インクラインダンベルプレスの効果的なやり方|大胸筋上部・上腕三頭筋を鍛えるトレーニング

北野 優旗北野 優旗

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インクラインダンベルプレスの正しいやり方(大胸筋上部、上腕三頭筋、三角筋前部)

インクラインダンベルプレス
Incline dumbbell press

【概要】
別名

インクラインダンベルベンチプレス(Incline Dumbbell Bench Press)

ターゲット

メイン:大胸筋上部、三角筋前部、上腕三頭筋
サブ:前鋸筋

レベル

中級から上級

必要器具
  • インクラインベンチ
  • ダンベル
  • グリップグローブ

インクラインダンベルプレスの基本的な方法と正しいフォーム・効果を高めるやり方のコツ・安全と注意事項・応用編(他の方法・初心者・女性でもできる方法)について詳しく解説していきます。

またインクラインダンベルプレスは、別名インクラインダンベルベンチプレス(Incline Dumbbell Bench Press)とも言われ、本記事では名前を統一して、「インクラインダンベルプレス」で解説していきます。
SNSやブログ等で紹介してもらえるとうれしいです。

基本的な方法

 タップしてフィットネス動画を見る

インクラインダンベルプレスは、インクラインベンチに横たわった姿勢で、両手に持ったダンベルを上げ下げするトレーニングです。
ダンベルで負荷をかけることで、腕と胸の上部の筋肉を主に鍛えることができます。

このトレーニングの特徴は、角度をつけた横たわった姿勢でダンベルを持ち上げることで、負荷をかける筋肉を調節することができる点です。

インクラインダンベルプレスの正しいやり方

床に横たわった状態でダンベルを持ち上げる場合や立った/座った状態で持ち上げる場合にはもっぱら腕に負荷がかかることになりますが、インクラインベンチに斜めに横たわって行うことによって、腕よりもむしろ胸の筋肉に負荷をかけることになるのが最大の特徴です。

しかもダンベルですから、重量を調節しやすく、怪我などのリスクも少ないトレーニングです。
それほど腕力がない人や初心者でも始めやすいトレーニング方法とも言えます。
とくに、大胸筋上部を効率よく鍛えていきたい方におすすめです。

スタートポジション

インクラインダンベルプレスのスタートポジション

インクラインダンベルプレスのスタートポジション

スタートポジションのポイントは、やはりインクラインベンチの角度です。
フラットすぎても、角度が高すぎても、胸の筋肉にうまく負荷がかからなくなってしまいます。
基本的には30~45度くらい、具体的な角度に関しては実際に試しながら、自分に合った範囲で調節しましょう。

角度が高いと肩へ、フラットすぎると腕と大胸筋の中部に、負荷が分散してしまうので気をつけましょう。
この姿勢で、脇を少し広げた状態(90度よりも狭いくらいで)でダンベルを持った両手を持ち上げて構えます。
このスタートポジションから、ダンベルを持ち上げていきます。

注意したいのは脇を広げる角度です。
90度よりは広くしないように、一般的には60~80度くらいが理想的とされています。

動作手順

インクラインダンベルプレス

インクラインダンベルプレス

  1. このスタートポジョンからダンベルを天井に向かって持ち上げていくことになります。

  2. 肩甲骨を寄せるよう意識しながら、ゆっくりと持ち上げていくのがポイントです。
    どの部分の筋肉に負荷がかかっているのかを意識しながら持ち上げていくことで、トレーニングがしっかり行えているかどうかを確認することもできるでしょう。

  3. ダンベルを持ち上げたら、今度はゆっくりと元の位置まで下ろしていきます。
    下ろす際にも重力で落とすのではなく、筋肉を使って、速度をコントロールしながら下ろしていきましょう。

呼吸

呼吸の基本は、ダンベルを持ち上げている間に息を吐き、下げながら吸う形です。
急激に筋肉に負荷をかけるトレーニングではないので、呼吸をしないで行っても、血圧が急上昇して心臓や血管に過度な負荷がかかるリスクはそれほどありません。

しかし、ゆっくりと筋肉に負荷をかけて行うためにも、そしてリズムより回数をこなしていくためにも、やはり適切な呼吸法を忘れないようにしましょう。

回数・セット数・重量

インクラインダンベルプレスの回数・セット数・重量

インクラインダンベルプレスの回数・セット数に関しては、本人の筋力はもちろんのこと、使用するダンベルの重量によっても異なるので、具体的な数字を挙げるのは難しいのですが、初心者は10回ワンセット、3セット行うのが目安とされています。

ですから、ダンベルの重量を設定する場合には「10回できること」を前提に選ぶとよいでしょう。
それまでの重量で10回ワンセットを問題なくできるようになったら、少し重量を増やすといった形です。

慣れていない場合は無理をせず、軽めの重さで設定したり、回数を少なくしてください。
正しいフォームを意識して徐々に慣れていくことが大切です。

慣れてきたら、以下のように「総負荷量」で筋肥大を目指しましょう。

ちなみにですが、私の場合ですとインクラインダンベルプレスは、以下のような総負荷量の回数でセットを組んでいます。

中級者以上の参考「総負荷量」
(回数・重量・セット数)
1セット9RM
2セット6RM
3セット3RM
4セット6RM
5セット9RM

※「RM」とはRepetition Maximum(最大反復回数)の略語。
ある一定の重さに対し、何回反復できるかにより、自分の限界となる運動強度を判断する方法。

セット間のインターバル休憩時間については、こちらの記事も参考にしてください。

筋トレの頻度は週2を目安に行うことで筋肥大効果が得られます。

インクラインダンベルプレスの重量の目安

ベントオーバーロウダンベルの回数・セット数・重量

ベントオーバーロウダンベルの回数・セット数・重量

それぞれ、以下のレベルの人を対象して、重量の目安表を示します。

  • 初心者:1ヶ月以上トレーニングした人
  • 初級者:6ヶ月以上トレーニングした人
  • 中級者:2年以上トレーニングした人
  • 上級者:5年以上トレーニングした人
  • エリート:アスリート

なお、こちらのデータは海外のサイト「STRENGTH LEVELストレングス レベル (強度レベル)」を参照しました。また、こちらの数値は正しいフォームで1回だけ挙げられる最大重量(1RM)を示しています。
自分の体重とウェイトトレーニングの経験から、インクラインダンベルプレス重量の目安がわかります。

男性の体重別ダンベルベンチプレス基準(kg)

ダンベルの重量は1つのダンベル用で、バーの重量を含みます。通常は2 kg /4.4lbです。

体 重初心者初級者中級者上級者エリート
501016243344
551218273748
601421304051
651623324355
701725354659
751928384962
802130405265
852332435568
902534455871
952636476074
1002838496377
1053040526580
1103142546882
1153343567085
1203445587287
1253647607490
1303749627692
1353950647994
1404052658196
女性の体重別ダンベルベンチプレス基準(kg)

ダンベルの重量は1つのダンベル用で、バーの重量を含みます。通常は2 kg /4.4lbです。

体 重初心者初級者中級者上級者エリート
4037132029
4548142231
50510162433
55611172635
60712192737
65713202939
70814213041
75915223242
80916243344
851016253445
901117263647
951218273748
1001219283849
1051320293951
1101321304052
1151421304153
1201522314254

インクラインダンベルプレスの効果を高めるコツ

インクラインダンベルプレスの効果を高めるコツ

インクラインダンベルプレスのトレーニングを挙げるコツをいくつか踏まえておきましょう。
それだけで効果に大きな差が出てくるはずです

コツ①重量はやや軽めに設定する

インクラインダンベルプレスの重量はやや軽めに設定する

先程「10回ワンセットできる重量で」と書きましたが、ダンベルの重量はやや軽め、一般的にはインクラインベンチプレスの7割くらいがよいとされています。

とくに、まだインクラインダンベルプレスを始めたばかりの方はフォームに慣れていない面もあるため、あまり重くしてしまうと、筋肉に負荷をかけすぎたり、持ち上げる時にフォームを崩したりして、怪我をする恐れがあるので気をつけましょう。

最大で片方14kg程度、一般的には5~10kg程度がよいとされています。

コツ②手首をうまく使う

インクラインダンベルプレスの手首・握り方

インクラインダンベルプレスは左右にダンベルを持って行うため、左右の腕が独立して重量を持ち上げる形になります。
そのため、手首や握りを調節しやすく、疲れや痛みを避けながら行うことで、無理なく、怪我をするリスクを避けながら行うことができます。

基本は手首と肘がまっすぐになっていること、手首を寝かせずに持ち上げることです。
肩への負担が気になる方は、手首を体の内側にカタカナの「ハ」の字を作るように構えて持ち上げると、やりやすくなります。

コツ③お尻の位置

インクラインダンベルプレスのお尻の位置

スタートポジションとも関わってくる部分ですが、持ち上げる際にはあまりお尻を上げないように気をつけましょう。
お尻を上げてしまうと、せっかく設定したインクラインの角度が浅くなってしまい、負荷をかける筋肉にズレが生じてしまう恐れがあります。

インクラインベンチプレスとの違い

インクラインベンチプレス

インクラインベンチプレス

ダンベルを左右独立して持ち上げる点が大きな違いとして挙げられます。

両手でひとつの重量を持ち上げる形となるインクラインベンチプレスは左右両方の腕に均等に負荷がかかりやすく、バランス良く筋肉を鍛えることができる傾向もありますが、ダンベルプレスのほうが重量の調節をしやすく、怪我のリスクが少ないのは大きなメリットになるでしょう。

効果に関しては、後述するように大胸筋上部をはじめとした胸と腕の筋肉を強化できる点で共通しています。
インクラインベンチプレスはラックを必要とするため、ホームジムで行うためには大掛かりな器具の設置が必要で不向きです。

自宅のスペースを利用して行う場合は、インクラインダンベルベンチプレスがおすすめです。

効果と発達する筋肉部位

インクラインダンベルプレスの効果(大胸筋上部、上腕三頭筋、三角筋前部)

インクラインダンベルプレスの効果(大胸筋上部、上腕三頭筋、三角筋前部)

通常のダンベルプレスはもっぱら腕、とりわけ上腕の筋肉を鍛えるのがメインですが、このインクラインダンベルプレスは角度をつけることで、胸の筋肉、とくに大胸筋上部に負荷をかけられるのが大きな魅力です。

肥大化部位大胸筋上部・上腕三頭筋が発達する

大胸筋上部

胸の部分、いわゆる「マッチョな体」を作る上でもっとも重要な筋肉とも言える大胸筋上部を鍛えられます。
そして、肩から腕にかけての上腕三頭筋を鍛えることで、太くたくましい腕を作り上げていく上でも役立ちます。

大胸筋上腕三頭筋の機能について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考に読んでみてください。

効果①とくに大胸筋上部を集中して鍛えられる

大胸筋と肩の筋肉が筋肥大

大胸筋と肩の筋肉が筋肥大

大胸筋はさらに細かく上部・中部・下部に分けられますが、インクラインダンベルプレスでは、その中でもとくに上部、胸板を厚みをもたらす部分の筋肉を鍛えることができます。
Tシャツをパンとはち切れんばかりに着こなしたい人はインクラインダンベルプレスをお勧めします。

女性では胸を引き上げる筋肉となるためバストアップが大いに期待できるウエイトトレーニング種目です。

効果②肩の三角筋前部も鍛えられる

メロン肩(大きく丸く肥大化)

大胸筋上部・上腕三頭筋に加えて、肩の部分にある三角筋前部を強化するのにも役立ちます。
厚い胸板、がっしりとした肩、太い腕…まさに男にとって理想的な「マッチョなボディ」を作り上げていくのにうってつけのトレーニングと言えるでしょう。

効果③太くたくましい腕

たくましい腕(上腕三頭筋)

上腕三頭筋側も鍛えることができますので、太くてたくましい腕も同時に作ることができます。
上腕三頭筋は腕の外側に位置し、後ろ姿の二の腕をかっこよく見せることができます。

また二の腕を引き締めたい方にもおすすめのトレーニングです。
夏のTシャツやタンクトップから見える腕は、男性ならたくましく、女性なら引き締まった腕に仕上げることができます。

効果④女性はバストアップ

理想のバストアップに導く

インクラインダンベルプレスは、大胸筋上部を鍛えることができると言いましたが、大胸筋上部を鍛えることで女性にもうれしいバストアップ効果があります。
胸の土台となる大胸筋が大きく肥大することで、胸全体が大きくふくらみます。

また、大胸筋上部を発達させることで、年齢とともに垂れ下がった胸を上へと引き上げてくれます。
女性にとって、二の腕の引き締めだけでなく、バストアップ効果も期待できるインクラインダンベルプレスをトレーニング種目の一つに取り入れてスタイルアップを目指してみましょう。

応用編

インクラインダンベルプレスを応用したやり方もご紹介します。
大胸筋や上腕三頭筋、三角筋(前部)を違った角度で攻めたい方はぜひこちらのトレーニング種目も参考にしてみてください。

また、女性や初心者で筋力がない方でも行える鍛え方もあります。

応用①ダンベルベンチプレス(大胸筋)

ダンベルベンチプレス、バーベルを使ったベンチプレスと違い、両手それぞれに個別の重量を持って行うことになるため、姿勢や動作には十分気を付けて行いましょう。

ダンベルベンチプレスの効果的なやり方|胸・腕を鍛えるトレーニング w810

ダンベルベンチプレス

姿勢

仰向けにフラットに横たわった状態で、両手にダンベルを持ちます。
その上で、ダンベルを持った両腕を天井に向かってまっすぐ持ち上げていく形をとります。床の上で仰向けに横たわっても良いですが、できればフラットベンチを使いましょう。

仰向けになって両手のダンベルをまっすぐに上に持ち上げるポジションを作る際には、お尻をしっかり床につけるよう心がけてください。
ダンベルを持ち上げる際にお尻(腰)を持ち上げてしまうと、ダンベルの負荷が分散してしまい、期待したトレーニング効果が得られない恐れがあります。

方法
  1. ダンベルを持ち、天井に向けてまっすぐ持ち上げる
  2. ゆっくりダンベルを下す。
    手首はひねったりせずに順手のまま、大胸筋の横になるまでダンベルまっすぐ下す。
    肩甲骨を寄せ合うように下す。
  3. 天井に向けてダンベルを持ち上げる。
  4. 肘は伸ばし切らず、伸びきる寸前で止める。
  5. これを繰り返す
回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。

ポイント
  • ダンベルの持ち方は、サムアラウンドグリップ
  • 肩甲骨を寄せて動かすこと
  • 手首を反らせず、固定する
  • 腕は常に地面と垂直
  • ダンベルを「ハ」の字に構える
効果
  • 胸板の厚みが大きくなる
  • TシャツやYシャツをかっこよく着こなせる
  • マッチョなボディを手に入れる
  • 代謝が上がり、太りにくい体質になれる
  • 女性はバストアップ
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大胸筋 #上腕三頭筋 #三角筋前部

胸・腕を鍛えるトレーニング「ダンベルベンチプレスの効果的なやり方」について詳しい記事はこちらをご覧ください。

応用②ベンチプレス (大胸筋)

ベンチプレス(Bench press)は大胸筋や上腕三頭筋を鍛えるポピュラーな筋トレメソッドです。インクラインベンチプレスとは違って、ベンチ台をフラットな状態に戻して行うバーベルを用いたウエイトトレーニングです。主なメインターゲットは大胸筋。サブターゲットは三角筋前部、上腕三頭筋です。胸板を厚くしたいと思う方には、最適な筋トレですね。

ベンチプレス

ベンチプレス

姿勢
  1. ベンチはフラットの状態にセットする
  2. ベンチに仰向けに、背中と腰、頭を付ける
  3. バーベルを握る手の間隔は、基本的に肩幅よりやや広く持ち、下したときに肘が90度になるくらいに手幅を調整する。
方法
  1. ラックからバーベルを外し、ゆっくり胸へ下す。
    下すポイントは、大胸筋の中部を意識してゆっくり下す。
  2. 胸につくかつかないほどで止める
  3. フォームが崩れないように、天井へ垂直に持ち上げる。
  4. その後、ゆっくりとダンベルを下ろすのですが、肘の100~120度の角度をキープしたまま下ろすようにします。
  5. これを10回×3セット(初心者)
回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。

ポイント
  • 反動をつけたり、胸で押し返したりしないようにする。
  • 背中や腰を反らして行わない。
  • 手の幅が狭くなりすぎないようにする
    下した際に肘が90度に曲がるほどに手幅を調節する。
  • 肩甲骨を寄せるイメージ。
効果
  • 大胸筋全体が発達
  • 胸板が厚くなる
  • 大胸筋(上部)にピンポイント効く
  • 二の腕が太くなり、男らしい太い腕を作る
  • スーツが似合う上半身を作る
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大胸筋全体(中部) #三角筋(前部) #上腕三頭筋

応用③インクラインベンチプレス (大胸筋)

インクラインベンチプレスは、角度をつけたインクラインベンチに仰向けに横たわった状態でバーベルを持ち上げるトレーニングです。
体の位置を斜めにすることで、通常のベンチプレスよりも大胸筋の上部の筋肉に負荷をかけることができるのが大きな特徴です。

インクラインベンチプレスの効果的なやり方|大胸筋上部を鍛えるトレーニング

インクラインベンチプレス

姿勢
  1. スタートポジションで重視すべきは、インクラインベンチの角度です。
    通常は30~45度の範囲内で、自分の筋肉や姿勢に合わせて最適な角度をセッティングしましょう。
  2. ベンチに仰向けに、背中と腰、頭を付ける
  3. バーベルを握る手の間隔は、基本的に肩幅よりやや広く持ち、下したときに肘が90度になるくらいに手幅を調整する。
方法
  1. 横たわった状態でバーベルを持ち上げるこのトレーニング方法は、動作が固定されており、同じ動作を反復させる点が重視されます。
    ですから、正しい姿勢・動作で行わないと効果が得られないだけでなく、怪我をする恐れがあるので要注意です。

  2. スタートポジションからバーベルを持ち上げる、シンプルな動作ですが、バーを下ろす時には大胸筋を目指して下ろし、だいたい5センチくらいのところまで下ろしてからプッシュアップを行います。
    胸につけるまで下ろさないようにしましょう。

  3. 肘を張った状態で鎖骨の位置にバーベルを下ろしてしまいがちな点に注意です。
    この姿勢・動作だと、上腕の筋肉に余計な負荷を起こしてしまうリスクが生じるので、避けるようにしましょう。

回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。

ポイント
  • まっすぐ天井に向かって持ち上げる
  • 姿勢の崩れに注意
  • 反動をつけたり、胸で押し返したりしないようにする。
  • 背中や腰を反らして行わない。
  • 手の幅が狭くなりすぎないようにする
    下した際に肘が90度に曲がるほどに手幅を調節する。
  • 肩甲骨を寄せるイメージ。
効果
  • 大胸筋上部が発達
  • 胸板が厚くなる
  • 女性はバストアップ
  • 大胸筋(上部)にピンポイント効く
  • 二の腕が太くなり、男らしい太い腕を作る
  • 男性ならスーツが似合う上半身を作る
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大胸筋全体(中部) #三角筋(前部) #上腕三頭筋

インクラインベンチプレスの効果的なやり方」を詳しく知りたい方は、こちらでご確認いただけます。

応用④インクラインダンベルフライ(大胸筋上部)

頭の位置が高くなるようにベンチ台に傾斜をつけて行うダンベルフライです。
主に大胸筋上部をメインで鍛えるのに最適なトレーニングです。

インクラインダンベルフライ効果と発達する筋肉部位は大胸筋上部

インクラインダンベルフライ

姿勢
  1. 頭側が高くなるようにベンチ台に傾斜をつけて仰向け姿勢
    インクラインベンチでない場合は、安定したボックスを下に敷いて行っても良い。
  2. ダンベルを両手に持つ
方法
  1. 胸のところにあるダンベルを天井に突き上げるように持ち上げます。
  2. この際、体の中心に寄せるようにダンベルを持っていくこともできます。
  3. 胸を閉じるような感覚で動かすと、大胸筋全体を鍛えられます。
  4. その後、ゆっくりとダンベルを下ろすのですが、肘の100~120度の角度をキープしたまま下ろすようにします。
  5. これを10回×3セット(初心者)
回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。

ポイント
  • ダンベルを上げる時に息を吐き、下ろす時に吸うように意識します。
  • 肘は100~120度軽く曲げます。
  • 肩甲骨を寄せるようにして両腕を下ろします。
  • まずは、軽いダンベルから重さを調節していきましょう。
効果
  • 大胸筋全体を鍛えることができます。
  • 胸板を厚くすることができます。
  • 女性はバストアップ
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大胸筋

インクラインダンベルフライについて詳しい記事はこちらをご覧ください。

女性は正しいフォームと回数を意識

女性向けインクラインダンベルプレス

女性向けインクラインダンベルプレス

重量を1~3kg程の重さに設定して行います。上記で説明したフォームと回数を意識するようにします。
重量ばかりに目を向けてしまうと、フォームが崩れたり、余計な箇所に筋肉がついてしまいただ太い腕になってしまう恐れもあります。

正しいフォームで回数を意識することでシャープな二の腕と胸を引き上げる効果につながります。
回数は20回の3セットで行いましょう。

おすすめの器具

インクラインダンベルプレスを行うにあたって以下の器具が必要です。
その中でも私が使ってよかったと実感している器具を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

★筋肉の名称★で必要な器具

ダンベル

固定式ダンベル

固定式ダンベル

ダンベルは、重さが固定式のダンベル可変式ダンベルがあります。
私が使用しているのは、可変式ダンベルです。

インクラインダンベルプレスは、ダンベルベンチプレスより軽い重量で筋トレすることになります。
また部位や方法によって重さが変わり、複数の重さが必要になります。

「総負荷量」トレーニングにおいても重量負荷の増減は欠かせません。

そこで便利なのが可変式ダンベルです。

可変式ダンベル

可変式ダンベル

可変式のダンベルは簡単に重さを調節でき、複数のダンベルを置く必要がないので省スペース省コストです。
自宅ジムをする方にはおすすめのダンベル器具です。

可変式ダンベルのおすすめも下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

ベンチ台(インクラインベンチ)

可変式ベンチ台

インクラインベンチ(可変式)

ベンチ台もインクラインベンチ(可変式)が便利です。
ベンチ台の角度が調節できる方が汎用性があり、さまざまなトレーニングに活かすことができます。

可変式ベンチ台の調整

可変式ベンチ台の調整

インクラインダンベルフライ ・デクラインベンチプレスのような下に傾斜をつけて、大胸筋上下をピンポイントに鍛えることができます。

自宅ジムをする方には下へ傾斜ができるインクラインベンチ(可変式ベンチ台)は、必須ですね。
インクラインベンチのおすすめも下記の記事で紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。

グリップグローブ

ダンベル使用の際はグリップグローブがおすすめ

ダンベル使用の際はグリップグローブがおすすめ

器具を使う際に、グローブの着用を推奨しています。
グリップグローブは器具との滑りを防止してくれるため、安全に筋トレに励むことができます。

また、グリップ力が高いグローブをつけることで、余分な握力を使わず、狙った筋肉へトレーニングすることができます。

そして、何より手の平を守ってくれます。
グリップグローブを使わずに、筋トレや鉄棒などを行っていると、マメが出来たり、指や手の平の皮が硬くなってしまいます。

グリップグローブ

おすすめのグリップグローブ

安全性と機能性を考えてグリップグローブを使用した筋トレをおすすめします。
お手頃で丈夫なグリップグローブのおすすめも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

トレーニング後のケア

肩や腕のストレッチ

トレーニング後のストレッチケアも大切です。
疲労を残さないことが、長く続けられる秘訣です。

ケア方法として、マッサージとストレッチの順番もポイントです。
基本的にマッサージを行ってから、ストレッチをした方が筋肉はほぐれます。

急に筋トレで縮んだ筋肉を伸ばすより、一旦、手でマッサージをしたりフォームローラーを利用してほぐしてから、ゆっくりストレッチで伸ばしていきましょう。

今回ご紹介したトレーニングは、主に【胸】【二の腕】の筋肉です。
インクラインダンベルプレスをした後の胸や二の腕をしっかりケアしておきましょう。

胸や二の腕のケア①マッサージガンを使って大胸筋や上腕三頭筋の筋膜リリースほぐし

胸や二の腕のケア①マッサージガンを使って大胸筋や上腕三頭筋の筋膜リリースほぐし

マッサージガンで大胸筋と三角筋前部のケア

マッサージガンを利用して、二の腕や大胸筋をほぐすととても気持ちいです。
手でぐりぐりほぐすのは、反対の手が疲れてしまい続きません。

マッサージガンで二の腕(上腕三頭筋)をほぐす

マッサージガンで二の腕(上腕三頭筋)をほぐす

マッサージガンを使えば、胸や腕に当てるだけで、気持ちよく効率的にほぐすことができます。
たくさんマッサージガンの商品もたくさんあり、迷ってしまいがちです。
そこで、厳選した「マッサージガンの比較」記事を作りましたので、ぜひ興味のある方は参考にしてみてください。

筋膜リリースに最適なマッサージガン

トレーニングやエクササイズの疲れを翌日に残すのは嫌ですよね。
リカバリーケアに最適なマッサージガンを紹介した記事です。
マッサージガンの使い方、選び方も合わせて解説していますので、興味のある方は参考にしてみてください。

胸のケア②ローラーを使って大胸筋の筋膜リリースほぐし

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_MVI_1074)

姿勢
  1. フォームローラーを準備
  2. 胸に当ててうつ伏せ
方法
  1. 胸の上部に当て、カラダを揺さぶりながら
  2. 胸の大胸筋と小胸筋の筋膜リリースでほぐす
回数

左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 胸のモーターポイントを意識しながらほぐす。
  • 大胸筋のモーターポイントは、胸の上部にある。
効果
  • 呼吸が楽になる
  • バストアップ
  • 胸の疲労回復
  • 背筋が伸びる

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#大胸筋

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北野 優旗

セルフでほぐすのにはグリッドフォームローラーがおすすめです!
カラダの部位に合わせていろいろな使い方ができて、気持ちいいです!

背中の筋膜リリース!ローラーストレッチで背骨の弾力性を高める

背中をほぐす筋膜リリース

グリッドフォームローラー本体・付属品

グリッドフォームローラー

使い方、特徴、機能性など、もっと詳しく商品を知りたい方は、下のページで紹介していますので、参考に読んでみてください↓↓↓

胸のケア②大胸筋のストレッチ

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#48)

姿勢
  1. 体の後ろで、両手をしっかり組む
方法
  1. 肘を伸ばして、両手を上にあげる
  2. 顔も頭上に向けるだけ、向く
回数

10秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • ゆっくりと息を吐きながら行いましょう
  • 顔はできる範囲で上に向けましょう。
効果
  • 肩の巻き込みを元の位置へ戻し、猫背を改善する
  • 肋骨の可動域が広がり、深い呼吸をすることができる
  • 大胸筋や小胸筋が大きく伸びることで、ゆがんだ鎖骨の位置を元の位置へ改善することができる
  • 女性はバスト位置の歪みが整い、バストアップが期待できる
  • 首元の胸鎖乳突筋が伸び、呼吸が楽になる

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#小胸筋 #大胸筋 #胸鎖乳突筋 #鎖骨下筋 #鎖骨

胸のケア③大胸筋のモーターポイントほぐし

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#84)

姿勢
  1. 座位姿勢でも、直立姿勢でも良いです。
    環境に合わせて、やりやすい姿勢で可能です。
方法
  1. 鎖骨下の胸の端の筋肉である小胸筋を反対の手でほぐします。
  2. ほぐしながら、胸側の腕を上に上げていきます。
  3. 腕を真上に上げるまでゆっくりとほぐします。
回数左右20秒ずつ×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
反対側も同様に行いましょう
ポイント
  • 肩と胸の連動が悪い場合は、腕が上に上がりません。
    このストレッチをすることで、小胸筋大胸筋鎖骨下筋の筋肉を和らげます。
  • ゆっくりと腕を上に上げていきましょう。
効果
  • 肩の疲れ、胸の緊張が解消
  • 胸の形矯正、バストアップ
  • 前けんびきを解消
  • 巻き込み肩の猫背解消

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#小胸筋 #大胸筋 #鎖骨下筋

安全と注意事項

インクラインダンベルフライの安全と注意事項

インクラインダンベルプレスは、すべてのレジスタンスエクササイズと同様に、効果と安全性のために正しいフォームとテクニックを必要とします。

次の安全と注意事項は、インクラインダンベルプレスを正しく行い、怪我のリスクを減らすのに役立ちます。

  • 初心者の方は、特に安全面を考慮して軽いダンベルから始めて、肩関節に不必要なストレスをかけないようにします。
  • 胸を伸ばしすぎないように、ダンベルを下に落とし過ぎないようにしてください。大胸筋を効果的に機能させるために、適切な可動域を維持します。
  • お尻の位置がずれないように、ベンチにしっかりと座り、足で支えて行いましょう。
  • 動きを制御し、上に上げた際にダンベルをカチンと叩かないようにしてください。ゆっくりと集中してエクササイズを行います。
  • ベンチ角度は最大45度までにしなければ、大胸筋ではなく、肩関節に負荷が来てしまいます。
  • インクラインダンベルフライ中に痛みや不快感を感じる場合は、運動を中止してください。 
  • 汗などで滑らないように、グリップを使用することをおすすめします。
  • 反動をつけて持ち上げないように気を付けましょう。

筋膜リリースに最適なマッサージガン

トレーニングやエクササイズの疲れを翌日に残すのは嫌ですよね。
リカバリーケアに最適なマッサージガンを紹介した記事です。
マッサージガンの使い方、選び方も合わせて解説していますので、興味のある方は参考にしてみてください。

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北野 優旗

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北野 優旗

『QITANOカラダづくりラボ』運営 / 著書。1982年1月生。順天堂大学にてスポーツ健康学を学び、保健体育教員資格取得。中学・高校・大学では陸上競技で全国2位の実績。身体均整法を取得し、整体の実技、セルフケアトレーナーを取得。2007年 三豊市にきたの均整院を開業。2015年 美脚・骨盤エクササイズグッズ「スタイルアップレグール」を開発販売。当サイトはトレーナー、整体師としての経験を基にコンテンツ情報を配信しています。
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