30%台に特化したダイエット方法《保存版》

SEOに強く、使いやすい。
さらに洗礼されたデザイン。
QITANO-TCDテーマ「EVERY」レスポンシブデザイン - w300

月間10万pvの集客を達成した当サイトのWordPressテーマ「EVERY」がすごい!

QITANO STORE|レグール公式

QITANO開発!国立大学と共同研究
家トレ3分!骨盤×O脚×痩せる×ヒップアップ
QITANO開発レグール紹介記事