バックプレス(バックショルダープレス)の効果的なやり方|三角筋前部や上腕三頭筋を鍛えるトレーニング

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北野 優旗

レグールを開発しました北野です。骨盤を引き締めたり、O脚の歪みを整えたり、姿勢を矯正することができるレグールエクササイズ!もっと知りたいという方は、レグール公式サイトへQITANO開発LEGOOLレグール 記事:スタイルアップ レグール|LEGOOLR使い方、効果を開発者の北野が解説

バックプレス(バックショルダープレス)の効果的なやり方

バックプレス
back press

【概要】
別名

バックショルダープレス(back shoulder press)

ターゲット

メイン:三角筋、上腕三頭筋
サブ:僧帽筋

レベル

中級から上級

必要器具
  • バーベル
  • ベンチ台(インクラインベンチ)
  • グリップグローブ

バックプレスの基本的な方法と正しいフォーム・効果を高めるやり方のコツ・安全と注意事項・応用編(他の方法・初心者・女性でもできる方法)について詳しく解説していきます。

またバックプレスは別名バックショルダープレス(back shoulder press)とも言われ、本記事では名前を統一して、「バックプレス」で解説していきます。
SNSやブログ等で紹介してもらえるとうれしいです。

バックプレス(バックショルダープレス)

基本的な方法

 タップしてフィットネス動画を見る

後頭部にバーベルを下ろすバックプレス。
肩関節周辺の柔軟性を高めながら、三角筋や僧帽筋など背中の筋肉を鍛えるバックプレス。

姿勢
  1. 直立、または座った姿勢から両手でバーベルをオーバーグリップ(手の平が前)で持ち、首の後ろに構える。
方法
  1. 構えた体勢のまま両腕をゆっくり垂直に上へ、肩と肘が充分に伸びきる位置まで挙げていく。
  2. そのまま垂直に両腕をゆっくり下ろす。
  3. 1・2を繰り返す
回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。

ポイント
  • 下したときにバーベルを肩に乗せないようにしましょう。
  • 肘が伸びきるまで挙げないようにしましょう。
  • 背中の肩甲骨が上方回旋します。
効果
  • 胸や肩の柔軟性が高まる
  • 肩、背中、腕の筋力アップ
  • 肩甲骨の可動域が広がる
  • 姿勢が良くなる
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #三角筋 #上腕三頭筋 #僧帽筋

バックプレス(バックショルダープレス)とはバーベルを頭の後ろ、肩の上に乗せた姿勢から上げ下げすることで筋肉に負荷をかけるトレーニングです。
この「頭の後ろにバーベルを持っていく」点が最大の特徴となっています。

バーベルが視界に入らない状態で上げ下げさせる形となるため、正しい姿勢で適切なやり方で行っていくことがとても重要になるトレーニングでもあります。
また、重量設定も自分に合わせてしっかり行わないと途中でバランスを崩すなど危ない状況に陥ってしまうこともあるので注意したいところ。

高い負荷をかけることで優れたトレーニング効果が得られる方法ですが、一方であくまで「身の丈に合った」やり方で行っていく意識を持ちたいところです。

スタートポジション

バックプレス(バックショルダープレス)のポジション

バーベルを持ち上げたうえで頭の後ろに持っていき肩の上に乗せて安定させます。
この基本的なスタートポジションこそ、このバックプレス(バックショルダープレス)を正しく行っていくうえでの最大のポイントといってもよいでしょう。
バランスを保ちながら適切な筋肉の部位に負荷をかけることができるためにも、このスタートポジションにこだわりましょう。

なお、立った状態でも座った状態でも行うことができますが、初心者の方や重い重量設定でみっちりトレーニングしたい中級以上の方はインクラインベンチに腰掛けた状態で行うのがおすすめです。
インクラインベンチで角度を90度に設定したうえで背中を背もたれにピッタリとつけることで姿勢を安定させることができるからです。

このベンチを使用しない場合には背筋をしっかり伸ばしたうえでバーベルを頭の後ろに持っていくよう意識しましょう。

そしてバーベルを握る位置も重要です。上腕が床と水平になる位置でバーベルを持ち上げた時に肘が90度の角度で手の幅で握るようにしましょう。広げすぎても狭すぎてもNGです。

動作手順

バックプレス(バックショルダープレス)の動作手順

このスタートポジションからバーを上げ下げしていきます。バーベルを頭の後ろに持っていくため、首を少しだけ曲げて頭を前に持っていきます。

バランスを保つためにもつねに肘はバーベルの真下に位置するよう意識しましょう。
肘が前後になってしまうとバーベルの負荷が前後に傾いてしまい、体のバランスを崩してしまう恐れがあるからです。

動作においてもうひとつ注意したいのは、動作をはじめた段階でバーベルを肩に置かないようにすることです。
つまりバーベルを上げ下げする過程であまり下ろしすぎず、適度なところまで下ろしたら再び持ち上げる動作を繰り返すわけです。

バーベルを深く下ろしすぎてしまうと腕に力を入れるのが難しくなって重い重量を持ち上げるのが難しくなりますし、その姿勢から無理に持ち上げようとすると肩の関節を痛めてしまう恐れがあります。

さらにバーベルを持ち上げる際にも肘を完全に伸ばさず、少し曲げた状態で止めて下ろす動作へと移行していくようにしましょう。
この上げ下げの際の2つのポイントを踏まえておくことで、腕に力が入りやすい状態で常時筋肉に負荷をかけながらトレーニングを行うことができます。

呼吸

バックプレス(バックショルダープレス)の呼吸方法

持ち上げる際にバーベルを持ち上げる際に息を吸い、持ち上げる際に吐きます。ただ重い重量設定で行う場合、息を吸いながら持ち上げるのが難しい場合も出てきます。
その場合には動作の前に息を吸い込み、呼吸を止めた状態で持ち上げるようにしましょう。
なお、バーベルを下ろすときには重量に関わりなくしっかり呼吸を行います。

回数・セット数・重量

バーベルの重量

回数・セット数に関しては重量設定はもちろん、トレーニングの目的によっても若干の違いが出てきます。このバックプレス(バックショルダープレス)では筋肥大のほか、筋力そのもののアップ、さらにダイエットやシェイプアップの効果も見込めるからです。

筋肥大を目的に行う場合には12~15回くらいで限界がくるような重量設定で行うのが理想的です。

一方筋力アップ目的の場合にはより高い重量設定のもとで10回未満、8回くらいで限界が来るように行います。

逆にダイエット・シェイプアップの場合は20回以上連続して行えるくらいの重量設定が理想的です。セット数は3~4セットくらいです。

初心者の方や慣れていない場合は無理をせず、軽めの重さで設定したり、回数を少なくしてください。
正しいフォームを意識して徐々に慣れていくことが大切です。
慣れてきたら、以下のように「総負荷量」で筋肥大を目指しましょう。

ちなみにですが、私の場合ですとバックプレスは、以下のような総負荷量の回数でセットを組んでいます。

中級者以上の参考「総負荷量」
(回数・重量・セット数)
1セット 12RM
2セット 9RM
3セット 6RM
4セット 3RM
5セット 6RM
6セット 18RM

※「RM」とはRepetition Maximum(最大反復回数)の略語。
ある一定の重さに対し、何回反復できるかにより、自分の限界となる運動強度を判断する方法。

セット間のインターバル休憩時間については、こちらの記事も参考にしてください。

筋トレの頻度は週2を目安に行うことで筋肥大効果が得られます。

バックプレスの重量の目安

バックプレス(バックショルダープレス)の重量の目安(女性)

それぞれ、以下のレベルの人を対象して、重量の目安表を示します。

  • 初心者:1ヶ月以上トレーニングした人
  • 初級者:6ヶ月以上トレーニングした人
  • 中級者:2年以上トレーニングした人
  • 上級者:5年以上トレーニングした人
  • エリート:アスリート

なお、こちらのデータは海外のサイト「STRENGTH LEVELストレングス レベル (強度レベル)」を参照しました。また、こちらの数値は正しいフォームで1回だけ挙げられる最大重量(1RM)を示しています。
自分の体重とウェイトトレーニングの経験から、バックプレス重量の目安がわかります。

男性の体重別バックプレス基準(kg)

バーベルの重量にはバーの重量を含みます。通常は20kg /4.4lbです。

体 重 初心者 初級者 中級者 上級者 エリート
50 8 18 33 52 75
55 11 22 38 59 82
60 14 26 44 65 90
65 17 30 49 71 97
70 20 34 54 77 104
75 23 38 58 83 111
80 26 42 63 89 117
85 28 45 68 94 123
90 31 49 72 99 129
95 34 53 76 104 135
100 37 56 81 109 141
105 40 60 85 114 146
110 43 63 89 119 151
115 45 66 93 123 157
120 48 70 97 128 162
125 51 73 100 132 166
130 53 76 104 136 171
135 56 79 108 140 176
140 59 82 111 144 180
女性の体重別バックプレス基準(kg)

バーベルの重量にはバーの重量を含みます。通常は20kg /4.4lbです。

体 重 初心者 初級者 中級者 上級者 エリート
40 7 14 23 34 46
45 9 16 25 37 50
50 10 18 28 40 53
55 12 20 30 42 56
60 13 21 32 45 59
65 14 23 34 47 62
70 16 24 36 49 64
75 17 26 38 51 67
80 18 27 39 53 69
85 19 29 41 55 71
90 20 30 43 57 73
95 21 31 44 59 75
100 22 33 46 61 77
105 23 34 47 62 79
110 24 35 48 64 81
115 25 36 50 66 83
120 26 37 51 67 84

バックプレスの効果を高めるコツ

バックプレス(バックショルダープレス)の効果を高めるコツ

バックプレス(バックショルダープレス)は高い負荷をかけて筋肉の発達を促す優れた効果を備えたトレーニング方法です。しかし一方で正しい方法で行わないと効果が得られないどころか危険が生じる部分もあるため、コツと注意点の両方を踏まえておくことが欠かせません。

コツ①肩(肩甲骨)や肘の関節をうまく使う

バックプレス(バックショルダープレス)は肩(肩甲骨)や肘の関節をうまく使う

バーベルを上げ下げするトレーニングのため、どうしても筋肉だけでバーベルを持ち上げるイメージが強いですが、このトレーニングは関節をうまく使うことが非常に重要なポイントとなっています。
頭の後ろでバーベルを上げ下げするため、関節を柔軟に使わないとバランスを崩しやすいからです。

このトレーニングでは肩関節、肘関節、さらに肩甲骨をうまく使う必要があります。
肩関節は外に回す、肘関節はうまく伸ばす、そして肩甲骨は外に回す外転と上に持ち上げる上方回旋を意識するようにしましょう。

逆に言えば、これらの関節がうまく動かせない人は危険が多くなるのであまり向いていないとも言えます。
30代以上になると関節の動きがギクシャクしてくる面もありますから、筋力とは別のところで向き/不向きを判断することも重要です。

コツ②肩の使い方にも注意

肩を安定した状態でバーベルを上げ下げするようにしましょう。
よく見られるのはバーベルを持ち上げる際に肩をすくめてしまう例です。それによって筋肉への負荷が分散されてしまい十分な効果が得られない恐れがあります。

コツ③立って行うか座って行うか

バックプレス(バックショルダープレス)は立って行うか座って行うか

スタートポジションのところで少し触れましたが、立って行っても(スタンディング)座った状態でも行うことができます。
スタンディングの場合は適切な重量設定がより重要になってきます。

インクラインベンチが利用できる状況なら座ったほうがより安全に行うことができますが、利用できない状況ならスタンディングの方が姿勢を安定させやすいため、状況に合わせてバランスを維持しやすい方を選ぶようにしましょう。

ミリタリープレス(ショルダープレス)との違い

胸の前に下す通常のショルダープレス

胸の前に下す通常のショルダープレス

ミリタリープレス(ショルダープレス)はバーベルを頭の前で上げ下げします。
このバーベルの位置が違うだけで動作の際に負荷がかかる筋肉の部位に違いが出てきます。
バックプレス(ショルダーバックプレス)の場合、おもに肩の筋肉に負荷がかかる一方、ショルダープレスでは胸の筋肉を鍛えるのに適しています。

効果と発達する筋肉部位

バックプレス(バックショルダープレス)の効果と発達する筋肉部位

肩から上腕、背中にかけての筋肉の発達を促すことができます。
肩の部分にある三角筋、上腕にある上腕三頭筋、そして首から背中にかけての部分にある僧帽筋を強化するのに適したトレーニングです。その効果をチェックしてみましょう。

肥大化部位三角筋や上腕三頭筋が発達する

三角筋前部

三角筋、上腕三頭筋の機能について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考に読んでみてください。

効果①逆三角形のボディを目指せる!

バックプレス(バックショルダープレス)で逆三角形の背中を作る

筋トレでビルドアップを目指している人の多くが理想としている逆三角形のボディを目指すのに適しています。
肩、上腕、首、背中の筋肉を発達・増大させることができますから、効率よく逆三角形のボディを築いていくことができるのです。

効果②肩関節や肩甲骨の柔軟性を保てる

肩関節や肩甲骨の柔軟性を保てる

先程関節をうまく使うことが重要としましたが、うまく関節を使ってトレーニングを続けることで肩や腕の関節の柔軟性を保つことができます。
この部分の関節は他のトレーニングにおいてもよく使用されるため、柔軟性を保つことでトレーニング中の怪我のリスクを大幅に解消することができます。

また肩こり解消に役立つ点も現代人にとっては見逃せないでしょう。

応用編

バックプレスを応用したやり方もご紹介します。
三角筋や上腕三頭筋を違った角度で攻めたい方はぜひこちらのトレーニング種目も参考にしてみてください。

また、女性や初心者で筋力がない方でも行える鍛え方もあります。

応用①ミリタリープレス(オーバーヘッドプレス)(三角筋・上腕三頭筋・大胸筋上部

ミリタリープレスバーベルを使って行うトレーニングで、頭上にバーベルを挙上して三角筋、大胸筋、上腕三頭筋を鍛えることができます。
上半身の肩や胸など一度でたくさんの筋肉を鍛えられるメリットがあります。

ミリタリープレス

ミリタリープレス

姿勢
  1. バーベルを両腕でしっかりと握りますが、この際、肩幅よりもちょっと広めに開いて、肩辺りの高さで持ちます。
    また、肘を締めて、両手がしっかりと外側に開くようなイメージで行うのがポイントです。

    同時に、胸を張って、肩甲骨を寄せるイメージでポジションを取ると、狙った筋肉に効かせやすくなります。

方法
  1. 肩くらいの位置からゆっくりとバーベルを持ち上げて、頭の上まで来るようにします。
  2. ゆっくりとそのバーベルを下ろし、顎くらいの高さにします。
  3. これを繰り返してトレーニングをします。
  4. 上げる方向としては真上に持って行くのがポイントで、斜めに上げないように気を付けましょう。
回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。
慣れてきたら、「総負荷量」で筋肥大を目指しましょう。

ポイント
  • 肘を伸ばし切らないように持ち上げます。
  • 反動をつけず、ゆっくりの動作します。
  • 体幹を締めてバーベルを挙上しましょう。
効果
  • 三角筋・上腕三頭筋・大胸筋上部が発達します。
  • 肩幅が大きくなりたくましい上半身を作ります。
  • 逆三角形の男らしいカラダを作ります。
  • 肩を使うスポーツパフォーマンスの向上します。
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #三角筋 #上腕三頭筋 #大胸筋上部
詳細記事

応用②ダンベル ショルダープレス(上腕三頭筋・三角筋・大胸筋上部)

バーベルをダンベルに変えて行う方法。

ダンベル ショルダープレス

ダンベル ショルダープレス

姿勢
  1. 直立、もしくは座った体勢から両手にダンベルを持ち、体の横に肩の高さまで持ち上げて構える。
方法
  1. 構えた体勢のまま両腕を挙げていく。
  2. そのまま一秒程度キープしたのち垂直に両腕をゆっくり下ろす。
  3. 1 – 2を繰り返す。
回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。

ポイント
  • 座って行うことで体の反りやブレを起こさず、ショルダープレスが行えます。
  • バーベルと比べて、利き腕でない側の腕が弱いと力が入りにくかったり、バランス感覚が低いので、急な高重量負荷は気をつけましょう。
  • ダンベルを挙げた時に、肘は伸ばしきらないようにしましょう。
  • 素早く持ち上げて、ゆっくりと下ろしましょう。
  • ダンベルを挙上した際に、ガチンとぶつけ合わないように注意しましょう。
効果
  • 肩幅が広くなり、たくましい肩を作ることができる
  • 肩の筋力が高まる
  • 腕の筋力が高まり、筋肥大する
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #上腕三頭筋 #三角筋 #大胸筋上部
詳細記事

応用③ベンチプレス(大胸筋・上腕三頭筋・三角筋)

ベンチプレス(Bench press)は大胸筋や上腕三頭筋を鍛えるポピュラーな筋トレメソッドです。インクラインベンチプレスとは違って、ベンチ台をフラットな状態に戻して行うバーベルを用いたウエイトトレーニングです。主なメインターゲットは大胸筋。サブターゲットは三角筋前部、上腕三頭筋です。胸板を厚くしたいと思う方には、最適な筋トレですね。

ベンチプレス

ベンチプレス

姿勢
  1. ベンチはフラットの状態にセットする
  2. ベンチに仰向けに、背中と腰、頭を付ける
  3. バーベルを握る手の間隔は、基本的に肩幅よりやや広く持ち、下したときに肘が90度になるくらいに手幅を調整する。
方法
  1. ラックからバーベルを外し、ゆっくり胸へ下す。
    下すポイントは、大胸筋の中部を意識してゆっくり下す。
  2. 胸につくかつかないほどで止める
  3. フォームが崩れないように、天井へ垂直に持ち上げる。
  4. その後、ゆっくりとダンベルを下ろすのですが、肘の100~120度の角度をキープしたまま下ろすようにします。
  5. これを10回×3セット(初心者)
回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。

ポイント
  • 反動をつけたり、胸で押し返したりしないようにする。
  • 背中や腰を反らして行わない。
  • 手の幅が狭くなりすぎないようにする
    下した際に肘が90度に曲がるほどに手幅を調節する。
  • 肩甲骨を寄せるイメージ。
効果
  • 大胸筋全体が発達
  • 胸板が厚くなる
  • 大胸筋(上部)にピンポイント効く
  • 二の腕が太くなり、男らしい太い腕を作る
  • スーツが似合う上半身を作る
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大胸筋全体(中部) #三角筋(前部) #上腕三頭筋
詳細記事

応用④初心者や女性向けショルダープレス

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_IMG_3707)

姿勢
  1. ダンベルを準備し、椅子に座る
方法
  1. 肘を大きく曲げ、ダンベルを持った手を外へ向ける
  2. 顔を上に向けながらプッシュアップ
回数

10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 大胸筋だけでなく、肩甲骨周辺や肩の三角筋、上腕三頭筋のトレーニングにもなる
効果
  • 胸の上部を鍛えて垂れた胸を引き上げる
  • デコルテが筋肉でかっこよくなる
  • バストアップ
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #大胸筋上部 #小胸筋 #上腕三頭筋

おすすめの器具

バックプレスを行うにあたって以下の器具が必要です。
その中でも私が使ってよかったと実感している器具を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

バーベル

バーベルの重量

バーベルにはさまざまな種類がありますが、主に持ち手部分であるシャフトの形状が異なります。
まっすぐなタイプのストレートバー、湾曲したタイプのEZバー・Wバー、ほかにもトライセプスバー・キャンバードバーなど、重点的に鍛えたい筋肉によって使い分けます。

両端の円盤型の重りはプレートと呼ばれ、このプレートを変えることで重量を変更することが可能です。
「総負荷量」トレーニングにおいても重量負荷の増減は欠かせないため、ウエイトを変えることができるのは必須と言えます。

ダンベルとの違いは両手で扱うことができて、軌道が安定した筋力トレーニングを行うことができます。
高重量のトレーニングが可能であり、大きな筋肉を鍛えるのに適しています。

より本格的に鍛えたい方、筋肉肥大を目指したい方はぜひ手に入れておきたいアイテムです。

ベンチ台(インクラインベンチ)

可変式ベンチ台

インクラインベンチ(可変式)

ベンチ台ならインクラインベンチ(可変式)がおすすめです。
インクラインベンチはベンチ台の角度が自由に調節でき、さまざまなトレーニングに活かすことができるため便利です。

可変式ベンチ台の調整

可変式ベンチ台の調整

バックプレスのようにベンチを垂直にして姿勢を安定させることでもできますし、傾斜をつけた筋力トレーニングも行うことが可能です。

自宅ジムをする方には傾斜の調ができるインクラインベンチ(可変式ベンチ台)は、必須ですね。
インクラインベンチのおすすめも下記の記事で紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。

グリップグローブ

ダンベル使用の際はグリップグローブがおすすめ

バーベル使用の際はグリップグローブがおすすめ

トレーニング器具を使う際に、グローブの着用を推奨しています。
グリップグローブは器具との滑りを防止してくれるため、汗でバーベルを落としまったなどのケガの心配を軽減してくれます。安全に筋力トレーニングに励むためにとても重要です。
皮が硬くなったり、マメができることを防止し、手のひらや指を保護するためにもグリップグローブを着用しましょう。

また、グリップ力が高いグローブをつけることで、効果的に筋肉を鍛えることもできます。
余分な握力を使わず、狙った筋肉へピンポイントでトレーニングを行うことが可能だからです。

グリップグローブ

おすすめのグリップグローブ

安全性と機能性の両方から考えて、グリップグローブを使用することををおすすめします。
お手頃で丈夫なグリップグローブのおすすめも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

トレーニング後のケア

肩や腕のストレッチ

トレーニングとセットでストレッチケアも行いましょう。
疲労を残さず、筋肉の成長を促し、筋力トレーニングを長く続けていくために、などケアを行うことでたくさんのメリットが得られます。

ケア方法として、順番もポイントです。
基本的にマッサージを行ってから、ストレッチを行いましょう。筋肉がよりよくほぐれます。

筋力トレーニング後の筋肉は縮んだ状態です。
急に伸ばすよりも、手でマッサージをしたりフォームローラーを利用してほぐしてから、ストレッチでゆっくり伸ばす方が効果的です。

今回ご紹介したトレーニングは、主に【肩・腕】の筋肉です。
バックプレスをした後の三角筋、上腕三頭筋をしっかりケアしておきましょう。

腕のケア①上腕三頭筋の筋膜リリース!ローラーストレッチでほぐす

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_MVI_1076)

姿勢
  1. フォームローラーを準備
  2. 横向きに寝て二の腕にフォームローラーを挟む
方法
  1. フォームローラーを手で支えながらカラダをゆする
  2. 体全体をゆっくり転がしながら上腕三頭筋を筋膜リリース
回数

左右10回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • バランスを取る際は体幹に力を入れて、フォームローラーを転がすこと
  • 体幹トレーニングにもなる
効果
  • 二の腕のたるみ改善
  • 二の腕の筋疲労改善
  • 腕で押す力がアップ
  • 体幹トレーニング

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#上腕三頭筋

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北野 優旗

セルフでほぐすのにはグリッドフォームローラーがおすすめです!
カラダの部位に合わせていろいろな使い方ができて、気持ちいいです!

背中の筋膜リリース!ローラーストレッチで背骨の弾力性を高める

背中をほぐす筋膜リリース

グリッドフォームローラー本体・付属品

グリッドフォームローラー

使い方、特徴、機能性など、もっと詳しく商品を知りたい方は、下のページで紹介していますので、参考に読んでみてください↓↓↓

肩のケア②肩が軽くなるストレッチ

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#64)

姿勢
  1. 壁に背を向けて直立姿勢
  2. 右の烏口腕筋を伸ばしたい場合
    右手を壁に手を当てる
    右手の指先は上に、右肘は伸ばしたまま
方法
  1. 右肘を伸ばしたまま、ゆっくり膝を曲げて腰を落とす
  2. 三角筋前部から腕に張力を感じ、気持ちいいと感じるくらいしゃがむ
  3. 5秒ほど数えてしゃがむ
回数

5秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 急にしゃがむと急激に烏口腕筋が伸びすぎるため、ゆっくり腰を落とすように注意
  • 息を吐きながら行うと、効率的に柔軟性が高まる
効果
  • 肩のインナーマッスルの緊張がとれて、巻き肩の解消や猫背の改善
  • 肩の内転動作がスムーズに行えることで肩が軽くなる
  • ガチガチの肩解消やスポーツの腕を振る局面でハイパフォーマンスを発揮

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#三角筋 #上腕筋 #上腕二頭筋 #烏口腕筋 #大胸筋 #小胸筋

胸のケア③肩の筋肉・腕まで緩めるストレッチ

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#58)

姿勢
  1. 立ちながら、座りながらどちらの姿勢でも可能
方法
  1. 左の上腕三頭筋をストレッチする場合反対の右手で左肘を後頭部側を通してセットする
  2. ゆっくり、肘が下へ押し当てて伸ばす
  3. さらに腰を真横に倒し、脇腹~三角筋後部上腕三頭筋に張力を与えてストレッチする
回数

左右5回ずつ×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 体を横に倒す時は腰から曲げて行うようにしましょう
  • 動作は、ゆっくりと行い息を吐きながら行うとより効果的に柔軟性が高まります
効果
  • ガチガチの肩だけでなく腕のだるさも解消
  • 引き締まった二の腕にスタイルアップ
  • 肩甲骨のインナーマッスルと言われる小円筋大円筋三角筋後部もストレッチ
  • ピンポイントで上腕三頭筋をストレッチできる画期的な方法

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#上腕三頭筋 #三角筋後部 #前鋸筋 #広背筋 (#小円筋 #大円筋)

安全と注意事項

バックプレス(バックショルダープレス)の安全と注意事項

バックプレスは、すべてのレジスタンスエクササイズと同様に、効果と安全性のために正しいフォームとテクニックを必要とします。

次の安全と注意事項は、バックプレスを正しく行い、怪我のリスクを減らすのに役立ちます。

  • 初心者の方は、特に安全面を考慮して軽いバーベルから始めて、肩関節に不必要なストレスをかけないようにします。
  • 効果を得るために、肩を安定させてからバーベルの上げ下げを行います。肩関節は外に回す、肘関節はうまく伸ばす、そして肩甲骨は外に回す外転と上に持ち上げる上方回旋を意識します。
  • 姿勢を安定させるため、インクラインベンチを利用したトレーニングをおすすめします。
  • 動きを制御し、ゆっくりとバーベルを下げます。バーベルは下げすぎないように注意します。
  • ベンチ角度は最大45度までにしなければ、大胸筋ではなく、肩関節に負荷が来てしまいます。
  • バックプレス中に痛みや不快感を感じる場合は、運動を中止してください。 
  • 汗などで滑らないように、グリップグローブを使用することをおすすめします。
  • 戻す際に反動をつけないように気を付けましょう。

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北野 優旗

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北野 優旗

『QITANOカラダづくりラボ』運営 / 著書。1982年1月生。順天堂大学にてスポーツ健康学を学び、保健体育教員資格取得。中学・高校・大学では陸上競技で全国2位の実績。身体均整法を取得し、整体の実技、セルフケアトレーナーを取得。2007年 三豊市にきたの均整院を開業。2015年 美脚・骨盤エクササイズグッズ「スタイルアップレグール」を開発販売。当サイトはトレーナー、整体師としての経験を基にコンテンツ情報を配信しています。
執筆・運営者「北野 優旗」のプロフィールへ

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