ダンベルアップライトロウの効果的なやり方|肩の三角筋を鍛えるトレーニング

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北野 優旗

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ダンベルアップライトロウの効果的なやり方

ダンベルアップライトロウ
Dumbbell Upright Row

【概要】
別名

アップライトローイング(dumbbell upright rowing)

ターゲット

メイン:三角筋
サブ:僧帽筋、腹斜筋

レベル

初級から中級

必要器具
  • ダンベル

ダンベルアップライトロウの基本的な方法と正しいフォーム・効果を高めるやり方のコツ・安全と注意事項・応用編(他の方法・初心者・女性でもできる方法)について詳しく解説していきます。

またダンベルアップライトロウは、別名アップライトローイング(dumbbell upright rowing)とも言われ、本記事では名前を統一して、「ダンベルアップライトロウ」で解説していきます。
SNSやブログ等で紹介してもらえるとうれしいです。

ダンベルアップライトロウの基本的なやり方

基本的な方法

 タップしてフィットネス動画を見る

アップライトロウは、肩を鍛えるための筋肉トレーニングです。
道具を使用して行われることが多く、ダンベルを用いるアップライトロウは、一般的にダンベルアップライトロウと呼ばれています。

ダンベルアップライトロウを行うために必要なものはダンベル2本で、胸へ引き上げる動作が特徴で、肩の三角筋や僧帽筋を鍛えるのに適したウエイトトレーニングです。

ダンベルアップライトロウは、ダンベルがあれば自宅でもできるトレーニングです。

気軽にできるのがメリットですが、一方で、ちょっとしたやり方の違いで効果がアップしたり、逆に意味のないものになってしまったりします。

フォームと動作の正しいやり方をチェックしてみましょう。

スタートポジション

ダンベルアップライトロウのスタートポジション

スタートポジション

スタートポジションは立った状態で、両手を太ももの前辺りに置き、1本ずつダンベルを持ちます。
ダンベルの持ち方は、下から握る逆手ではなく、上から握る順手なので注意しないといけません。

手のひらを体に向けるようダンベルを上から握り、2つのダンベルを体と平行にした上で、ダンベルが横に並ぶように構えれば、準備は完了です。

動作手順

ダンベルアップライトロウの動作手順

動作手順

  1. 動き自体はかなりシンプルで、ダンベルをお互いに押し付けたまま、肘を上げダンベルを胸の辺りまで持ち上げたら、ダンベルをスタートポジションの位置に戻します。

呼吸

ウェイトトレーニングの基本通り、ダンベルアップライトロウの場合も、ダンベルを持ち上げる時に息を吐き、ダンベルを元の位置に下ろす時に息を吸えばOKです。

息を止めるのは、負荷がかかりやすいウェイトトレーニングではNGなので、最初のうちは呼吸を強く意識してトレーニングに臨んでください。

回数・セット数・重量

回数・セット数・重量

ダンベルを持ち上げ、下ろすまでを1回として、10回1セットのトレーニングを3セット行うのが基本です。
セット間のインターバルは1分ですが、最初のうちは1分より長めのインターバルを設定してもきつく感じるのが普通なので、正しいフォームを身につけるためにも、まずは軽めのダンベルから始めるのが無難です。

慣れていない場合は無理をせず、軽めの重さで設定したり、回数を少なくしてください。
正しいフォームを意識して徐々に慣れていくことが大切です。
慣れてきたら、以下のように「総負荷量」で筋肥大を目指しましょう。

ちなみにですが、私の場合ですとダンベルアップライトロウは、以下のような総負荷量の回数でセットを組んでいます。

中級者以上の参考「総負荷量」
(回数・重量・セット数)
1セット 12RM
2セット 9RM
3セット 6RM
4セット 3RM
5セット 6RM
6セット 18RM

※「RM」とはRepetition Maximum(最大反復回数)の略語。
ある一定の重さに対し、何回反復できるかにより、自分の限界となる運動強度を判断する方法。

セット間のインターバル休憩時間については、こちらの記事も参考にしてください。

筋トレの頻度は週2を目安に行うことで筋肥大効果が得られます。

ダンベルアップライトロウの重量の目安

ダンベルアップライトロウのダンベル重量の目安

それぞれ、以下のレベルの人を対象して、重量の目安表を示します。

  • 初心者:1ヶ月以上トレーニングした人
  • 初級者:6ヶ月以上トレーニングした人
  • 中級者:2年以上トレーニングした人
  • 上級者:5年以上トレーニングした人
  • エリート:アスリート

なお、こちらのデータは海外のサイト「STRENGTH LEVELストレングス レベル (強度レベル)」を参照しました。また、こちらの数値は正しいフォームで1回だけ挙げられる最大重量(1RM)を示しています。
自分の体重とウェイトトレーニングの経験から、ダンベルアップライトロウ重量の目安がわかります。

男性の体重別ダンベルアップライトロウ基準(kg)

男性の体重別ダンベルアップライトロウ基準(kg)

ダンベルの重量は1つのダンベル用で、バーの重量を含みます。通常は2 kg /4.4lbです。

体 重 初心者 初級者 中級者 上級者 エリート
50 1 5 13 26 41
55 2 7 16 29 45
60 2 8 18 32 48
65 3 10 20 35 52
70 4 11 22 37 55
75 5 12 24 40 59
80 6 14 26 43 62
85 7 15 28 45 65
90 8 17 30 48 68
95 9 18 32 50 70
100 10 20 34 52 73
105 11 21 36 54 76
110 12 22 38 57 78
115 13 24 39 59 81
120 13 25 41 61 83
125 14 26 43 63 86
130 15 28 44 65 88
135 16 29 46 67 90
140 17 30 47 68 92
女性の体重別ダンベルアップライトロウ基準(kg)

女性の体重別ダンベルアップライトロウ基準(kg)

ダンベルの重量は1つのダンベル用で、バーの重量を含みます。通常は2 kg /4.4lbです。

体 重 初心者 初級者 中級者 上級者 エリート
40 3 6 11 18 25
45 4 7 12 19 27
50 4 8 14 20 28
55 5 9 14 22 30
60 5 10 15 23 31
65 6 10 16 24 32
70 6 11 17 25 33
75 7 11 18 26 34
80 7 12 19 27 35
85 8 13 19 27 36
90 8 13 20 28 37
95 8 14 21 29 38
100 9 14 21 30 39
105 9 15 22 31 40
110 10 15 23 31 41
115 10 16 23 32 42
120 10 16 24 33 42

ダンベルアップライトロウの効果を高めるコツ

ダンベルアップライトロウの効果を高めるコツ

肩周りへ負荷をかける筋肉トレーニングの厄介なところとして、フォームを身につけるのが難しいトレーニングが多い点が挙げられます。

一方、ダンベルアップライトロウは比較的難易度が低い部類なので、肩のトレーニングの入門用として最適です。

もっとも、ダンベルアップライトロウも正しいフォームを身につけるのは簡単ではないので、筋肉に負荷を与えるためのコツを知っておくことは欠かせません。

コツ①ダンベルよりも肘を意識

ダンベルアップライトロウの効果を高めるコツ:肘を引き上げる

肘を引き上げる

効率よく筋肉に負荷を与える上で最も気をつけたいポイントが、背中を反らさないようにすることです。
背中を反らしてダンベルを持ち上げると、背中や腰などに負荷が分散してしまい、肩を効率的に鍛えられません。

最初のうちは感覚をつかむのが難しいかもしれませんが、ダンベルよりも肘を意識することが重要です。
ダンベルアップライトロウを行えば、結果的にダンベルが持ち上がりますが、重要なのは肘を持ち上げるという部分です。

ダンベルを持ち上げる運動ではなく、肘を高く上げる運動だと意識することが、効率的なトレーニングにつながります。

コツ②肩甲骨を寄せない

ダンベルアップライトロウの効果を高めるコツ:肩甲骨を寄せない

肩甲骨を寄せない

どちらかと言えば、バーベルを使用するアップライトロウで起こりやすい問題ですが、肩甲骨を寄せるようにするのも、肩の筋肉への負荷が落ちる要因です。

肩甲骨を寄せてウェイトを持ち上げた場合、背中にある僧帽筋にしか負荷がかかりません。
僧帽筋もアップライトロウのターゲットではあるものの、メインターゲットの三角筋に対する効果が落ちるので、肩甲骨を寄せないようにしたいところです。

ダンベルを使用する場合、重たいダンベルを選ぶと無意識のうちに肩甲骨を寄せる可能性が高まるので、無理なく持ち上げられる重さのダンベルを使用するのが大事です。

コツ③ダンベルを下ろす時も力を維持

ダンベルアップライトロウの効果を高めるコツ:ダンベルをゆっくり下す

他のウェイトトレーニングでも起こりやすい問題ですが、ダンベルを持ち上げる動きに集中した結果、元の位置に戻す動きで手を抜いてしまうことがあります。

ダンベルアップライトロウでも、ダンベルを元の位置に戻す際に力を抜いてしまうことは珍しくはありませんが、これは肉体的なトラブルにつながる恐れもあり、危険です。

また、ダンベルを元の位置に戻す際にも筋肉に負荷はかかっており、力を抜いて、ダンベルを落とすように元の位置に戻すと、せっかくの筋肉を鍛えるチャンスを逃すことになります。
ターゲットの筋肉を効率よく発達させるためには、力を維持しながらダンベルを元の位置に戻すことも大事です。

効果と発達する筋肉部位

ダンベルアップライトロウの効果と発達する筋肉部位

各種の筋肉の中でも鍛えにくい部類である、肩周りの筋肉の発達を促せるのが、ダンベルアップライトロウの魅力です。

ダンベルアップライトロウは、狙う筋肉がピンポイントで定まっているので、目的意識がはっきりしやすいです。

その効果をチェックしてみましょう。

肥大化部位三角筋や僧帽筋が発達する

三角筋前部

三角筋前部

ダンベルアップライトロウを行うことで、肩周りを覆っている三角筋さんかくきんと、首から背中にかけての広範囲に広がっている僧帽筋そうぼうきんに対してアプローチを行えます。

三角筋さんかくきんの機能について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考に読んでみてください。

効果①肩から背中にかけて大きく見せる

背中を効率よく鍛えるコツ

三角筋と僧帽筋にアプローチし、発達を促せば、肩から背中にかけて大きくすることができます。

見栄えをよくすることを目的とする場合、腹筋や上腕などを鍛える場合が多いものの、肩から背中にかけても、見栄えに大きく関係している重要な場所です。
筋肉が盛り上がった、たくましい姿を目指したい場合、ダンベルアップライトロウで三角筋や僧帽筋を鍛えるのが有効です。

効果②代謝アップ

女性の背中を強くしなやかにする

三角筋と僧帽筋は共に大きな筋肉なので、鍛えれば代謝を大きくアップさせることが可能です。

年齢を重ねて太りやすくなってきた、このような悩みを抱えているのであれば、ダイエット目的のため両者を鍛えるのも手です。

応用編

ダンベルアップライトロウを応用したやり方もご紹介します。
三角筋や僧帽筋を違った角度で攻めたい方はぜひこちらのトレーニング種目も参考にしてみてください。

また、女性や初心者で筋力がない方でも行える鍛え方もあります。

応用①バーベルアップライトロウ

アップライトロウ

姿勢
  1. バーベルを持つ
    バーベルを両手で正しい幅で握り、親指はバーベルの上側に位置させます。手の間隔は肩幅よりやや広めで握ります。
  2. 立ち姿勢
    背筋を伸ばし、膝をわずかに曲げた自然な姿勢を保ちます。腰は軽く前に傾けず、体幹を安定させます。
方法
  1. 肘を上げる
    肘をしっかりと曲げて、バーベルを胸の高さまで引き上げます。肘が水平になるように注意しましょう。
  2. バーベルを下げる
    ゆっくりと肘を曲げながら、バーベルを元の位置まで下げます。肘を曲げていく際に、肩を引き下げるように意識してください。
  3. 姿勢を保つ
    背筋を伸ばし、体幹を安定させたまま、バーベルを下げる動作を繰り返します。
回数

15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 肘の位置
    肘を水平に保つことが重要です。肘を上げすぎると、肩の負担が増える可能性があります。肘を正しく曲げて引き上げるようにしましょう。
  • 背筋を伸ばす
    常に背筋を伸ばし、姿勢を保つことが大切です。前かがみにならないように気を付けてください。
  • 重量とフォーム
    初めての場合は軽めの重量から始め、フォームに集中しましょう。フォームが安定してきたら、徐々に重量を増やしていくことができます。
  • 足の位置
    足は肩幅程度に開いて安定した姿勢を保つようにしましょう。足が広すぎるとバランスが崩れる可能性があります。
  • 呼吸
    引き上げる際に吸い、下げる際に吐くような呼吸を意識しましょう。正しい呼吸パターンはフォームの維持に役立ちます。
効果
  • 肩甲骨周りの筋肉を鍛える
    バーベルアップライトロウは、僧帽筋(トラップ)、僧帽筋中部、広背筋など、肩甲骨周りの筋肉を集中的に刺激します。
  • 姿勢改善
    姿勢を保つために重要な背中の筋肉を強化し、良い姿勢を維持するのに役立ちます。
  • 肩の安定性向上
    肩周りの筋肉を鍛えることで、肩の安定性が向上し、肩関節のケガ予防に寄与します。
  • 半身の筋力増強
    バーベルアップライトロウは、上腕部の筋肉を含む上半身の筋力を効果的に増強します。
  • 前腕の強化
    バーベルを握る際に前腕もしっかりと使用されるため、前腕の筋力も養われます。
  • マッスルアップライトネス
    マッスルアップライトネス(筋肉の質と量の向上)を促進し、スタイリッシュな外見を作り出すのに役立ちます。
  • 下半身の安定性
    バーベルを持ち上げる過程で下半身も安定させる必要があり、下半身の筋肉も働きます。
  • トータルボディワークアウト
    バーベルアップライトロウは複数の筋肉グループを同時に刺激するため、全身のトータルボディワークアウトとして取り入れることができます。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#三角筋 #僧帽筋

応用②ケーブルアップライトロウ

ケーブルアップライトロウ

姿勢
  1. 設定
    ケーブルマシンにアタッチメント(ロープまたはバー)を取り付けます。適切な重量を設定し、両手でアタッチメントを持ちます。
  2. 姿勢
    背筋を伸ばし、軽く膝を曲げて立ち、足は肩幅程度に開きます。上半身は前かがみにならず、自然な姿勢を保ちます。
方法
  1. アタッチメントを引き上げる
    両手でアタッチメントを持ち、肘を曲げずに胸の高さまで引き上げます。肘を水平に保ち、バーベルが体に近づくようにします。
  2. 上部で収縮
    アタッチメントを胸の高さまで引き上げたら、僧帽筋を強く収縮させる意識で一呼吸キープします。
  3. アタッチメントを下げる
    ゆっくりとアタッチメントを元の位置に戻します。肘を伸ばし、アームを完全に下ろすことに注意します。
回数

15回×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 肩の位置: 上げる際に肩を引き上げるのではなく、背中に力を入れてアタッチメントを引き上げるようにしましょう。肩が耳に寄り上がらないように気を付けます。
  • 肘の位置: 肘は水平に保ちます。肘が下がりすぎると、効果的な刺激が得られない可能性があります。
  • 姿勢: 前かがみにならず、背筋を伸ばして自然な姿勢を保ちます。体幹を安定させることが重要です。
  • 呼吸: 引き上げる際に吸い、下げる際に吐くような呼吸を意識しましょう。正しい呼吸パターンはフォームの維持に役立ちます。
  • 安全な重量: 初めての場合やフォームが安定しない場合は、軽めの重量から始めて徐々に増やしていきます。
  • 集中: アタッチメントを引き上げる際、僧帽筋に意識を集中させて収縮させることが重要です。
効果
  • 僧帽筋(トラップ)の強化
    ケーブルアップライトロウは特に僧帽筋の上部を重点的に刺激し、その発達を促進します。
  • 姿勢改善
    背中の筋肉を強化することで、良い姿勢を維持するのに役立ちます。特に上背部の筋肉を鍛えることで、前かがみの姿勢を改善する助けとなります。
  • 肩の安定性向上
    ケーブルアップライトロウは肩甲骨周りの筋肉を鍛えるため、肩の安定性と強さを向上させ、肩関節の安定性を高めます。
  • 上半身の筋力増強
    アップライトロウの動作は上半身全体の筋肉を刺激します。特に、僧帽筋の他にも広背筋や上腕三頭筋、前腕なども働きます。
  • 腹筋のアクティベーション
    姿勢を維持するために腹筋もアクティブになります。このエクササイズを行うことで、腹筋の強化にも寄与します。
  • ストレッチ効果
    アップライトロウの動作は背中の伸張を促すため、僧帽筋のストレッチ効果もあります。
  • バランスと協調性
    ケーブルを引き上げる際にバランスを保ちつつ、両手の動きを協調させる必要があります。これにより、体のバランス感覚と協調性が向上します。
  • トータルボディワークアウト
    ケーブルアップライトロウは複数の筋肉グループを同時に刺激するため、全身のトータルボディワークアウトとして取り入れることができます。

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#三角筋 #僧帽筋

応用③フェイスプル

バーベルを使用して行うフェイスプルです。
バーベルを掴んで顔の前で引き上げることで三角筋後部を鍛えます。

ダンベルフェイスプルの効果的なやり方

姿勢
  1. ダンベルの選定
    適切な重さのダンベルを選びます。初めての場合やフォームが安定しない場合は、軽めのダンベルから始めることをおすすめします。
  2. スタンス
    背筋を伸ばし、軽く膝を曲げて立ち、足は肩幅程度に開きます。上半身は前かがみにならず、自然な姿勢を保ちます。
  3. ダンベルを持つ
    ダンベルを両手で持ち、手のひらは自分を向いています。手の間隔は肩幅より少し広めに握ります。
方法
  1. アップライトロウの動作
    肘を高く上げながら、ダンベルを顔の近くまで引きます。肘は肩の高さよりも高く上げるようにします。
  2. 収縮
    ダンベルを引き絞るような感覚で肩甲骨を収縮させます。このポイントで上背部や僧帽筋の収縮を強く感じるはずです。
  3. ダンベルを戻す
    ゆっくりとダンベルを元の位置に戻します。肘を下げ、腕を完全に伸ばすことに注意します。
回数

10回×3セット (初心者向け)
中級者からは、総負荷量トレーニングで筋肥大を行います。

ポイント
  • 肘の位置
    肘を高く上げ、肩の高さよりも上に引くことが重要です。これにより、上背部や僧帽筋の収縮を強調できます。
  • 背筋の伸展
    引く際に背筋を伸ばしたままにし、前かがみにならないように気を付けます。
  • 収縮
    ダンベルを引き絞る際に、肩甲骨周りの筋肉を強く収縮させることがポイントです。この収縮がエクササイズの効果を高めます。
  • 呼吸
    引き上げる際に吸い込み、下げる際に吐き出すような正しい呼吸パターンを保ちます。
  • 安定性
    上半身を安定させるため、腹筋を引き締めることを忘れずに行います。
  • 軽めの重量からスタート
    初めての場合やフォームが安定しない場合は、軽めのダンベルから始めて徐々に増やしていきます。
効果
  • 上背部の筋力強化
    ダンベルフェイスプルは上背部の筋肉を重点的に刺激し、発達させる効果があります。
  • 僧帽筋(トラップ)の強化
    僧帽筋の上部を特にターゲットとして鍛えることができます。肩甲骨周りの筋肉のバランスを改善します。
  • 姿勢改善
    背中の筋肉を強化することで、姿勢を改善し、前かがみの姿勢を防ぐ助けとなります。
  • 肩の安定性向上
    ダンベルフェイスプルは肩甲骨周りの筋肉を鍛えるため、肩の安定性を高め、肩関節の健康をサポートします。
  • 腕の筋力強化
    アップライトロウの動作により上腕部の筋肉も働きます。特に前腕や上腕三頭筋に刺激を与えます。
  • バランスと協調性
    ダンベルを引き上げる際にバランスを保ちつつ、両手の動きを協調させる必要があります。体のバランス感覚と協調性が向上します。
  • 腹筋のアクティベーション
    姿勢を維持するために腹筋もアクティブになります。腹筋の強化に寄与します。
  • トータルボディワークアウト
    ダンベルフェイスプルは上半身の複数の筋肉グループを同時に刺激するため、全身のトータルボディワークアウトとして取り入れることができます。
  • 当エクササイズ効果のある筋肉各種
    #三角筋後部 #広背筋 #僧帽筋
詳細記事

応用④初心者や女性向けサイドレイズ

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#R_IMG_3732)

姿勢
  1. ダンベル(1kg)を両手に持って直立姿勢
方法
  1. ダンベルを持った腕を真横から引き上げる
  2. 肘が曲がらないように、伸ばしたまま肩の高さまで上げる
回数

10秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 肩の高さまで持ち上がる重さで行いましょう
  • 体がぶれないように正しいフォームを心がけましょう。
効果
  • 肩の三角筋を鍛えて強くする
  • 肩幅を作る
  • 肩の力を強化する
  • 上半身ダイエット

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#三角筋

詳細記事

おすすめの器具

ダンベルアップライトロウを行うにあたって以下の器具が必要です。
その中でも私が使ってよかったと実感している器具を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ダンベルアップライトロウで必要な器具

ダンベル

固定式ダンベル

固定式ダンベル

ダンベルは、重さが固定式のダンベル可変式ダンベルがあります。
私が使用しているのは、可変式ダンベルです。

ダンベルアップライトロウは、ダンベルベンチプレスより軽い重量で筋トレすることになります。
また部位や方法によって重さが変わり、複数の重さが必要になります。

「総負荷量」トレーニングにおいても重量負荷の増減は欠かせません。

そこで便利なのが可変式ダンベルです。

可変式ダンベル

可変式ダンベル

可変式のダンベルは簡単に重さを調節でき、複数のダンベルを置く必要がないので省スペース省コストです。
自宅ジムをする方にはおすすめのダンベル器具です。

可変式ダンベルのおすすめも下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

グリップグローブ

ダンベル使用の際はグリップグローブがおすすめ

ダンベル使用の際はグリップグローブがおすすめ

器具を使う際に、グローブの着用を推奨しています。
グリップグローブは器具との滑りを防止してくれるため、安全に筋トレに励むことができます。

また、グリップ力が高いグローブをつけることで、余分な握力を使わず、狙った筋肉へトレーニングすることができます。

そして、何より手の平を守ってくれます。
グリップグローブを使わずに、筋トレや鉄棒などを行っていると、マメが出来たり、指や手の平の皮が硬くなってしまいます。

グリップグローブ

おすすめのグリップグローブ

安全性と機能性を考えてグリップグローブを使用した筋トレをおすすめします。
お手頃で丈夫なグリップグローブのおすすめも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

トレーニング後のケア

背中ストレッチ

トレーニング後のストレッチケアも大切です。
疲労を残さないことが、長く続けられる秘訣です。

ケア方法として、マッサージとストレッチの順番もポイントです。
基本的にマッサージを行ってから、ストレッチをした方が筋肉はほぐれます。

急に筋トレで縮んだ筋肉を伸ばすより、一旦、手でマッサージをしたりフォームローラーを利用してほぐしてから、ゆっくりストレッチで伸ばしていきましょう。

今回ご紹介したトレーニングは、主に【肩、背中】の筋肉です。
ダンベルアップライトロウをした後の三角筋や僧帽筋をしっかりケアしておきましょう。

背中のケア①ローラーで背中の筋膜リリース!

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#Q_IMG_3570)

姿勢
  1. 背中にフォームローラーをはさみ仰向け姿勢
方法
  1. 両手を頭の後ろで手を組む
  2. 背中のフォームローラーを転がし凝りをほぐす
回数

5往復×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 極力チカラを抜き、息を吐きながら行うことでほぐれる効率が高まる
効果
  • 丸まった背中を正しい姿勢に改善
  • 背中の疲れ解消
  • 背骨の弾力を作る
  • 脊髄反射作用を高める

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#最長筋

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北野 優旗

セルフでほぐすのにはグリッドフォームローラーがおすすめです!
カラダの部位に合わせていろいろな使い方ができて、気持ちいいです!

背中の筋膜リリース!ローラーストレッチで背骨の弾力性を高める

背中をほぐす筋膜リリース

グリッドフォームローラー本体・付属品

グリッドフォームローラー

使い方、特徴、機能性など、もっと詳しく商品を知りたい方は、下のページで紹介していますので、参考に読んでみてください↓↓↓

肩のケア②座りながら肩伸ばし

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#108)

姿勢
  1. 床に体育座り姿勢
方法
  1. 後方に両手を付く
  2. 肘は伸ばしたまま、お尻を前に移動させる
  3. 肩の前(三角筋前部)に伸びている感覚があればOK
回数 15秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)
ポイント
  • お尻を前に移動する際はゆっくりと移動して、イタ気持ちいい程度で止めて伸ばしましょう
  • 肘が曲がらないように意識しましょう
効果
  • 肩の前面が伸びてほぐれる
  • 胸がほぐれる
  • 肋骨の開く可動域が広がる
  • 肩の血行促進
  • 肩の柔軟性が高まる

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#大胸筋 #小胸筋 #上腕筋 #上腕二頭筋 #三角筋(前部)

背中のケア③丸めながら僧帽筋のストレッチ

【消音】 タップしてフィットネス動画を見る (#38)

姿勢
  1. 直立姿勢でも座位でも、どちらでもOK
方法
  1. 両手を組み、前方へ上げる
    しっかりと肘を伸ばすこと
  2. 背中を丸めて背中の筋肉(主に広背筋菱形筋僧帽筋)を伸ばす
  3. 息を吐きながら、背中の伸びを感じましょう
回数

30秒×2セット(セットの間隔は1分程あけましょう)

ポイント
  • 顔を前に倒すと背中も伸びやすくなります。
  • 手(腕を)前に出すイメージで行います。
効果
  • 肩甲骨周りの筋肉群を一斉にストレッチし、血行改善
  • 背中の血行促進
  • 背中の贅肉ダイエットに効果的
  • デスクワークの肩や首の疲れに最適
  • 筋トレやエクササイズ後のストレッチケア

当ストレッチ効果のある筋肉各種
#僧帽筋、#広背筋 #菱形筋 #肩甲挙筋 #起立筋 #肩甲骨関節

安全と注意事項

ウエイトトレーニングの安全と注意事項

ダンベルアップライトロウは、すべてのレジスタンスエクササイズと同様に、効果と安全性のために正しいフォームとテクニックを必要とします。

次の安全と注意事項は、ダンベルアップライトロウを正しく行い、怪我のリスクを減らすのに役立ちます。

  • 適切な重量の選択
    ダンベルアップライトロウでは、トレーニングレベルに応じて適切なダンベルの重量を選ぶことが重要です。重すぎる場合はフォームが崩れ、肩に無理な負荷がかかる可能性があります。
  • 正しいフォームの確保
    肩の怪我を防ぐために、正しいフォームを保つことが重要です。背筋をまっすぐ伸ばし、肩甲骨を引き寄せるように心がけましょう。
  • グリップの幅
    ダンベルの持ち方によって効果が変わります。広めのグリップを使うと、上部広背筋に対する刺激が強まります。狭いグリップは前中脳を強調します。バリエーションを試してみて、自分に合ったグリップ幅を見つけましょう。
  • 肘の位置
    ダンベルアップライトロウでは、肘が高く上がるようにすることで、肩甲骨周りの筋肉に効果的な刺激を与えます。肘が下がりすぎないよう注意しましょう。
  • 動作の範囲
    ロウの際には肩を上下させる動作を行いますが、過度に肩を引き上げすぎることを避けましょう。肩が緊張した状態を保ちつつ、コントロールした動作を心がけます。
  • 呼吸法のコントロール
    呼吸をコントロールすることでフォームをサポートします。ダンベルを引き上げる際に息を吸い込み、下ろす際に息を吐くリズムを保ちましょう。
  • 胸の開き
    胸を開いた状態で行うことで、肩の可動域が広がります。肩甲骨を引き寄せることで、胸を開き、フォームを安定させるようにしましょう。
  • 腰の安定性
    ダンベルアップライトロウを行う際には、腰をくねらせず、コアを緊張させて腰の安定性を保ちましょう。腰の負荷を軽減するためにも注意が必要です。
  • セットとレップ数の調整
    セット数とレップ数は個人の目標やトレーニングプランによって異なりますが、一般的には3~4セットで8~12回程度行うことが多いです。適切な負荷で、フォームを崩さずに行える範囲で調整しましょう。
  • ウォームアップとストレッチ
    肩や上背部をウォームアップしてからトレーニングを行うことで、怪我のリスクを軽減します。トレーニング後には、ストレッチやクールダウンを行って筋肉の緊張を緩和しましょう。

よくある質問

ダンベルアップライトロウのよくある質問

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質問

ロウの際、肘をどれくらい高く上げるべきですか?

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北野 優旗

肘の高さは個人差がありますが、一般的には肩の高さよりも少し高い位置まで上げることが目安です。肘を高く上げることで、上部広背筋により強い収縮をもたらすことができます。


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質問

ダンベルアップライトロウの際、ダンベルをどのように持つべきですか?

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北野 優旗

ダンベルは、プラットフォームのようなものに置かれ、指をダンベルの穴に通すように持ちます。指を入れる際には、グリップがしっかりと固定されるように調整しましょう。


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質問

ダンベルアップライトロウを行う際、立位のポジションはどのようにすればいいですか?

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北野 優旗

立位のポジションでは、足は肩幅程度に開き、背筋をまっすぐ伸ばします。胸を開いて姿勢を正しく保ち、腹筋を緊張させてコアの安定性を確保しましょう。


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質問

ダンベルアップライトロウを他のエクササイズと組み合わせることはできますか?

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北野 優旗

もちろんです。ダンベルアップライトロウを他のトラップや上半身のエクササイズと組み合わせることで、トレーニングのバラエティを増やし、筋肉への刺激をさらに高めることができます。


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質問

ダンベルアップライトロウの代わりにバーベルアップライトロウはできますか?

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北野 優旗

はい、もちろん可能です。バーベルアップライトロウは、ダンベルアップライトロウと同様に上部広背筋をターゲットにします。バーベルを使うことで、両手での持ちやすさやバランスを調整しやすさが異なります。


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質問

ダンベルアップライトロウを行う際、どのくらいのセットとレップ数が適切ですか?

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北野 優旗

一般的な目安として、3~4セットで8~12回程度のレップを行うことが一般的です。トレーニングの目的や自身のトレーニングレベルに合わせて、セットとレップ数を調整しましょう。

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北野 優旗

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北野 優旗

『QITANOカラダづくりラボ』運営 / 著書。1982年1月生。順天堂大学にてスポーツ健康学を学び、保健体育教員資格取得。中学・高校・大学では陸上競技で全国2位の実績。身体均整法を取得し、整体の実技、セルフケアトレーナーを取得。2007年 三豊市にきたの均整院を開業。2015年 美脚・骨盤エクササイズグッズ「スタイルアップレグール」を開発販売。当サイトはトレーナー、整体師としての経験を基にコンテンツ情報を配信しています。
執筆・運営者「北野 優旗」のプロフィールへ

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