ダンベルフレンチプレス
Dumbbell French Press
【概要】 | |
別名 トライセプスエクステンション(Tricep Extension) | |
ターゲット メイン:上腕三頭筋 | |
レベル 初級から中級 | |
必要器具
|
ダンベルフレンチプレスの基本的な方法と正しいフォーム・効果を高めるやり方のコツ・安全と注意事項・応用編(他の方法・初心者・女性でもできる方法)について詳しく解説していきます。
またダンベルフレンチプレスは、別名トライセプスエクステンション(Tricep Extension)とも言われ、本記事では名前を統一して、「ダンベルフレンチプレス」で解説していきます。
SNSやブログ等で紹介してもらえるとうれしいです。
目次
- 1 基本的な方法
- 2 ダンベルフレンチプレスの効果を高めるコツ
- 3 ダンベル・トライセプスエクステンションとの違い
- 4 効果と発達する筋肉部位
- 5 応用編
- 5.1 応用①スタンディングダンベルトライセプスエクステンション
- 5.2 応用②スタンディングバーベルトライセプスエクステンション
- 5.3 応用③ベントアームプルオーバー
- 5.4 応用④ダンベルプルオーバー
- 5.5 応用⑤バーベルプルオーバー
- 5.6 応用⑥ケーブルプルオーバー
- 5.7 応用⑦インクラインバーベルプルオーバー
- 5.8 応用⑧ライイングダンベルトライセップエクステンション(片手)
- 5.9 応用⑨ディップス
- 5.10 応用⑩リバースグリップトライセッププッシュダウン
- 5.11 応用⑪マシントライセップエクステンション
- 5.12 応用⑫ケーブルオーバーヘッドトライセップエクステンション
- 5.13 応用⑬トライセッププッシュダウン
- 5.14 応用⑭ライイングトライセップエクステンション
- 5.15 応用⑮バランスボール プルオーバー(女性向け)
- 6 おすすめの器具
- 7 トレーニング後のケア
- 8 安全と注意事項
- 9 よくある質問
基本的な方法
タップしてフィットネス動画を見る
ダンベルフレンチプレスは、二の腕を鍛えるのに適した筋トレです。
ダンベル一つあれば、たくましい腕を作ることができますので効率が良いです。自宅でも続けられる方法ですので、ぜひとも覚えておきましょう。
基本的な方法としては、ダンベルを両手で持ち頭の上でキープします。
その状態から、ダンベルを頭の後ろ側に落としていきます。
可能な範囲で最後まで下げ切ったら、そこで少し止まった後、元の高さまで上げて戻します。
この一連の動きを繰り返しましょう。
気軽にできるのがメリットですが、一方で、ちょっとしたやり方の違いで効果がアップしたり、逆に意味のないものになってしまったりします。
フォームと動作の正しいやり方をチェックしてみましょう。
スタートポジション
立ったままでもできるのですが、姿勢を安定させるためベンチか床に座った方が良いでしょう。
ダンベルは両手で縦に持ちます。頭の上に両手で持ち上げますが、重量のあるダンベルを使う場合は安全のために、肩に乗せるようにしてから上げると無理なくできます。
肘は伸ばした状態で、腕を耳に付けると良いでしょう。
ダンベルが体の中心にあることを確かめると同時に、しっかりとホールドされていることを確認します。
基本的にはこのように両手でダンベルを持って行うのですが、片方の手だけで行うこともできます。
その場合も、同じように頭上まで持ち上げてキープします。
動作手順
- スタートポジションからゆっくりと肘を曲げて、背中側に倒していきます。
肘と肩の関節の可動域の広さによって、どこまで下げられるは人によって違います。 - あまり無理のない程度で、ダンベルを下げ切り、その時点で筋肉の刺激を感じながら一時停止します。
- その後、ゆっくりと腕を上げてスタートポジションまで戻します。
呼吸
頭上から肘を曲げてダンベルを下すときに、ゆっくりと息を吸います。
その後、ダンベルを上げていく時に息を吐きます。
この筋トレは複雑な動きをするわけではありませんので、しっかりと呼吸に意識を持って行くと良いでしょう。
動作中呼吸を止めることなく、深く腹圧をかけながらゆっくりと呼吸をします。
これにより、より筋肉への刺激を加えられます。
回数・セット数・重量
回数は使うダンベルの重さによって調節します。
1セットあたり10回から15回くらい連続して行える程度のダンベルにした場合、通常の筋力トレーニングができます。
一方で、筋肉を大きくしたい場合は8回から10回くらい連続して行えるくらいの重さに上げます。
これを1セットとして、どちらの場合も3セットをインターバルを入れながら行います。
この種目は、ダンベルが滑って頭上に落ちることもありえます。
また、背中側に落とした時に肩の関節を痛めるリスクも存在します。
そのため、無理のない重さで行うことが重要で、特にあまり筋力が発達していない方や、初心者の方は軽いウエイトからスタートするべきです。
慣れてきたら少しずつ重さをアップしましょう。
慣れていない場合は無理をせず、軽めの重さで設定したり、回数を少なくしてください。
正しいフォームを意識して徐々に慣れていくことが大切です。
慣れてきたら、以下のように「総負荷量」で筋肥大を目指しましょう。
ちなみにですが、私の場合ですとダンベルフレンチプレスは、以下のような総負荷量の回数でセットを組んでいます。
中級者以上の参考「総負荷量」 (回数・重量・セット数) | |
1セット | 12RM |
2セット | 9RM |
3セット | 6RM |
4セット | 3RM |
5セット | 6RM |
6セット | 18RM |
※「RM」とはRepetition Maximum(最大反復回数)の略語。
ある一定の重さに対し、何回反復できるかにより、自分の限界となる運動強度を判断する方法。
セット間のインターバル休憩時間については、こちらの記事も参考にしてください。
筋トレの頻度は週2を目安に行うことで筋肥大効果が得られます。
ダンベルフレンチプレスの重量の目安
それぞれ、以下のレベルの人を対象して、重量の目安表を示します。
- 初心者:1ヶ月以上トレーニングした人
- 初級者:6ヶ月以上トレーニングした人
- 中級者:2年以上トレーニングした人
- 上級者:5年以上トレーニングした人
- エリート:アスリート
なお、こちらのデータは海外のサイト「STRENGTH LEVEL (強度レベル)」を参照しました。また、こちらの数値は正しいフォームで1回だけ挙げられる最大重量(1RM)を示しています。
自分の体重とウェイトトレーニングの経験から、ダンベルフレンチプレス重量の目安がわかります。
男性の体重別ダンベルフレンチプレス基準(kg)
ダンベルの代替え:バーベルの重量にはバーの重量が含まれており、通常は 20 kg / 44 ポンドです。
体 重 | 初心者 | 初級者 | 中級者 | 上級者 | エリート |
50 | 4 | 13 | 29 | 50 | 75 |
55 | 6 | 16 | 33 | 55 | 82 |
60 | 7 | 19 | 36 | 60 | 87 |
65 | 9 | 21 | 40 | 64 | 93 |
70 | 11 | 24 | 44 | 69 | 98 |
75 | 13 | 27 | 47 | 73 | 103 |
80 | 14 | 29 | 50 | 77 | 108 |
85 | 16 | 32 | 53 | 81 | 113 |
90 | 18 | 34 | 57 | 85 | 117 |
95 | 19 | 36 | 60 | 89 | 122 |
100 | 21 | 39 | 63 | 92 | 126 |
105 | 23 | 41 | 65 | 96 | 130 |
110 | 24 | 43 | 68 | 99 | 134 |
115 | 26 | 45 | 71 | 102 | 138 |
120 | 28 | 47 | 74 | 106 | 141 |
125 | 29 | 49 | 76 | 109 | 145 |
130 | 31 | 51 | 79 | 112 | 149 |
135 | 32 | 54 | 81 | 115 | 152 |
140 | 34 | 55 | 84 | 118 | 155 |
女性の体重別ダンベルフレンチプレス基準(kg)
ダンベルの代替え:バーベルの重量にはバーの重量が含まれており、通常は 20 kg / 44 ポンドです。
体 重 | 初心者 | 初級者 | 中級者 | 上級者 | エリート |
40 | 1 | 6 | 14 | 26 | 40 |
45 | 2 | 7 | 16 | 28 | 44 |
50 | 3 | 8 | 18 | 31 | 46 |
55 | 3 | 10 | 20 | 33 | 49 |
60 | 4 | 11 | 21 | 35 | 52 |
65 | 5 | 12 | 23 | 37 | 54 |
70 | 5 | 13 | 24 | 39 | 57 |
75 | 6 | 14 | 26 | 41 | 59 |
80 | 7 | 15 | 27 | 43 | 61 |
85 | 7 | 16 | 28 | 44 | 63 |
90 | 8 | 17 | 30 | 46 | 65 |
95 | 9 | 18 | 31 | 47 | 67 |
100 | 9 | 19 | 32 | 49 | 68 |
105 | 10 | 20 | 33 | 50 | 70 |
110 | 11 | 21 | 34 | 52 | 72 |
115 | 11 | 21 | 36 | 53 | 73 |
120 | 12 | 22 | 37 | 54 | 75 |
ダンベルフレンチプレスの効果を高めるコツ
ダンベルフレンチプレスの効果を高めるコツをチェックしましょう。
効率よく筋肉を作っていけるポイントを学べます。
ダンベルフレンチプレスは、ダンベルさえあれば、パーソナルトレーナーもなしで、自宅でも行えるトレーニングです。
しかし、きちんとコツを押さえておかないと、せっかくのトレーニングの効果が下がってしまうこともあります。
コツさえ覚えておけば、自分でも正しいフォームで鍛えられます。
コツ①肘と肩を回転させない
肘は上げ下げする時に曲げたり伸ばしたりします。
しかし、肘の関節に回転させる動きを入れてしまうと、しっかりとターゲットとなる筋肉に負荷をかけることができなくなります。
きつくなると、つい肘を回して上げたくなりますが注意しましょう。
同じように、肩を落とす、もしくは回転させるようにしてダンベルを上下させないようにします。
筋肉への刺激がストップしてしまい、効果が半減するからです。
コツ②下げ切ったら数秒間キープ
肘を曲げてダンベルを下げ切ったら、その状態で数秒間キープしましょう。
それにより筋肉が収縮した状態で刺激を与えられます。
その後、上げる時には下げる時よりも多少スピードを出して持ち上げます。
こうすることで、メリハリの利いた運動となり、筋肉に効果的な刺激を加えることができます。
コツ③姿勢を安定させる
最も高いところにダンベルを置いてから下ろすという動きをするために、体が左右前後にぶれてしまうことがあります。
そうなると、ダンベルが落下する危険がありますし、左右の筋肉に均等に負荷をかけることができません。
まっすぐな姿勢をキープすることが重要なので、立つよりもベンチなどに座った方が安定していいでしょう。
また、腰を曲げたり強い反り腰になったりすると、軸が安定しませんし腰を痛める原因にもなります。背筋をまっすぐにしましょう。
ダンベル・トライセプスエクステンションとの違い
ダンベルフレンチプレスとダンベル・トライセプスエクステンションは、同じようにダンベルを使う種目です。しかし、ダンベル・トライセプスエクステンションは、ベンチに仰向けに寝て行うものです。一方のダンベルフレンチプレスは、座って上半身を起こして行います。
どちらも上腕に効果のある筋トレですが、ダンベル・トライセプスエクステンションは主に上腕三頭筋つまり二の腕の部位に効きます。ダンベルフレンチプレスも上腕三頭筋に効くのですが、特に上腕三頭筋の中にある長頭というより裏側の部位に効果があります。
このように、ダンベルフレンチプレスは、より狭い部位にピンポイントに働く筋トレと言えます。
効果と発達する筋肉部位
ダンベルフレンチプレスで鍛えることができる筋肉部位と、生み出す効果について解説します。他の種目との違いを確認し、メニュー作りをしてみましょう。
ダンベルフレンチプレスは、狙う筋肉がピンポイントで定まっているので、目的意識がはっきりしやすいです。
その効果をチェックしてみましょう。
肥大化部位上腕三頭筋が発達する
ダンベルフレンチプレスでは上腕三頭筋が発達します。これは二の腕に当たる筋肉で、いくつかの細かな部分に分かれています。
その中でも、長頭と呼ばれる最も腕の裏側に位置するところを鍛えられます。
上腕のシルエットを形作る筋肉ですので、ここを厚くすることによって腕をたくましく太くできるというわけです。
上腕三頭筋の機能について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考に読んでみてください。
効果①筋トレを続けるモチベーションを得られる
ダンベルフレンチプレスは比較的効果がはっきりと出てきます。
長頭部分を鍛えるとすぐに腕が太くなっていくのが分かりますので、やりがいを感じられるわけです。
初心者でも簡単にできるということもあって、頑張って筋トレを続けていくモチベーションにつながります。
効果②肩の可動域を広げる
肩を積極的に動かすトレーニングではありませんが、普段の動きとは異なる動作を肩を中心に行います。
しかも、ゆっくりと負荷をかけて行いますので、肩の可動域を無理なく最大限まで使います。
筋トレを続けるうちに肩の可動域を広げ、スムーズに動かすのに役立つでしょう。
肩回りのケガを防止する効果があります。
また、肩を動かすトレーニングは多いので、より効果の出る筋トレにする助けともなるのです。
効果③均整の取れた腕になる
腕のトレーニングとしては、上腕二頭筋をメインにする方が多いです。上腕三頭筋もある程度鍛えますが、とにかく全体を太くするというイメージしか持たないことが多いものです。
そこで、ダンベルフレンチプレスを取り入れることで、二の腕の後ろの腕の形をきれいに整える筋肉を大きくすることができます。
腕の形がバランスの取れたものとなって、単に太いだけでなく美しい腕になっていくのです。
視覚的な効果がとても大きな筋肉部位ですので、ワンランク上のボディーメイクに取り入れたりメニューと言えます。
応用編
ダンベルフレンチプレスを応用したやり方もご紹介します。
上腕三頭筋を違った角度で鍛えたい方はぜひこちらのトレーニング種目も参考にしてみてください。
また、女性や初心者で筋力がない方でも行える鍛え方もあります。
応用①スタンディングダンベルトライセプスエクステンション
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 10回×3セット (初心者向け) |
ポイント |
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効果 |
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応用②スタンディングバーベルトライセプスエクステンション
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 上記の動作を所定の回数(通常は10?15回程度)実行し、セットを繰り返します。セット間に適度な休憩をとります。 中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。 |
ポイント |
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効果 |
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応用③ベントアームプルオーバー
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用④ダンベルプルオーバー
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑤バーベルプルオーバー
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑥ケーブルプルオーバー
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑦インクラインバーベルプルオーバー
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑧ライイングダンベルトライセップエクステンション(片手)
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 上記の動作を所定の回数(通常は10~15回程度)実行します。 中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。 |
ポイント |
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効果 |
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応用⑨ディップス
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑩リバースグリップトライセッププッシュダウン
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑪マシントライセップエクステンション
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑫ケーブルオーバーヘッドトライセップエクステンション
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑬トライセッププッシュダウン
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑭ライイングトライセップエクステンション
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
応用⑮バランスボール プルオーバー(女性向け)
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_IMG_3596)
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
バランスボールのエクササイズで体幹のバランス力、筋力アップを目指してみませんか?
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北野 優旗
バランスボールを始めようかなぁと思ったら、ぜひ下の記事も読んでみてください↓↓↓
おすすめの器具
ダンベルフレンチプレスを行うにあたって以下の器具が必要です。
その中でも私が使ってよかったと実感している器具を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダンベル
ダンベルは、重さが固定式のダンベルと可変式ダンベルがあります。
私が使用しているのは、可変式ダンベルです。
ダンベルフレンチプレスだけでなく、ダンベルベンチプレスやダンベルローイングなどダンベルを利用して他の種目に適した重量調整が可能です。
また部位や方法によって重さが変わり、複数の重さが必要になります。
「総負荷量」トレーニングにおいても重量負荷の増減は欠かせません。
そこで便利なのが可変式ダンベルです。
可変式のダンベルは簡単に重さを調節でき、複数のダンベルを置く必要がないので省スペース・省コストです。
自宅ジムをする方にはおすすめのダンベル器具です。
可変式ダンベルのおすすめも下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
ベンチ台(インクラインベンチ)
ベンチ台もインクラインベンチ(可変式)が便利です。
ベンチ台の角度が調節できる方が汎用性があり、さまざまなトレーニングに活かすことができます。
インクラインダンベルフライ ・デクラインベンチプレスのようなベンチに傾斜をつけて、大胸筋上部・下部をピンポイントに鍛えることができます。
自宅ジムをする方には下へ傾斜ができるインクラインベンチ(可変式ベンチ台)は、必須ですね。
インクラインベンチのおすすめも下記の記事で紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。
グリップグローブ
器具を使う際に、グローブの着用を推奨しています。
グリップグローブは器具との滑りを防止してくれるため、安全に筋トレに励むことができます。
また、グリップ力が高いグローブをつけることで、余分な握力を使わず、狙った筋肉へトレーニングすることができます。
そして、何より手の平を守ってくれます。
グリップグローブを使わずに、筋トレや鉄棒などを行っていると、マメが出来たり、指や手の平の皮が硬くなってしまいます。
安全性と機能性を考えてグリップグローブを使用した筋トレをおすすめします。
お手頃で丈夫なグリップグローブのおすすめも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
トレーニング後のケア
トレーニング後のストレッチケアも大切です。
疲労を残さないことが、長く続けられる秘訣です。
ケア方法として、マッサージとストレッチの順番もポイントです。
基本的にマッサージを行ってから、ストレッチをした方が筋肉はほぐれます。
急に筋トレで縮んだ筋肉を伸ばすより、一旦、手でマッサージをしたり、フォームローラーを利用してほぐしてから、ゆっくりストレッチで伸ばしていきましょう。
今回ご紹介したトレーニングは、主に【二の腕】の筋肉です。
ダンベルフレンチプレスをした後の上腕三頭筋をしっかりケアしておきましょう。
二の腕のケア①ローラーで上腕三頭筋の筋膜リリース
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_MVI_1076)
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
北野 優旗
セルフでほぐすのにはグリッドフォームローラーがおすすめです!
カラダの部位に合わせていろいろな使い方ができて、気持ちいいです!
背中をほぐす筋膜リリース
使い方、特徴、機能性など、もっと詳しく商品を知りたい方は、下のページで紹介していますので、参考に読んでみてください↓↓↓
二の腕のケア②壁で上腕三頭筋ストレッチ
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#84)
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 片側10秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
二の腕のケア③床で上腕三頭筋ストレッチ
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#106)
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 15秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
二の腕のケア④座りながら上腕三頭筋ストレッチ
【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_IMG_3870)
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 左右15秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう) |
ポイント |
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効果 |
当ストレッチ効果のある筋肉各種 |
安全と注意事項
ダンベルフレンチプレスは、すべてのレジスタンスエクササイズと同様に、効果と安全性のために正しいフォームとテクニックを必要とします。
次の安全と注意事項は、ダンベルフレンチプレスを正しく行い、怪我のリスクを減らすのに役立ちます。
- 肘の位置を確認
肘は90度に曲げ、外側に広げずに安定した位置を保つ。外側に広げると肩への負担が増え、怪我の原因になる可能性がある。 - フォームの確認
背中をベンチにしっかりと接触させ、自然な背中のアーチを保つ。フォームが崩れると、腰椎や肩に余分な負担がかかる可能性がある。
ダンベルの位置と動かし方
ダンベルは肘を中心に動かし、肘が90度に曲がる位置から上下に動かす。ダンベルの位置や動かし方に注意し、三頭筋への刺激を最適化する。 - 首のサポート
首はベンチにしっかりと支えられ、無理な首の動きを避ける。首に負担がかかることを防ぐために、正しい姿勢を保つ。 - フルレンジの動き
フルレンジの動きを重視し、トレーニングの幅を広げる。ただし、無理なストレッチや圧迫を避け、フォームを優先する。 - ウォームアップ
充分なウォームアップを行いましょう。関節を動かし、血液の循環を促進してから本格的なトレーニングに入ることで、怪我のリスクを減らすことができます。 - 軽い重量から始める
初めての方やフォームに不安のある方は、軽い重量から始めましょう。徐々に重量を増やしていくことで、体の適応を促進します。 - 正しいフォーム
ダンベルフレンチプレスでは、肩の関節を保護するために正しいフォームが重要です。肘を90度に曲げ、ダンベルをゆっくりと上下に動かしましょう。背中を丸めないようにし、腰をくねらせないように注意してください。 - 安定した姿勢
安定したベンチを使用し、背中と頭をしっかりサポートしてください。足を広げ、地面にしっかりと足をつけることで、全体の安定感が増します。 - 呼吸法
ダンベルを持ち上げる際には呼吸を止めないようにし、ダンベルを降ろすときに息を吐くようにします。これにより、安定感が増し、血圧の急激な上昇を防ぐことができます。 - 適切な重量とセット・レップ数
自分に合った重量で、適切なセット数とレップ数を選びましょう。過度なトレーニングは怪我の原因となります。 - 痛みや違和感
何か異常を感じた場合は、無理をせずにトレーニングを中止し、専門家に相談してください。
よくある質問
質問
ダンベルフレンチプレスを始める前に注意すべきことは何ですか?
北野 優旗
初めての方は、十分なウォームアップを行い、適切なフォームを確認することが重要です。軽い重量から始め、徐々に増やしていくことで怪我のリスクを軽減できます。
質問
フォームが難しいと感じる場合、どのように改善すればいいですか?
北野 優旗
鏡を使って自分のフォームを確認したり、トレーニングパートナーにアドバイスをもらったりすると良いです。また、軽い重量で練習することも効果的です。
質問
ダンベルフレンチプレスの頻度はどれくらいが適切ですか?
北野 優旗
個人差がありますが、通常は週に2〜3回、十分な休息を取りながら行うことが一般的です。筋肉の回復を考慮してトレーニングスケジュールを組むことが重要です。
質問
どのくらいのセットとレップが適切ですか?
北野 優旗
目標によって異なりますが、一般的には3〜4セット、各セットで8〜12回程度が効果的です。ただし、筋力向上を目指す場合や、インフレーションを変化させるために異なるセットとレップの組み合わせを試すこともあります。
質問
ダンベルフレンチプレス中に肩に痛みを感じる場合、対処法はありますか?
北野 優旗
痛みを感じたら即座にトレーニングを中止し、冷却やストレッチを行います。痛みが続く場合は専門家に相談し、原因を特定して治療を受けることが重要です。
質問
ダンベルフレンチプレスとバーベルフレンチプレス、どちらが良いですか?
北野 優旗
どちらが良いかは個人の好みや体の特性によります。バーベルは安定感がありますが、ダンベルは各手で独立して動かすことができるため、不均等な筋肉の発達を防ぐことができます。適切なフォームとトレーニング目的に応じて選択しましょう。
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